欲張り群馬、榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング ~前編

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私の中で、「ビーナスライン」と並ぶお気に入りのツーリングルートの一つに「志賀草津道路」があります。
ビーナスラインは今年の7月に走ってきましたが、志賀草津道路は昨年の9月と一昨年の10月以来、走っていません。
出来ればもう少し前の時期に行きたかったのですが、仕事の都合で平日に休みが取れたのがこの日となりました。
どうせ走るなら、志賀草津道路に合わせて、このエリアのお気に入りツーリング・ルートをすべて廻ってしまおうと計画しました。

主なルートとしては、関越の駒寄PAで降りて榛名へ、そこから二度上峠、北軽井沢を越えて嬬恋方面に抜けます。
その後つまごいパノラマラインを走り、草津から志賀草津道路を満喫。
さらに万座ハイウェイ、鬼押しハイウェイと抜けて碓氷軽井沢ICから上信越道、関越道と廻るコースです。

  関越道、駒寄PAから西に進み伊香保、榛名へ、
  そのまま鳥居峠手間から北上、つまごいパノラマラインを北東へ、
  北上して草津から、志賀草津道路を西へ進みます。
  その後、ずっと南下して、万座ハイウェイ、鬼押しハイウェイで
  軽井沢まで、さらに南下して碓氷軽井沢ICで上信越道に乗りました。

全ルートで450kmほどあるので今回もルートチェックを兼ねて行程表を作成し、時間配分を検討しました。
休憩含めて12時間弱のツーリングです。
前の晩にナビのセットもやっておきます。
今回はいろんなルートを一筆書きのように廻るので、要所要所のポイントを登録しておかないと、思ったようなルートを示してくれません。
経由地点を大体15箇所くらい登録して、やっと思い通りのルートを表示するようになりました。

今回はもう一つ、新しく手に入れたGPSコンピュータ・ロガー、i-gotU GT-800proのテストも兼ねています。
走りながら表示が見られるように付属のリストバンドで腕にはめていきます。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

比較するために、いつものGT-600も、ツアーパックの中に入れてこちらでもログを取るようにしています。
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出発はいつものように朝の渋滞を避けるためと、出来るだけ現地でゆっくり廻れるように早朝出発です。
4時半に起きて出発準備です。
今回は、夏風邪気味の妻は留守番なのでソロツーリングになります。

この時期の山岳ツーリングで困るのがウェアですね。
山の上では最高気温も20度を下回る予想の一方、帰りの高速では30度越え必須です。
スタート時は春~秋のメッシュウェアの下にTシャツ、下は厚めのジーンズにヒザから下を保護する革のガードです。
念のために冬用ウェアのインナーとメッシュ革ジャケットも持って行きましたが、結局使わずに済んでしまいました。
ウェア系で忘れていけないのは、高速道路や長距離でもあるので、ヒットエアー・エアバッッグベストです。
カッコは良さより安全なツーリングを優先しますい、もう慣れてしまっているので着ていても重さも動きも気にならなくなりました。

この時期の日の出は5時半前なので、高速の上の朝日はまだ地平線の近くです。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

朝の関越自動車道も仕事の車がかなり多いですね。
バイクは、数台といったところでした。
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関越道の上里SAで一回目の休憩です。
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スポスタ乗りの方もツーリングで来ていました。
ETCを装備しているので駒寄PAを6時半過ぎに「スマートIC」を利用して降ります。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

この駒寄PAは練馬ICから100km以内なので、通勤割引の50%割引の適用にもなるのでお得です。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

駒寄ICを出てからは県道15号線「上毛三山パノラマ街道」で伊香保の温泉地に向かいます。
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もう田んぼは稲刈りまで間近ですね。

7時少し前の温泉街は、浴衣姿のオジサン達が朝食前の散歩でしょうか、あるいているのを見掛けました。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

県道33号線で榛名山を目指します。

途中の高根展望台でいつも伊香保の温泉街を眺めるのですが、今日は煙ってしまってみえませんねぇ。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名湖直前の最後のストレートはツーリングコースとしても有名ですね。
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メロディ道路になっているので、自動車だと時速50kmで走ると音楽が聞こえるようですが、バイクだとジェットヘルでも音楽にならないですね。

榛名湖畔で水分補給休憩です。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

オンオフ3台ほどのツーリンググループが来ていました。

榛名湖からは南西に延びる県道33号線を進みます。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

この道はそう広くはない林間コースですが、通行量も少なく走りやすいです。
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そんな道ですから、ココでニホンカモシカが道ばたの林の中から顔を出しているのに出くわしました。
写真に撮れなかったのが残念です。

そのまま行くと国道406号線、草津街道にぶつかりますのでここを右折してしばらく市街地を走ります。
倉渕の分岐点を左方向に進み、県道54号線に入ります。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

この道も途中から山道を登るコースとなり、二度上峠につながります。

8時少し前、標高1390mの二度上峠に到着です。
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天気が良ければこの先から浅間山が見えるのですが、ここも煙っているため視界が悪かったです。
今日のツーリングはどうなんでしょうか。

