バイクライフの原点、CB50JX-1

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今私が乗っているバイクは、このブログのタイトルにあるとおり「ハーレーダビッドソン、2008年式FLSTC、ヘリテイジ・ソフテイル・クラシック」なのだ。

このバイクとの出会いはまるで出会い頭の事故じゃないけどドラマチック(かな?笑)の出来事でした。

今から5年半のバイクにリターンする前、自他共に認める「パソコンオタク」で家には十数台の自作デスクトップ&中古改造ノートパソコンがあって、サーバ機が4台24時間体制で動いていました。

オーバークロック、CPU水冷、動画編集、×××(伏せ字、笑;など、そこそこの事はやり尽くして、さて次なる趣味は何をやろうかなと探していた毎日でした。

深く考えもせずパソコンに近いものとして自作ロボットにハマろうかと考え、資料を探し情報を集めショップ廻りを始めるところだったんです。

あの時、そのままソッチの道に行っていたら今のようにバイク三昧の日々はなかった筈で、その後の私(と妻)の人生が大きく違っていたかもしれませんね(チョット大げさです)。

まあそこまでの事はないでしょうけど、でもある意味そんな事が頭をよぎる事もあり、ほんの小さな選択の差が影響する事ってあるんですね。

ハナシがソレてしまいましたが、ハーレーと私の出会いについてはこのブログで何度も書いています。

自作ロボット以外に、以前ずっと乗っていたバイクもいいなと思い妻に相談したところ、部屋の中にずっといるよりは外に出た方がいい(ダレにとって?笑)と言われ250ccのドラッグスターでバイクに戻ってきました。

でも何か物足りなくなって、冷やかしで初めて行ったディーラーのハーレーにひと目惚れしてその日のうちに購入契約、ハンコをポーーンと押してしまいました。

その時は中型自動二輪免許しか持っていなかったのでそれから大型自動二輪免許を取得してハーレーに乗り出すという順番になってしまいました。

あれからもう5年が過ぎたんですね。

自作サーバの活用で9年前から始めたこのブログのタイトルも、「メカ好きおじさんの覚え書き」から「バイクと趣味に生きる」「ハーレーと趣味に生きる」とタイトルが変わってきました。

現在は妻とタンデムで出かける事が多くなっているので、長距離・長時間のライディングでも疲れにくく荷物が満載出来るこのバイクが大いに気に入っています。

そんなわがやのツーリングスタイルに適したようにカスタマイズを施してきた結果、荷物の積載量も増えタンデムシートの乗り心地もかなり向上してきたと自慢に思っています。

あと2週間もすれば昨年に続いて二年連続での北海道ツーリングに向けてのフェリーに乗って今頃は北の大地を走っている最中でしょう。

今年は観光やおいしいモノを食べるのをメインにしましたので、うーーー楽しみ!

でも、もともと35年前にバイクに乗りだした一番最初の愛車、私にとって原点とも言えるバイクはホンダのCB50JX-1という原付バイクでした。

バイクの事など何も知らなかった私には「バイク=ホンダ」であり、バイクの色=白(白バイの影響?笑、でした。

今までにも数回このブログでも紹介しましたが、北海道に渡る前にもう一度あの懐かしいCB50-JX1の写真を載せてみたいと思います。

最初に断っておきますが、これらの写真は四半世紀よりさらに10年も前、35年前に撮ってプリントしたものをスキャンしたものなので、解像度も甘く退色したりして劣化が激しいものでした。

補正などはしていますがそれでも今見ると残念な写真が多いです。

中には白黒のものもありますが、これももともと白黒フィルムで撮影したものです。

今のデジカメのように撮影枚数を気にする事なくパシャパシャ撮れる時代ではなく、学生の身のゆえ12枚撮りとか24枚撮りのフィルムを大事に使い、現像代やプリント代も気になるような背景があり、撮影した写真があまり無い事が悔やまれます。

