北海道ツーリングでのデジカメの使い方(2)

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北海道だけに限らず、ツーリングでのデジカメ活用方法紹介の二回目です。

これは私のやり方であって、ほかの方にお勧め出来る内容では無いですがちょっとだけ書いてみます。

下の方には、実際に加工する前の写真と加工した後の写真を載せています。

ブログ写真の「ネタばれ」になってしまうようでちょっとどうかなと思いました。

■ 解像度

17年前1996年に買った最初のデジカメはコダックのDC20という27万画素のもので標準画質で8枚しか撮影出来ずしかもモニターが付いていませんでした。

今のデジカメは1000万画素オーバーは当たり前ですが、私は通常のツーリングでの撮影モードでは300万画素か500万画素を使っています。

北海道ツーリングのように「ここぞ!」という勝負ツーリング(笑?)でも、700万から800万画素で縮小率も高めの小さいサイズにしています。

所詮パソコンのモニターで見るだけなのでそんなに高画質にしても差がわからないからです。

それに撮影枚数が数百から数千枚になるので、とてもプリントして保存する気になれないのも関係しています。

デジカメのSDメモリーは16GBか32GBを入れていますし、メインパソコンの保存ディスクも2TBを二基積んでいますが、それでも保存しておくのも、最高画素で圧縮率の低い最高画質で撮影するとさすがに連続して読み込むようなスライドショーなどでは多少重く感じます。

■ 三 脚

ソロでのツーリングでの自分とバイクを一緒に入れた撮影用や、タンデムでの妻とのツーショット写真などのために、バイクに三脚を積んで行きます。

今回持って行った三脚は、軽量で1mほどの高さになるものと、フレキシブル足で巻き付けても使えるものの二つでした。

でも実際に三脚を使ったのは宿の部屋から星空を撮る時だけだったのです。

三脚の足を伸ばしたまま後部座席に放り込んでおけばいいレンタカーと違って、バイクツーリングの場合にはケースやバッグから取り出す手間が面倒になっていました。

北海道ツーリングに行った方ならおわかりでしょうけど、どこの観光スポットに行っても誰かしらほかにも来ている人がいます。

二人で並んでいるところを撮りたければそんな方にお声がけしてお願いすれば、皆さんよろこんでシャッターを押してくれます。

そして大抵の場合、お返しに撮ってあげることになります。

また夫婦で写真を撮っているとほかの方から「撮りましょうか?」と言われることもしばしばです。

こんな状態でしたので、三脚の出番はほとんどありませんでした。

まあ出来れば開陽台に続く北19号を走っているところを撮ってもらった時は三脚に固定しておけばよかったかなとちょっとだけ残念に思いました。

もう一つ実は、私は裏技を使っています。

それは、「最初に妻を撮ったあと、同じ場所でカメラを構えて今度は私を撮ってもらいます。 そしてその二枚の写真を帰ってきてから合成して二人が一緒にいるように加工する」です。

今回の北海道ツーリングではないですが、以前この方法で処理した写真を見てください。

写真補正

たぶんこんな事を書くと、「パソコンで合成処理する手間を考えたら、三脚をセットして撮った方が簡単じゃないの?」と思われる事でしょう。

まあそれが正解でしょうけど、こういう写真の加工自体が私の趣味なので、処理する事自体になんの負担感もないですし、慣れれば一枚処理するのにほんの数分で出来てしまいます。

写真を撮る度に三脚をセットしたり畳んだりを繰り返す方がかえって手間に感じています。

■ 写真修正・合成・レタッチ

上で三脚を使わない二人撮り合成を紹介しましたが、それとは別にツーリングの写真では修整、レタッチをする事がかなりあります。

普段のツーリング写真などでパソコンに保存するだけでブログなどで公開しないものはレタッチする事はほとんど無いですが、ブログに掲載したりYoutubeに公開する動画に挿入するものについては、修正したものもあります。

撮影した写真の修整するケースには色々あります。

・明るさ・色を補正する

これについてはいろんな意見もあるでしょうね。

私の写真はコンパクトデジカメのフルオートモードで撮る事が多いので、色味や明るさが見た目どおりでない事もあります。

よく「印象色」と言われますが、実際に自分が感じた色を引き出すために補正するのは、決して悪いことではないと思います。

ブログやYoutubeで紹介するツーリングレポートの写真は、すべてが写したそのままではなくその時の印象色でもいいのかなと思っています。

でもさすがに雨の日の写真を晴れのようにすることはありませんけどね(笑;

・傾きを補正する

走りながらだったり停まって撮る時でも知らず知らずの内にカメラが傾いている事があります。

走りながらの左手撮りの場合には、写真が左下がりになっている事が多いですね。

「コーナリングしながらの写真」という事で表現する事もありますが、直線道路だとやっぱりまっすぐになっていて欲しいです。

写真補正

・余計なものの写り込みを取る

最近一番多いのは、防水カメラTG-620がレンズが左上にあるので、カメラをつかんだグローブの指が写り込んでいるのを修正する事です。

タンデムシートの妻が撮っている時には右手で撮る事が多いのでほとんど発生しませんが、ソロツーで私が撮る時は盛大に発生しています。

ブログに載せたい写真がこういう結果だったときには、写真を回転・拡大してトリミングを施して指の写り込みをなくすようにしています。

  ※ 左上に大きく、右上にも少し指の黒い影が写っています。
    右上はそらの色をコピーして、左上は他の部分から雲の輪郭をぼかしながらコピーしています。

写真補正

・余計なものを消したりほかのところから持ってきて足す

これについては賛否両論、相当意見が分かれそうです。

余計なものの中には、ネットで公開するのに不適な他の方の顔や、バイクや車のナンバーがあります。

私が公開している写真のナンバープレートは、すべて番号が見えないように加工しています。

観光地での写真では、せっかくの景観の中にたとえばゴミとか、電柱・電線などが写り込んでしまっている場合があります。

これをその場の雰囲気を大きくゆがめることない範囲で、消しています。

その一方、写真に何かを「足す」事もごくごくまれですがあります。

これも「写真を撮ったこのアングルの中には無かったけど、カメラをパンした横にあったもの」など、不自然でないものだけを足すようにしています。

・画像を横に引き延ばす

これも上の「足す」に近いものです。

普段はあまりやっていませんがYoutubeの動画をアップする際は、動画のアスペクト比の16:9に合わせて横長の写真が必要になります。

静止画としてデジカメで撮っている写真は4:3のものなので修正が必要です。

これを補正する方法もいくつかあります。

  写真の上下をカットするだけで横長とする

  写真の両端の風景などを横に引き延ばして横長にする
   真ん中に主題となる絵があり、左右端がシンプルなものなら可能です
  (少し前のアナログテレビ時代に4:3の画像を横長にする手法ですね)

  二枚以上の写真を左右につなげて合成する
   専用の連結ソフトを使ったり、画像レタッチソフトで手動でやる場合もあります

    ※ 下の写真は走りながら撮った二枚を合成しています。
      当然移動していますのでそのままでは画角や露出が合わないので修正しています。

写真補正

  左右の足らない部分を自分で書き加える

    ※ どうしてもこの写真をYoutubeの16:9動画に使いたかったので、左右の無い部分を書いたり他から持ってきて足しています。

写真補正

最後に、これらのテクニックをフルに使って加工した写真です。

北海道ツーリング帰りの新日本海フェリー、スイートルームのバスルーム写真です。

部屋にあるお風呂で海を眺めながら北海道限定ビールでツーリングの達成を祝しているところです。

フェリーのバスルームはコンデジの28mmワイドでは浴室とシャワールームが一枚に収まらないので左右に分けて撮ったものを合成しています。

ワイドで撮りましたので垂直が傾いているのを修正して、また左右で壁のタイルの色が違うのを合わせています。

ビールを持った私の腕は、別に撮ったものから切り出して合成。

窓の外に写る海の景色は、バスルームとの明るさの違いが大きいので露出オーバーになってしまいますので、別に撮った写真で窓の中に見えるように合成しています。

こうして出来たのが真ん中の一枚です。

写真補正

私のブログやYoutubeの写真はこういう加工を施したものもあります。

そんな中でも絶対に守っているのは、「ツーリングに行って実際に自分で見て撮影したものを使い、その場に無かったものを「ウソ」的に加工する事はしない」です。

私のブログやYoutubeの写真を見てその場所に行った時に、「あんな風景ないじゃないか!」という落胆だけは味わって欲しくないのでこの一点だけは崩したくないですね。

でも実際に行った北海道ツーリングや、過去に紹介したスイス旅行の空の青さはあれは加工なしの感動もののホンモノの「蒼さ」でした。

コメント

  1. その道のプロのDONさんにほめられるとウレシイですね。
    Windows95の出始めてすぐにデジカメ買って、
    写真のレタッチや動画の編集を始めました。
    当時はマシンスペックが低くて処理に時間がかかりましたね。
    アルバムに貼ってあった昔のカラープリントの
    退色してしまったのを補正したのが最初だったかな。

  2. 私もよくやります。
    写真の合成というかレタッチですね。
    年賀の写真や記念に残したくて余計なものはカットしちゃますね。
    いやいや!すごいです。プロ顔負けです(^_^;)

  3. まさかずさんは、撮られる写真が
    最初からキレイですからいいですね。
    私の場合は、ブログや動画の流れの中で、
    「ここにこんな写真が欲しいな」と思ってから
    いっぱい撮った写真の中から、
    選んで、組み合わせて、加工して使うのが普通になっています。

  4. さすがですね!素晴らしい(^-^)
    こんな技術があればカメラを更新していかなくてもいいですね(^_^;)

    ブログアップが目一杯な自分では無理そうですね~~~(汗)

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