ハーレーのH3補助ライトに881LEDライトを取り付けた

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先日の記事に書いたように、私の2008FLSTCヘリテイジのヘッドライトをLED化しましたが、この時これを譲っていただいたziromenさんからハーレー純正の補助ライト用LEDバルブも譲ってもらいました。


 

ヘッドライトは形状もサイズもぴったりだったのでポン付けで交換出来たのですが、実は同じFLSTCヘリテイジの補助ライトの方は、年式によって使用しているバルブが異なっていました。

私のはケース下の左側のような「H3タイプ」、ziromeiさんのは右側の「881タイプ」でした。


 

当然形状もサイズも違うので取り付けは出来ません。

ちなみにハーレーではこのようなヘッドライトの横についているライトはマニュアルでもパーツリストでも「補助ライト」と呼んでいて「フォグランプ」や「ドライビングライト」とは言っていません。

ライトケースをばらして形状を確認してみましたが、そのままではどうしようもありません。


 

それでもせっかく真っ白なカッコイイ光のヘッドライトに合わせて補助ライトの方も白くしてさらに消費電力も抑えたいと思います。

これを取り付けるには加工するしかありませんが、そのやり方は二通りあります。

一つは881のLEDバルブの根本のところを加工してこのままのケースに収めるか、ケースの方を881バルブが入るように加工するかです。

今回は前者のように881のLEDバルブを加工することにしました。

もし車検検査の際に対応できない場合には、ノーマルのH3バルブに戻す必要になるかもしれないからです。


 

それでは加工していきましょう。

まずはケースの内径に合わせて881のベース部分に白いマジックで丸い線を描きます。


 

この線に沿ってリューターで削っていきます。

バルブのシャフト部の取り付け用の出っ張りもすべて削ってしまいます。


 

ケースの内側の半丸と四角い出っ張りに合わせて切り欠きも削っておきます。


 

ケース本体には反射板が取り付けられていますが、今回の純正LEDでは先端部分も発光しますし、長さもあってつかえてしまうのでこの反射板は外してしまいます。


 

だいたい加工した881LEDバルブ(左下)と、取り外したパーツです。


 

バルブを外したせっかくの機会ですから、ガラス内側の白い曇もキレイに磨いておきます。


 

右がオリジナルのままの881バルブ、左が今回加工した形状です。

このあたりには配線や抵抗などはないのでプラ部分を自由に削って加工出来ました。


 

加工したパーツを使って組み立てていきます。


 

LEDバルブをケースの固定部に差し込み、配線は他の部分に干渉しないように逃げを考慮して付けておきます。

既存の配線金具と接続出来るように平型端子にします。

LEDの発光部とノーマルのH3のフィラメントの位置を揃えるために根本に1mm厚の硬質塩ビ板を何枚か重ねて高さを調整しています。


 

LEDバルブを固定するために、ピアノ線を曲げてアームをつくりテンションを掛けて留めています。

片側の加工がうまくいったのでもう一方も加工しましたが、こちらはリューターで削らずに精密加工用のニッパーで黒い樹脂部を削って加工しました。


 

パーツの出っ張りと配線の逃げを考慮していますので、純正のゴムカバーもそのまま無加工で覆う事が出来ました。


 

取り付けが完了したところを前から見ています。


 

この段階で12Vの定電圧電源につないで点灯チェックをしておきます。


 

それでは実際にバイクに取り付けます。

ゴムカバーは防水テープを巻いて処理、配線はプラスとマイナスをそれぞれつないでこちらもビニールテープでカバーしておきます。

補助ライトにもライトバイザーを付けてありますが、これもそのまま使用できました。


 

バイクに付けて状態での点灯テストです。

向かって右のオレンジ色の方がノーマルの35Wハロゲンバルブ、左の白い方が新しいLED881バルブです。


 

壁面への投光テストです。

こちらはLEDのヘッドライトのみの点灯。


 

それに左側がハロゲンバルブ、右側がLEDバルブです。

上の、前から見た写真ではLEDの方が明るく見えましたが、実際に壁を照らしてみるとハロゲンの方が明るいような気がします。

夜間走行もめったにしないし、LEDヘッドライトだけでも十分明るいのでこれくらいでも問題ないでしょう。


 

両方ともLEDに交換しての点灯です。


 

ヘッドライトも点灯してみました。

ロービームでは上半分だけが光っていますが、ハイビームにすると下半分も点灯します。


 

上の写真は露出を抑えていますが、実際の明るさがこれくらいです。


 

ところでフォグランプのスイッチはこの年式のヘリテイジの場合、フロントフォーク後ろのケースにトグルスイッチがついていてここで操作します。

点灯しているかどうかのインジケーターはトグルスイッチの頭に埋め込まれた緑色のLEDで確認するのですが暗くて見えないのでインジケーランプを増設しました。


 

デタッチャブル用のサイドボルトを緩め、ケースを外します。

ここにドリルで穴を開けます。


 

使用したパーツはこちらの緑色のLEDです。

ライト系のインジケーターには緑色発光のものを使っていますが、自宅にあった手持ちの緑LEDは5000mcdと超高輝度だったり、3mmΦと径が小さすぎたので、明るすぎるので新たに購入しました。


 

このLEDは3Vで定格電流は25mAなので470Ωのカラー抵抗を入れて12Vで発光できるようにしました。

明るさ的にもちょうどいい感じになりました。


 

 
 

コメント

  1. ziromei さんへ、
    コレもziromeiさんのお世話になりましたね。
    >ライトケースをヤフオクで探しちゃいますよ(汗
    なるほど、そんな方法がありましたか!?(笑;
    せっかくのハーレー純正バルブですから
    なんとしても使いたかったんです。

  2. どもです。

    いや~、さすがメカ好きさんですね~。
    オイラじゃ、ライトケースをヤフオクで探しちゃいますよ(汗

    バルブを加工なんて、挑戦したら壊すこと確実です(笑

    ともあれ、メカ好きさんのヘリテイジも明るくなって、より安全に走れますね

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