10時30分、予定どおりバイクが一番最初にフェリーに乗船します。
並んでいる順番にチケットのQRコードをスタッフがスキャンしてチェックしてからスロープを上がってこちらの入口から入っていきます。
この動画はターミナルビル2階の窓から撮ってもらったものです。
北海道ツーリング2017、新日本海フェリー新潟港乗船風景
今までの新日本海フェリーだと乗船した後は、船内の壁際に向かって横一列に並んで停めていましたが、今回の新造船からは入ってすぐ左手にバイク専用の小部屋のような場所がありこちらに誘導されました。
なぜバイク専用だとわかるのかと言うと、床にチェーンが敷かれていてここにバイクを固定するフックが引っ掛けられるようになっているからです。
この中はけっこう狭く、また隣のバイクともかなり近く停めるように指示されさらに前後三列も近い場所にあります。
今までの停め方なら自分のバイクの後方にはスペースがあるのでキャリアから降ろした荷物を一旦そこに置けましたが、今回からは仮置きする場所も困るような感じです。
たまたま私のバイクは前から二列目の一番左端だったので左側にはスペースがありましたが、左右前後を隣のバイクに挟まれた場所だったら大変そうでした。
荷物を降ろし終えたら客室へ向かうための階段と通路を上っていきます。
ここも結構狭い通路です。
バイクを停めている場所が二階で受付は四階にあります。
受付にはペッパー君がいましたが船内案内をするというより子供の遊び相手にしかなっていませんでした、
客室は4階から6階までの三層です。
このフェリーは前日夕方に小樽港を出港してからこの新潟港に9時に着いた便です。
そして乗客や車、バイクを降ろした後、船内の客室を清掃スタッフの方が掃除しています。
最初に乗船したバイクが入ってきてもまだすべての部屋の清掃が終わっていないのですぐに客室に入れません。
まずは6階部分の清掃が終了してその階の乗客が部屋に入れます。
でも5階、4階部分の乗客はこの受付前のスペースか5階のラウンジで待機しています。
この半円形の白い椅子は背もたれが垂直に経ちすぎて座面が狭いため長時間座るのには適していないようです。
6階部分から下を眺めてみました。
自動販売機をチェックしておきます。
24時間使える軽食スナックの自販機もありました。
価格は普通で特に高いという訳ではありませんが、利用上の注意点としてお札は1000円札しか使えないということを覚えておきましょう。
両替もしてくれるのでしょうけど出来れば1000円札か小銭があった方が便利です。
今回私達が予約したのはデラックスAという個室です。
専用デッキと浴槽付きの部屋です。
ベッドには今までは浴衣でしたが新造船からはガウンが置いてありました。
そして便利になったのはこのテーブルの下に冷蔵庫が付いた事です。
飲み物を冷たいまま保管出来るので助かります。
テレビはベッドで寝そべったまま観るように設置されています。
ユニットバスも新しくてキレイです。
ソファはありますが、デッキ部分には椅子やテーブルはありません。
フェリーに四室だけあるスイート・ルームのデッキには椅子とテーブルセットが置かれていて床もウッド敷になっていました。
ジャケットやヘルメットなどはこのクローゼットに入れておけます。
ハンガーは四つだけなので、もし濡れたレインウェアや汗をかいたシャツなどを室内で干したい時用に、S字フックや洗濯ロープなどがあると便利だったなと思っています。
さて乗船して荷物を置いたら、まずは大浴場に行くのがお約束になっています。
といっても皆が同じ考えなので乗船直後の大浴場は結構混雑しています。
さすがに浴室内には撮影していませんが、この新造船には露天風呂が設置されています。
ただし男性風呂は進行方向右側にあるので新潟港では岸壁側になるため、出港するまでは露天風呂は使用出来ず、また湯船の窓にもロールカーテンが下がったままで外の様子を見ながらの入浴はしばらくおあずけです。
サウナもあるのですが、露天風呂が出来た分だけ浴槽が狭くなったので前のフェリーの方がよかったです。
洗い場の方は11席ほどあるのですが、乗船直後は争奪戦が繰り広げられています。
隣との境に仕切りが出来たのは気分的にいいですね。
バイクで乗船した時には降っていませんでしたが、港を出港する時には雨が降り出していました。
そんな中でもスタッフの方が雨に濡れながら見送りに手を振ってくれていました。
もちろん私もデッキに出て手を振っていました。
船が新潟港を出ていきます。
北海道ツーリング2017、新日本海フェリー新潟港出港とフォワードデッキからの眺め
新潟に来るまでの関越道で雨に降られレインウェアでかいた汗をお風呂でさっぱりした後は12時からやっているレストランで昼食をいただきます。
ここも入るのに結構並んでいます。
カフェテリア方式で好きなおかずや一品料理などを取っていって最後にレジで会計してから席を探して座ります。
以前の新日本海フェリーと方式は同じですがメニューが少なくなったようで、時に一品料理やデザート、フルーツ系は品数が減ったようで残念です。
なぜこんなに並んでいるかというとレジが一台しかなく、まだ慣れていないために会計に時間がかかっているからです。
食事は会計後、こちらのデッキ席でも食べる事ができます。
今回の新造船「あざれあ」と「らべんだあ」が以前の「すずらん」「らいらっく」と変わったのは大部屋が無くなり全室個室になったことと乗用車の積載台数が減ったこと、そしてもう一点こちらのレストラン横の通路に、以前あった椅子が置けなくなるほど狭くなった事です。
この船の部屋割り図です。
船内の共用トイレ室には乾燥機が4台ほど用意されています。
昨年の北海道ツーリングではバイク乗船で待ったいる間に暴風雨となり、船に乗ってすぐにこの乾燥機がフル回転していたものでした。
6階の一番前にはスポーツルームがありトレーニングをする事ができ、さらに前のデッキに出る事もできます。
部屋に戻って無事出港を祝って乾杯です。
飲むのはやっぱりサッポロビールのクラシックです。
今回もGPSロガーを二台持ち込んでルートを記録しています。
こちらの表示では航行速度は44km/hと表示されています。
今までのフェリーだと36km/h程度でしたので明らかに早くなっています。
バイク用のナビで現在地をチェックしてみます。
これが航行ルートで、
主な岬の通過時刻です。
翌朝、船が小樽港に近づいてきました。
港には同じ新日本海フェリーの船が停泊していました。
今回のフェリーではターミナル塔に近い場所で着岸しました。
ライダー達もみな、下船準備を済ませてこれから始まる北海道ツーリングに胸踊らせていることでしょう。
下船する時は車の方が先に出ていきましたのでバイクは待っているだけです。
左側の出口から降りて行く自動車を横目でながめて、バイクスペースで待っています。
さあ、次回はいよいよ北海道上陸、そして北の大地を走ります。
今回の新日本海フェリーの航路
※ツーリングのルートや旅行の記録にはGPSロガーが便利です。
コメント
ziromei さんへ、
新日本海フェリーへのバイクでの乗船、下船は
基本的には従来と変わりませんが、
停める場所が違っている場合が多いようです。
あの狭い小部屋ぎゅうぎゅう詰めになるのは
けっこうたいへんでした。
昨年の初タンデム北海道ツーの時、メカ好きさんの動画を拝見していたので、不安なく乗船が出来ました。
新造船になった今年も、メカ好きさんの記事で不安なく乗船が出来そうです。