CB50JX-1

CB50JX-1

男子高だった友人達が「バイク」に興味を持って教室のうしろの方でバイク雑誌を取り囲んで盛り上がっていたのを横目に見ていた16歳の頃でしたが、私が実際にバイクに乗り始めたのはそれより少し遅れた二十歳の時でした。

原動機付き二輪車、原付、原チャリ、50cc…呼び名はいろいろありますが、自転車のように自分の足で漕ぐのではなくエンジン付きでは初めての乗り物でした。

今のハーレーの排気量が1585cc、それの30分の1にも満たないちっちゃな50ccのエンジン。

思えばこのCB50で「バイク」ライフのいろんな事を体験させてもらいました。

・原付バイクの問題集一冊だけを丸暗記して鮫洲の試験場でペーパーテストを受けました。

・納車の際もバイク屋に取りに行って無事に帰ってくる自信がなかったので、自宅まで運んでもらい自宅周辺で練習を始めました。

・それまでバイクなど全く乗った事はなかったのでアクセルのひねり方もクラッチの切り方、ギアチェンジの仕方などもCB50が納車になってから練習して覚えました。

・歩道しか歩かない歩行者から、いきなり道路・交差点の真ん中でバイクにまたがって、横を大きなトラックやバスのタイヤがグワングワンいいながらすり抜けていくのは、やっぱり怖かったですね。

・少し操作に慣れてから走っていた家の近所は、東京都内それも二十三区、山手線の内側で都会を走る車はコワイばかりでした。

バイク自体の操作に慣れてきてからはもっと走りやすい奥多摩道路(当時は有料でした)には、毎月1,2度には走りに行って峠のそしてコーナーのを走りを練習してきました。

CB50JX-1

CB50JX-1

・友人と江ノ島や箱根などのツーリングをに行って、複数台で走るマナー・ルールを学びました。

CB50JX-1

・大型バイク(CB550)に乗る先輩やZ2に乗る後輩(笑)とも、こちらは30km/hという制限速度がネックなのに一緒に走りました。

・ツーリングに出かけた時に、バイクの車種、排気量などにかかわらず「ピースサイン」を出しまくり、返答ももらってずいぶん楽しい思いをさせてもらいました。

・4月に納車になって3ヶ月後、生まれて初めての長期間野宿ソロツーリングにチャレンジしました。

行き先は当時住んでいた東京から埼玉-群馬-長野-新潟-山形-秋田-青森-岩手-宮城-福島-茨城-千葉と回ってくる東北一周コースです。

CB50JX-1

CB50JX-1

CB50JX-1

・一人旅も初めて、野宿も初めて、ロングツーリングも初めてのすべて初初づくしの旅でした。

この時から、青森や秋田など大きな駅や無人駅、街道沿いに自動販売だけあるコインスナックや神社、公園などで野宿する事を体験しました。

当時はこれでも大丈夫だったんですが、今は安全上や不審者扱いでこんな事ももうあまり出来なくなっているんでしょうね。

こんな時の写真、撮っておけばよかったなぁと今でも遠い目で昔を懐かしんでおります。

・長野の山を越えて峠を走るのに、原付エンジンでは1速・ローギアしか使えず、熱ダレになかされたのもこの頃です。

エンジンを冷やす為に空冷のフィンのところにアルミの洗濯バサミをいっぱいはさんでいました。

カッコ悪いけど効果はあるんですよね、今そんなバイクを見る事はないですねぇ。

エンジンが熱いからって、水ではなく直接缶ジュースの中身をぶっ掛けると、中身の糖分がコゲついて黒くなってエンジンやマフラーが取れなくなるのを実際に体験したのは私です。

今では絶対思いも付かないことをやってしまっていたのも、バイク経験の浅い若造だったからでしょうね。

・正月に友人三人で、真夜中の寒い中を日の出を見に走りに行ったのもいい思い出です。

この時、新聞紙をウェアの中やヒザのところにあてると多少は寒さが防げるを身をもって体感しました。

・当時は、ネットでのツーレポ公開やツーリング先での情報も少なく、バイク雑誌の記事や読者からの投稿だけが唯一の情報源だったので、せっかくその土地まで行ったのに知らずに通り過ぎてしまったり、体験出来なかった事が今でも残念に思い出されます。

