ライダーは先っぽを目指す

記事内容とは関係なく広告が表示されます。

オートバイの魅力、それは風と一体になってはてしなく道を進み、行きたい彼方に気の向くままに自由に走れること。

クルマのドライブでは単なるA地点からB地点への「移動」になってしまうのに対して、その進む行為の「過程」を楽しむ事が出来ることにあると私は思っています。

そんなライダーが目指す先には、すばらしい景色やおいしい食事、癒される宿などもあるでしょうけど、何もないところであっても、いえ、だからこそ目指す先があります。

それが「先っぽ」です。

四方を海に囲まれた島組み日本だからこそ、東西南北の「先っぽ」があり、山々の頂には「最高地点」もあります。

そんな「先っぽ」を求めて走ってみるのもライダーの楽しみです。

私が今までにバイクで訪れた「先っぽ」たちを紹介します。

●犬吠埼(いぬぼうさき)

関東平野の東の「先っぽ」です。

千葉県銚子市のはずれにあり灯台が有名です。

関東地方に住んでいる者には、一番最初に「初日の出」が拝める場所です。

ん!?富士山の頂上の方が早いのかな?。。。まあ、難しいことはいいでしょう。

一番最初に乗った50ccの原付バイクで、友人三人で正月の夜中に寒さにひた走り、日の出を見に行ったのはいい思い出です。

1979年、今から34年も前のことです。

残念ながら写真は撮っていなかったようです。

●野辺山、日本国有鉄道最高地点

sakippo05.jpg

道を走るライダーとはちょっとズレますが、当時の国鉄、今のJRの線路の最高地点です。

野辺山、清里の近くにあり、1970年代後半には若い女性にも人気のスポットで、ここで写真を撮る観光客もいっぱいいました。

原付バイク時代だけでなく、HONDAのホークでも何度もここを通りましたね。

●佐多岬(さたみさき)

sakippo04.jpg

鹿児島県の大隅海峡に面する岬で、九州本島の最南端にあたります。

これは1979年に四国、九州ツーリングに行った時のものです。

うーん、この頃はやせてましたねぇ。

当時は長袖シャツをまくって走っていましたから、腕もまっくろでです。

●大弛峠(おおだるみとうげ)

sakippo06.jpg

山梨県山梨市と長野県南佐久郡川上村の境にある峠です。

標高は2,360mで、自動車が通行できる日本最高地点の峠となります。

この写真は1980年頃のもので、当時はオフ車に乗っていたので、今より未舗装路が多かった長野、山梨、埼玉、群馬といった地方をよく走っていました。

日本で一番高い所を走る林道として有名な峰越林道と川上林道はお気に入りで、その最高地点になる大弛峠も何度も通りました。

この写真の時は雨と霧でちょっと参っていましたね。

●富士山新五合目

sakippo01.jpg

表富士周遊道路、通称富士山スカイラインの最高地点になる富士山の五合目にあたる場所です。

標高が約2,400mで、自家用車で行ける日本最高地点となります。

以前は乗鞍岳の畳平が最高地点でしたが、マイカー規制により行けなくなったため、ここが最高地点となりました。

雲海を見たくて何度か行きましたが、まだ見られていません。

夏でも涼しいというか寒いくらいです。

●渋峠(しぶとうげ)

sakippo02.jpg

群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の間にある峠で、標高は2,172mで日本の国道で最も標高が高い地点となりrます。

初夏から秋にかけての信州ツーリングで、ビーナスラインと並ぶお気に入りのルートなので行く回数も多いです。

●宗谷岬(そうやみさき)

sakippo03.jpg

最後に紹介するのは、ご存知北海道稚内市にある宗谷岬です。

日本最北端の地で、ライダーにとっても常に目指したい場所の上位にランクインしてる場所です。

日本の最南端となると沖縄になるので簡単には行けませんが、北海道ならツーリング先としても人気が高く、その「先っぽ」にはどうしても行っておきたくなります。

私も今年の夏に、ようやくタンデムツーリングで願いが叶いました。

こうしてみると、「先っぽ」を目指すという割りにはまだまだヒヨッコですね。

日本にはすばらしい場所はいっぱいあります。

そんな場所、先っぽを目指してこれからもツーリングして行きたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました