伊豆お泊まりドライブ、二日目です。
今日も朝から最高の天気です。
それに思ったより寒くないですね。
食事の前に朝風呂に入ってのんびり~ゆったり~
朝食は、これぞ旅館の朝飯という感じで朝から食べ過ぎちゃいました。
今日の予定は、絶景の富士山を眺めるために、旅館近くのロープウェイの長岡温泉山麓駅から乗って葛城山(標高452m)に登ります。
地上の山麓を出てすぐ、国道136号線の上を通過します。
登るにつれ、伊豆長岡温泉を始め周囲の景色が広がり、富士山も徐々に姿を現します。
全長は1,800mでかなり急勾配を所要時間約7分で山頂駅に到着します。
降りてすぐのところにある富士山展望デッキからは目の前に富士山と駿河湾、箱根の絶景が広がります。
展望デッキの横は、絶景富士見の足湯になっていて富士山や駿河湾を眺めながらほこほこの足湯に浸かり、心も体も癒されます。
山頂駅から歩いて数分のところに、もう一段高い展望台があるようです。
まずは行ってみましょう。
ここ、山頂展望台が標高452mにある展望台になります。
富士山、駿河湾、箱根、天城の山々の360度の大パノラマが目の前に広がります。
今日は雲も少なく、風もおだやかで最高の景色です。
こちらが伊豆半島の南方面、天城の風景です。
山頂展望台のすぐ目の前に、百体地蔵尊があります。
ここには105体のお地蔵さんがあり、長生き・健康・良縁・厄除・進学成就・金運などのご利益があるそうです。
展望台から先に下った横には小道が続き、もう一つ別の展望台に歩いて数分で行けるようです。
最初と最後は石段になっていますが、途中はこんな木漏れ日の中を歩く木道です。
その先には修善寺方面などが見渡せる「さえずりの丘展望台」と、恋人の聖地として「幸せの鐘」と売店でハート型のプレートに二人で願いを書いて括り付けてありました。
中には、「いい人に恵まれますように」と住所氏名が書かれたモノもありましたけど、個人情報は大丈夫なんでしょうか。
ここからはUターンして別も小道で先ほどの山頂駅に戻ってきます。
山頂広場には、葛城神社や花で飾られた富士山もありました。
みはらし茶屋というお店に入ってみるとおいしそうな匂いとホンジャマカの石ちゃんの「まいう~」なポスターに誘われて富士山の溶岩石で焼いた「焼きだんご」を頼んでみました。
だんごというよりお餅で、濃厚な味噌だれが絡んで確かにまいう~です!
景色を眺めながらおだんごを食べたら「すすき」でしょう(どこが!?笑;
「題名」「富士山とすすき」
ロープウェイの山頂駅に隣接した売店を一通りみて回ってから、そろそろ降りる用意をします。
壁にはこんな張り紙がありました。
どうやら皇太子が昨日この近くに宿泊され、ロープウェイの下を通る道路を通って天城の方の植樹祭に行かれるようです。
なるほど、ゴルゴ13ならこのロープウェイから通過するクルマめがけて射撃する事も可能なんでしょう。
山麓駅の売店で妻がおせんべいを選んでいます。
えびせんなので、エビアレルギーの私は食べられませんし触れませんね。
富士山の絶景を満喫した後は、これもまたすぐ近くの「道の駅伊豆のへそ」へ向かいます。
道の駅の中にはこんな原動機付自転車や、この地域で撮影されたものの資料が展示されていました。
道の駅でスタンプをゲット、施設自体はそう大きくはないのですが、最近の道の駅同様ここも複合施設になっていて「みんなのHawaiians」という建物と、関連するお土産グッズを販売する店舗が並んでいます。
福島のハワイアンズは有名ですが、ここのハワイアンズは初耳です。
調べてみるとここはかつて「伊豆洋らんパーク」だった施設で、今年(2012年)5月に、フラダンスの体験なども出来る施設にリニューアルされたそうです。
お土産屋さんの中をブラブラ歩いて回りましたが、アプローチ接客の声掛けが熱心なので、かえって落ち着いて見て回れませんでした。
でもマスクメロンサイダーとイチゴサイダーだけは気になったので買って帰りました。
さて次に訪れたのは、韮山の反射炉です。
今から30年以上昔から、ツーリングやドライブで伊豆に来ると、標識や案内看板で「韮山反射炉」の名前はよく見ていました。
でも未だに一度も近くまで行った事はありませんでした。
中伊豆の観光地もいろいろ回ってきましたので、今回初めて行って見る事にしました。
幹線道路から離れ、のんびりした景色の中を進むと程なくしてガイドブックでよく見るあの有名な高い建造物が目に入ってきます。
実は私は「反射炉」というものを知りませんでした。
「炉」なので製鉄するところなんですが、なぜか「反射」の文字から、昨年行った野辺山の「反射電波望遠鏡」のような漠然としたイメージがありました。
でもやっぱりここは、大砲の鋳造炉なんですね。
調べてみると、幕末に諸外国からの攻撃に備え、品川沖のお台場に備えるための大砲を鋳造した施設だそうです。
150年ほど前まで稼働していたそうです。