この後はゴルフ場の横の林間を走って下りきると、国道146号線「日本ロマンチック街道」の北軽井沢の交差点にぶつかります。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

ここを直進すると今度は県道235号線になり軽井沢の別荘地の中を通り、しばらく進むと「鬼押しハイウェイ」とクロスします。
この「鬼押しハイウェイ」は帰りにも同じところを交差して通ります。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

この道はいずれ国道144号線、長野街道とぶつかります。
草津方面はここで右折した方が近いのですが、今回は「つまごいパノラマライン」を走るので、ここを左折します。
右手奥に田代湖があるところを過ぎ、しばらくすすんだところに「→つまごいパノラマライン」の標識を右折します。
なぜここの道を走りたいかというと、北海道を思わせるような広々としたゆるやかな斜面いっぱいに、キャベツ畑が広がっている中を走れるからです。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

走ってみるとちょっぴり残念でした。。。というのもちょうど少し前の時期からキャベツの取り入れ時期にあたり、一部の畑にはもうあの青々とした景色はなく、畑の土がむき出しになっていたからです。

でももう一つ、ここには有名なスポットがあります。
それがココ、「愛妻の丘」です。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ、「キャベチュー」の場所です。。(笑;
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8時40分前到着です。
農道横の小高い丘の上に、叫び台と鐘があります。
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左手に見えるのが田代湖で、その向こうに浅間山が見える(はず)です。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

その浅間山に向かって夫が妻に叫ぶそうです。
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私が行った時には三人連れのライダーが来ていましたが、叫んではいなかったようです。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

キャベツの取り入れ作業も佳境を迎えているようで、農道にはトラクターやキャベツを運ぶ大型トラックがひっきりなしに往来していました。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

そのため、この時期走る際は路上のドロハネに注意が必要です。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

時期的にはもう少し前、刈り入れ前の方が青い畑の中を気持ちよく走れるようです。

再びパノラマラインを走っていると、「バラギ湖」というのが目に付きました。
行程表より30分以上ペースが早いようなので、ちょっと寄り道してみることにしました。
バラギ湖は、キャンプ場やわかさぎなどのフィッシングスポットのようで、特に観光地化されている訳ではないようです。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

この後、パノラマラインに戻るルートがナビでは表示されませんが、地図には道があるようなのでこのまま進みます。
舗装はされていますが、キャベツ畑の作業関係のクルマしか通っていないようです。
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出荷用のオープンスペースの脇を、申し訳なさそうに進みますが、あきらかに場違いです。
これ以上は、トラクターしか通らない一車線になりそうなので、もと来た道を引き返します。
バラギ湖は、ツーリングだけの目的ならスルーした方がよかったスポットでした。

天気は相変わらず雲が多いのですが、少しづつ青空がのぞいている場所が増えてきたようです。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

つまごいパノラマラインは途中、「万座ハイウェイ」と立体交差します。
この「万座ハイウェイ」もまた、帰りに通るルートです。
相互に行き来は出来ないというのはあらかじめ分かっていたので、今回のルート設定にしました。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

こんなずっと続く直線路もプチ北海道のようですね。
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パノラマラインとぶつかった県道59号線を左折ししばらく進むと、今度は国道292号線「日本ロマンチック街道」とぶつかるのでここを左折すれば、草津市街はもうすぐです。

9時40分、道の駅草津運動公園に到着しました。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

青空もだいぶ広がってきました。
でも安心は出来ません。
草津市街は晴れていても、上の方はガスっている事も多いのです。
観光案内の女性スタッフの方に訊ねると、しばらくパソコンで調べてくれて「上の方も晴れているようですよ」とウレシイ返事でした。

山の方へ登っていく前に、草津のガソリンスタンドで「ハイオク満タン!」しておきます。
そして気分よく志賀草津道路を登っていきます。
ところどころ、まわりの緑に赤や黄色の葉っぱが目立っています。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

もう少しすると紅葉シーズンが始まるのでしょう。

平日ですが、クルマが結構つながっていますね。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

これが週末やシルバーウイークの三連休だとどうなってしまうんでしょう。
先頭を行くクルマがのんびり系だと、少し待って自分のペースで登った方が気分的にいいですね。

ところで、雲、多いですよね。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

「上の方も晴れているようですよ」じゃなかったんですかね、おねえさん!
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

風の吹いているようなので、ガスもところどころで晴れてきてはいるんです。

白根の湯釜と弓池にも、もう何度も行っていますので停まらずにスルーします。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

登っていく方も大勢いましたね。

ところが、10時半も過ぎた頃、上空の雲が取れて青空がいっぱいに広がって来ました!
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

そうなるともう最高の天気、気分です!
普段撮らない、こんな位置からも撮影してみました。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

10時40分、さらに登っていくと「日本国道最高地点 標高2172m」の渋峠の石碑があります。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

この前にバイクを置いて記念撮影するのは、ツーリングライダーのお約束ですね。
でも後ろ真っ白!
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

さっきは「晴れましたぁ!」と書いたのに、もうガスが出てきました。
バイクを移動した後で、ちょっとだけ晴れ間が! オイオイ!
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

