関西出張に行った際、全面改装した阪急うめだ本店に行ってみました。
7年を掛けた改装で、売り場面積が3割増え、10月25日の部分開業からの一ヶ月で入館者は前年の二倍以上の400万人だとか。
たしかに各カテゴリーの品揃えを今風のブランドで固めたお店でした。
もともと私のイメージする「デパート」「百貨店」とはその名前のとおり「百貨=いろんなモノ」があるお店というものです。
東京山の手の北側に住んでいた子供の頃は、池袋や日本橋の百貨店に行くのが小さい頃の「ハレ」の日のイベントでした。
百貨店の主な構成は、
1、2階:婦人服、婦人雑貨
3階 : 紳士服、雑貨
4階 : 家庭用品
5階 : 家具、インテリア
6階 : おもちゃ、文房具
7階 : お好み食堂
屋上 : 遊具施設と軽食コーナー
そんなイメージでした。
両親や祖父母に連れられておもちゃ売り場で欲しい玩具を、「ダダをこねる」という手段を使って手に入れ、満足したところで最上階のお好み食堂(=大衆食堂)で、旗の立ったお子様ランチやホットケーキなどを、口の周りじゅうベタベタにしながら食べて、疲れてきって父親に背負われ都電やバスに乗って帰ってくるのがパターンでした。
そんな百貨店も、いろんな専門店の台頭で徐々に扱う品揃えが減って、「五十貨店」「三十貨店」になり、さらに自らの商品仕入を諦め、それぞえれの有名テナントを誘致する形態へと、お店の様相を変えてきました。
今の人達の買い物の2割以上はネットで済ますという統計が出ています。
ほとんど商品がネットで買えますし、出かける時間と費用、探す手間を考えると地方に住んでいる人でなくても、ネットで買い物をする方が便利です。
バイクのパーツや家電、パソコン、それに書籍やゲームなどもみんなネットで買う事が増えました。
そんな人が増えた今の時代において、デパート・百貨店が存在する意義を見いだすのはなかなか大変な事のようですね。
コメント
DON さんへ、
三つものデパートが無くなってしまったんですか。
寂しいかぎりですね。
きっと子供の頃、華やかなお店だった思い出を持った方も
同じ気持ちなんでしょうね。
ネットショッピングの普及は、
リアル店舗の生き残りを難しいものにしています。
我が町にも十数年まえまではデパートという百貨店が三つほどありましたが。
街も寂れ、人口も減り!あるのは郊外のスーパーです。
駅前から商店街?にはまばらな店があるのみ!
映画館までなくなって、寂しい限りですが!
地方に行き買い物をしようとも思わなくなりました。
やはりネットでしょうねーー。