日曜日のプチツーで試してきたのは、先日買ったこんなものです。
ツーリング中での動画撮影用のビデオカメラ、「Go Pro HD Hero2」です。
今までも走りながらの動画を撮影するために、デジカメや「安物買いの銭失い」の失敗製品など、何種類か試してみました。
その経験から今は、小さなビデオユニットをフロントに取り付け、電源と録画開始・停止スイッチそれに確認用LEDライトをケーブルでハンドル近くまで取り回してリモコン操作で使ってきました。
これは走りながらハンドルから手を離さなくても、ビデオの電源や録画操作なども出来て便利なのですが、やはり画像があまりきれいとは言いがたいものでした。
ふだん走れない長距離ツーリングに行くのであれば、やはりキレイな画質で走行中の風景を動画で残しておきたいですよね。
という事で選んだのが前述のビデオです。
これは最近のテレビ番組でも使われるほど高性能で人気があります。
よくお笑い芸人さんがバンジージャンプなどをやる際にヘルメットに取り付けられているのがこのカメラです。
最高画質は1920×1020で、画角も170度とかなり広範囲が撮影出来ます。
さらにフレームレートも標準的な30fpsのほかに48fpsや60fpsなども選べてスロー再生にも向いているようです。
製品は、「モータースポーツエディション」「アウトドアエディション」「サーフエディション」に分かれ、共通するビデオ本体の他に水深約60mまで使用可能な耐衝撃ハウジン以外は、それぞれに状況に応じたマウント方法に合わせたツールがセットされています。
私が買ったのはもちろん「モータースポーツエディション」で、超強力な吸盤式クリップスタンドなどがセットされたものです。
まずはバッテリーを充電・セットして初期設定状態で録画のテストに行ってきました。
この手の製品で一番悩むのが取り付け場所です。
ツーリングの雰囲気を残せるようなベストポジションで、路面からの衝撃を受けずにブレ無い画像が撮れる場所、その上操作がしやすいところという欲張りな要求を満たすところを探すのが一番困難です。
最初は試しにハーレーの大きなファントムフェアリングに吸盤で取り付けてみました。
道路の中央よりで先の方まで見通せるように右側つけてみました。
走りながらの操作は危険なので停まっているうちに録画を開始します。
ライダー側から見たところです。
そうして撮影したのが下の動画です。
※ オリジナルは1280×960のH.264なのですが、自宅サーバから配信するために縮小とエンコードしています。
私のヤッコカウルは後付けなので振動しやすいのか、それに吸盤ステーから何段も長く伸ばしたステーのせいか、ちょっとブレているのが気になります。
次に走りながらでも録画の開始・停止くらいは出来るかと思って、ファントムフェアリングの左側に付けてみました。
参考までに今までの「ミニ動画ユニット」で同じ場面を撮影した動画を比べてみます。
解像度と画角の広さは比較にならないほど「Go Pro HD Hero2」の方がいいのは当たりまでですが、個人の好き好きですが色合いは「ミニ動画ユニット」の方が私は好ましいと感じましたし、操作のしやすさについてはダントツに「ミニ動画ユニット」の方が楽です。
その次のセットは、振動が発生してブレているのでステーの段数を減らして短くしてみました。
次に、ステーの長さを利用しようと、リアのトップケース、キングツアーパックの上にセットしてみました。
自分の運転している姿をこういう角度で見る事は出来ないので期待度大です。
うーん、どうもイメージと違っていました。
まず広角(170度)過ぎて、近くのものと少し離れたものでずいぶん距離感が誇張されてしまいます。
私の後ろ姿の右側はカメラに近く左側は遠いので、たったこれだけの違いでずいぶんデフォルメされてしまいました。
まるで体が斜めになって運転しているようで、見ているだけで少し気持ち悪くなりそうです。
最後に撮影したのは、これもよくあるローポジションからのフロントタイヤ越しに前方を眺めた動画です。
太いエンジンガードに固定するアタッチメントを持っていないので、フロントフェンダーの後部に吸盤留めです。
テレスコピックのフロントサスペンションが頻繁に動作しているのがわかります。
これはこれでありでしょうけど、ツーリング中の周りの風景を残すというより走りの様子の録画に向いていそうです。
結局、まだ「ここがいい!」という決定打の位置は見つかっていません。
もう少しテストしてつめていきたいと思っています。
実際に使ってみた使い勝手ですが、
・電源オン・オフの状態は、カメラ本体前部のLEDに表示されますがここはライダーのいる後ろ側から見えず、電源が入っているのか切れているのかがわかりづらい。
デジカメのように本体裏面にあった方がいいですね。
・録画中は、本体4箇所(前・後・上・下)にある赤いLEDの点滅で教えてくれますが、快晴時の屋外だとはっきりしない。
・画角が広い(170度)のは私的には使いづらい。 せめて127度か90度が使えればいいのですがそれが使えるのが1920×1020の最高解像度だけで、それ以外は将来のファームウェアのバージョンアップに期待するしかない。
最高解像度だと長期期間のツーリングでは撮影時間が限られてしまう。
・リモコンはWifiユニットで対応するようだが、これもいつ販売になるのか未定
・首フリ用に、3方向ピボットアームなどが付属するがそれでも希望する方向に向けられない場合が多い。
※ バイクでの走行動画なら「GoPro HD HERO」がお勧めです
※ 仲間やタンデムツーリングでの会話なら高音質の「SENAインカム」がお勧めです
コメント
仙人 さん へ、
動画撮影は楽しいですよね。
仙人さんがよくやっていらっしゃるような、
道端の低い位置にカメラを置いて、
横を走り去る様子の動画もいいですよね。
そこそこの広角は私も必要だと思いますが、
170度は広すぎるかな。
このビデオはズームは出来ないけど
広角は三段階で選べるので今度は127度で撮ってみます。
いいですね~♪
私的にはナビよりもこちらの方が欲しいです(^^
画格の広さはひずみにもなりますが、広い範囲が写るので私は好きです!
後ろから自分撮り(笑)出来るのも興味深々ですわ
DON さん へ、
バイク動画撮影用の機器は
今までにも何種類も試してきました。
今回のGo Pro HD Hero2は専用設計というだけあって、
撮影された画像には満足しています。
あとは取り付け方法と、
出来れば走行しながら簡単かつ安全に
録画の開始と停止が出来ればいいなと思っています。
ヘルメット装着はやはり首への負担がありそうですね。
かえる十兵衛 さん へ、
バイク動画撮影用だと、
この機種かコンツアーがお勧めかと思います。
アタッチメント関係の充実は、
こちらの方が上ですね。
ヘルメット装着は、一度はテストしてみようと思います。
どの程度の負担になるのかわかりませんね。
メット天頂部への取り付けは、
「殿様カメら」と呼ばれるようですね(笑;
すなこ。 さん へ、
パイプハンドルで前面カウルなしだと
もう少し設置場所の融通が効くんでしょうね。
「私が映っている風景」に一票、いただきました!
デフォルメされていますが、
自分では見られない風景なので
これはおもしろいですよね。
本当はヤマハのサイトに掲載されているような
自分の後方から車で追走して、
その上から俯瞰して撮影したような
そんな画像を撮りたいです。
リアのツアーパックの上に三脚立てて
それに固定したら出来るでしょうか。
やってみようかな。
どもどもです(^^)
色んなポジションで体験されてますね~
me的には、メカ好きおじさんが映っている角度の、
撮影バージョン好きですよ!
自分の運転している姿見れるなんて、
めっちゃ憧れます☆
でもメカ好きおじさんが映っているから、
カッチョイイんでしょうね。。
meみたいなへっぽこが映っても…
めっちゃ自分で、ヘコんじゃったりしそうです(^^;)
これからのツーリングで、「ここがいい!」という、
ポジションが見つかるとイイですね(*^^*)
僕も今、ヘルメット装着を提案してみようかと思っていたのですが、既に皆さんが書き込まれているようですね・・・でも、確かに前の方が書かれているように重量の問題と風圧の問題がありそうですね
どれも一長一短って感じですね
録画システムはいずれ僕も導入したいと思っているので、今後のレポートを楽しみに読ませて頂きます(^^)/
自分はこういう経験が無いので、全てがイイナァという感じです。
景色も走行風景もかなり保存状態は良いですよね!
振動によるブレはそれほど気になりはしませんでしたが。
ヘルメット装着!知り合いが実際にしていましたが、結構大変な風の抵抗があるとか。
コタン さん へ、
コメントありがとうございます。
そうでしたね。
ヘルメットへの取り付けテストをするのを
忘れていました。
たしかに多くの方が試していますね。
でも重くなって首がいたくならないのでしょうか。
今度やってみます。
ヘルメットに取り付けてみてはいかがですか?
他の方のGoPro動画でもたまに見かけますが、
首も振動吸収に一役買ってて綺麗な映像が撮れると思いますヨ^^