炉体と煙突が完全な形で現存している世界唯一の産業遺産であり、国指定史跡だそうです。
施設周辺には低い柵がありますが外からでも見る事は出来ます。
でも近くで見るには100円を払って中に入ります。
こんなところで大砲を作っていたんですね。
すぐに見終わってしまいましたが、併設されている売店をのぞいてみます。
古い玩具なんかがおいてあります。
二階はつるし雛が展示してあるようです。
私も「和紙人形サイト」を立ち上げた事もあるくらいですから、多少なりとも興味があります。
正式には「雛のつるし飾り」といい、伊豆稲取地方が発祥の地です。
江戸時代後期から伝わるの風習で女の子の初節句に、無病息災や良縁を祈願して細工を施した小さな人形や飾りをたくさん吊したものです。
思ったより広い二階に上がってびっくりしました。
非常に多くのつるし飾りが展示(一部販売)されていました。
男の子の端午の節句の飾りもありました。
なかなか珍しいモノを見られて満足していましたが、時計を見るともうお昼どき。
旅館の朝食をいっぱい食べたつもりでしたが、鏑木山を歩いたこともありお腹が空いてきたようです。
ここで反射炉の施設の一部に、ビール工場(見学)とか製茶工場(見学)と並んで「レストラン」という建物が目につきました。
「網焼き」というフレーズも気になります。
早速行ってみます。
結構広い建物の中は天井も高く、屋内焼き肉、バーベキューという感じです。
妻と二人でサーロインと海鮮焼きを注文します。
昨日からあっさり系の海の幸を食べて来ましたが、同じ海鮮系でもこういう焼きモノはやっぱりおいしいですね。
しかも値段もリーズバブルで、韮山反射炉のこんなところで食べられて満足です。
お腹が満ちたところで周囲の施設を見てみます。
工場見学といっても大きな施設ではなく、建物の一部の通路からガラス越しに眺めるだけで、しかもこの時は作業もやっていませんでした。
こちらの製茶工場は、ちょうどほうじ茶の作業が終わったばかりとかで、建物の中は細かいお茶の粉末が舞い上がっているような感じで霞んでいます。
建物から出た時も、髪の毛とかほうじ茶の匂いが付いていそうでした(笑;
さて、今回の旅行もそろそろ帰りルートに向かう時間になってきました。
あまり遅くなると高速道路も混みそうなので気持ち早めに引き上げます。
帰りのルートは、
・新東明から首都高
・山中湖から道志みち
なども考えましたが、天気のいい週末という事で混雑を避け、行きと同じ富士五湖周遊道路から中央高速にしました。
結果的には渋滞回避にはこれでよかったようです。
そして昨日の行きに工事による片側交互通行のための大渋滞を避けるため、ちょっと遠回りになりますが迂回したルートも当たり!で、ノロノロ運転のストレスも無く無事に通過出来ました。
(下の地図で、行きがピンクの線、帰りが青い線です。
ちょうどパスした部分のほとんどが渋滞箇所です)
裏ルートではこんな富士山も望めました。
周遊道路に入る前に、行きと同じ道の駅すばしりで休憩です。
今日はここの駐車場も満車状態です。
でも富士山がとっても近くに見えるんですね。
周遊道路で一番富士山に近いところですが、駐車する場所が無いので通過しながらの妻の撮影です。
この時間だと逆光になっていましますが、これはこれで「帰り」の雰囲気が出ています。
反対車線は河口湖方面に向けて渋滞していました。
運転しながら片手で右後ろをテキトーにシャッターを押したら、こんな写真が撮れました。
混雑する下り車線、富士急ハイランドの遊技施設、そして富士山。
狙っても撮れる写真じゃないですね(笑;
どこでも紅葉はきれいです。
谷村PAで休憩した時の風景です。
ツーリングのハーレーも帰りでしょうか。
大月JCTで中央高速に合流しました。
談合坂SAで休憩です。
中央高速全線開通30周年ということでイベントが開催されていました。
地元FM局の放送や、
沿線各地のゆるキャラ達、
地元野菜の即売もありかなり安かったですね。
駐車場に停めたわがやのジュークも、元からの赤なのか、それとも紅葉を映した色なのか。
今回も渋滞に遭う事もなく、無事に家に着きました。
バイクでのツーリングではなかったのですが、(運転して楽しいかどうかは別にして)正直言ってその分運転はラクでした。
天気も最高で、気温もちょうどよく、昨日の昼からずっと食べたものが「当たり!」ばかり、それほど有名な観光施設やお金を掛けたイベントはなかったですが、自然を満喫出来た大満足な旅行になりました。
天気が良かったのは、いつものように一緒に行った妻の「晴れ女」パワーのなせる技でしょう。。
次の旅行はスキー、、、でもその前にもう一度くらい、、、ハハハ
※ 移動ルートを記録するなら「GPSロガー」がお勧めです。
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