この辺りは標高も高いせいで気温も17度と過ごしやすいですね。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

でも持ってきたインナーやパンチングレザージャケットを着るほど寒くはなかったです。

さて、せっかく「日本国道最高地点」を通過したので、記念の証明書を発行してもらいます。
(といっても、ここにはもう何十回も来てるんですけど、もらうのは今回が初めてなんです)

渋峠の石碑の少し先に行くと、群馬県と長野県の県境に立つ有名な渋峠ホテルがあります。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

ここの売店で「証明書」を100円で発行してくれます。
5種類の絵柄の中から好きな番号を言うと、日付けと時刻、連番の入ったスタンプが押された「日本国道最高地点到達証明」というものをくれます。
榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

榛名・嬬恋・志賀草津・万座軽井沢ツーリング

ちょっと気分がいいですね。

さて、ここからもう少しだけ先に進んだら、戻って次なるルートへ向かいます。
と、そのあたりは「後編」の方にアップします。

コメント

  1. 初心者ぁ さん へ、
    私のブログを見ていただいたんですね。
    ありがとございます。
    お役に立てたようでよかったです。

    お問い合わせの、GPSロガーのデータ(ルート)を
    Google Mapsに表示させる方法ですが、
    いくつか方法はあると思いますが、
    私はネットから入手出来る「轍」というフリーソフトを
    使わせていただいています。
    ルート表示、写真のポイント化だけでなく、
    データの減量化、デジカメ内蔵時計のズレによる補正も出来ます。
    詳しい使い方は、この「轍」の作者の方のサイトか、
    私のブログの、コチラ↓をご覧ください。
    http://biketoshumi.chips.jp/wp/wpcontent/2010/07/gps_1.html

    この轍で出来る、●●.htmlというhtmlとフォルダーを
    友人に渡せば見る事が出来ますし、
    ブログやwebサイトを運営されていらっしゃるのなら、
    そこにアップすれば大勢の方に公開出来ます。

    また、Google Mapsでなく、
    Google Earth にルートだけを表示させるのならもっと簡単で、
    i-gotUに付属ソフトの@tripで、データを●●,kmz形式に変換してやれば
    パソコン上で起動したGoogle Earth の地球儀の上に
    先ほどのkmzファイルをドラッグしてやれば自動的に表示されます。
    Google Earthなら山の起伏も表現出来ますので、
    GPSロガーのルートもその起伏に沿った形で表示出来ます。

    こんな感じでやっています。
    もしまだわからないようでしたら、ご連絡ください。
    (出来ればコチラのブログは表示が重いので、
    私の新しいサイト、「ハーレーと趣味に生きるNEXT」
    http://greenleaf.ddo.jp/wp/
    の適当な記事にコメントをお寄せください。

  2. 先日 i-gotU GT-800pro を 購入し、ほとんどこちらのブログで把握させて頂きました。 とても助かりました!

    ひとつどうしても知りたいことがあります。

    【実際に走ってきたルートを示しておきます】のGoogle Mapの表示はどのようにすればいいのですか? 友人に ルートと写真を見せたい場合、その方法はありますか?
    いろいろ調べましたがどうしてもわからなかったので、ご教授いただければ幸いです。

    宜しくお願い致します。

  3. ichirou さんへ、
    雲海って好きです。
    志賀草津道路やビーナスラインは
    高度も高く、見晴らしもいいので
    走っていて気分がいいですよね。
    確かに空の青さが違います。
    コンデジでもきれいな色に写ってます。

  4. 雲の上を走ってる感じって良いですよね~
    青空も下界で見る色と違う気がします。

  5. 弾正 さんへ、
    「日頃の行い」というよりは、
    ウチからだと日帰りコースなので、
    前日の天気予報でギリギリ前日に、
    決行、中止が決められるため、
    天気の良さそうな日を選べるだけです。
    私も何度かこのコースでガスで
    景色が見えなかった事がありました。
    発生率は高いみたいですね。

    naka さんへ、
    やはり濃霧でしたか!
    視界1mでは怖すぎます。
    この日はこれ以降、ずっと晴れのいい天気でした。
    やはりツーリングは天気で
    気分が大きく左右されますね。

    ヤス さんへ、
    実は私も、昔父親が佐久に単身赴任していたので
    原付やバイクで何度か行った事があります。
    その頃から長野県は割と走りやすくて
    好きな「県」でした。
    信州ツーリング、ぜひ実行してみてください。

  6. 小諸・・佐久 聞きなれた名前が出と来ると
    何か近く感じちゃいますがwww
    実際は ちょと遠い(笑)
    地図見てると行けそうな 自分がいます、
    ツーお疲れ様でした。

  7. 信州ツーリングお疲れ様です。
    私も7月信州ハーレー組30台とその辺を走ってきました。
    志賀高原は濃霧で視界1m弱で怖かったです、やはり青空がいいよね。

  8. 日頃の行いの差ですか、羨ましいくらいの天気ですね。

    ここ最近の天候を考えるとそれだけ晴れれば充分じゃないですか。

    同じような道を通りましたけど、ほぼガスっていて視界なかったですし…。

    やっぱり信州いいですね。

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