CB50JX-1

こうして始まった私のバイクライフも35年になります。

いつまでバイクに乗れるかわかりませんが、年とって体力的に支えきれなくなるまで、この素晴らしい乗り物で人生を大いに楽しみたいですね。

そのために足腰鍛えようと思ってスクワットを始めよう。。。という気持ちはあるんですが、これがなかなかの今日この頃です(笑;

コメント

  1. CB50は流麗な姿をしていますよね。
    バイクの事をまったく知らなかった私が、
    普通のバイクっぽい形のがいい!
    と思って選んだバイクでした。
    私は自転車も小学生までで、その後はずっと乗っていませんでした。
    電車とか、乗せてもらう車ではなく、
    自分の行きたいところにどこまでも行けるのはすごい画期的なことでした。
    そしてとうとう東京から東北一周までしちゃいました。
    あの時、がんばって海を渡っていたら、
    初北海道ツーリングは35年前になっていました。
    仙人さんのようなラフロードも走れるバイクにもあこがれますね。

  2. 何度見てもいいですね~^^
    私もCB50(S)が始まりだったので、いつもメカ好きさんが書くと思い出されます。
    50では日帰り程度しか行ってませんが、自転車や歩きから一度に世界が変わりましたよね!
    私は今年でもうすぐ丁度30年がたちます。
    いまだに乗り継ぎが多いですけど、いつまでも乗って居たいですね~

  3. さすが先輩ですね。
    ヤマハの125ccと言えばDT125が好きでした。
    私が練習していたのは、ホンダのXL250Sですが、
    フロントタイヤが23インチと大きくて重かったので
    ウイリーするのがやっとでした。

  4. 私はちょっと遅咲きでしたけど、
    昔の男の子は原付に夢中でした。
    今の若者はそんなことはないんでしょうか。
    さびしいですね。
    250ccのドラスタは、新車での乗り出して1ヶ月で飽きてしまい、
    400ccのドラスタを発注してました。
    でも納期が二ヶ月待ちと言われ、ひやかし気分で行ったハーレーのディーラーにやられました。
    買ったお店は、契約したその日が初来店でした。
    ウシ子さんも来年はぜひ北の大地をマイハーレーで走ってください。
    想像するだけでワクワクしてくるでしょう!

  5. 同じ世代のライダーだと、
    CB50が最初のバイクだったという方、結構いますよね。
    当時の色は白かオレンジ、次期モデルには黒に緑ラインもありました。
    同じエンジンを積んだXEなどの兄弟車もいろいろありましたね。
    あの頃は原付が熱かったですね。

  6. 懐かしいですね。原付バイク!私もよく練習していました。
    高校の終わる頃は125のヤマハのバイクでアクセルターンやブレーキターンなど出来るようになりましたが。
    いつも義理の兄に注意されていましたね。

  7. メカ好きおじさんのバイクヒストリー、楽しく読ませていただきました!
    羨ましいくらいキラキラした思い出ですね~、やっぱり男子っていいなぁ(あえて男子と言います(^_^;)
    ところで、ハーレー契約してからの大型免許だったんですね
    運命の出会いって事でしょうか(^^)
    北海道ツーもまもなくですね~
    私も来年は行けるかなぁ~

  8. わーっ、懐かしい! 素晴らしい写真を拝見しました。
    ワタシが生まれて初めて乗った単車も白のCB50JX-1でした。
    高校の先輩のもので川沿いの土手で乗らせてもらったのですが
    一辺にその魅力に取りつかれたものです。
    その後自分が買ったのは同じエンジンを積んだXE50-Ⅱ。
    それ以来、HONDA一筋36年!であります・・・

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