先日取り付けたキング・ツアーパック。
これに付いている肘掛け付きのバックレストの乗り心地を確認するため、ペアライドでツーリングに行ってきました。
どうせ行くなら日帰り温泉にも入ってこよう!のオマケ(?)のサブタイトル付きです。
今回は高速は使わず、一般道オンリーです。
ペアライドは、妻の仕事場への送りのチョイ乗りを除けば、1ヶ月半ぶりになります。
行き先は、毎度お馴染みの秩父路です。
それほど遠い場所でもなく、温泉に入ってお昼を食べる予定なので、9時半過ぎに自宅を出発します。
今までは、ヘリテイジの純正のバックレストでしたので、安心して手を乗せて体重を掛けていましたが、重量級のツアーパックを、強化したとはいえ自作のキャリアで支えているので最初に乗り込む時にはちょっと妻も心配そうでした。
でもかなり頑丈に作ったつもりなのでぐらつく事も無く、安定していました。
このバックレストでの走った感想ですが、簡単に言ってしまえば「可もなく、不可もなく」だそうです!
せっかく投資したカスタマイズですが、ちょっと拍子抜けです。
座り心地は、シート自体が何度もバージョンアップを重ねた特注(?)自作シートのままなので、こちらは変化なし。
背もたれは純正に比べると高さが高いので腰より上、背中の半分くらいまで覆っていてこれはまあ、いいようです。
クッションは、今までの純正品にもクッションを追加して角度もちょうどいいようにしてあるので、それと比べると特に良くなったというほどの事はないようです。
たぶん、純正のままだったらこちらの方が印象はよかったのかもしれません。
気になったのは、夏特有のためかもしれません。
というのは、肘掛け付きで左右に大きく張り出しているため「風が通りにくくなった」というのです。
今までですと、いくら後ろのキャリアにバッグを積んでいるとはいえ、体の左右から風が抜けていたのですが、この幅広バックレスト&ツアーパックにしたら、体の横を風が通らないので暑く感じるのだそうです。
最初からこのスタイルならこんな事は気付かなかったでしょうけど、比較乗車してみて初めてわかった事です。
この点については、涼しくなった頃にどういう反応に変わるかなというところです。
バックレスト下部の腰の部分ですが、クッションが薄いので、疲れにくくなるよう背骨が逆S字を描いている状態にするランバーサポートとしての機能が発揮出来ていないようです。
この部分にはついては、近々クッション材を追加する自作加工をするつもりです。
肘掛け部分は、思ったほど「体を預けて楽が出来る」ようではないようで、無いよりはあった方がいいかなという程度だそうです。
高速道路とかで寝てしまった時には多少安心感が増すんでしょうか。
もう一つ、タンデムグリップの件です。
私のヘリテイジには、タンデム用のグリップを取り付けてあります。
しかし、この肘掛けのお陰で手が届きにくくなったそうです。
手の長い方ならいいのでしょうけど、肘掛けの外側からでは無理で、内側からやっと届く感じですが、それだと肘が不自然に曲がってしまうので実用的ではないようです。
まあ、わざわざ外すまでもないかなと思っていますが、どうしても使えなければヤフオクにでも出しましょうか(笑;
いろいろ、不満な点ばかり書きましたが、でもあえて以前の純正バックレストに戻すほどの事ではないので、このままのスタイルでしばらく慣れてもらいます。
ツアーパックを搭載して、ライダーとして気になった点があります。
それは「時速60km/h程度で走行中、アクセルを戻して57?58km/h程度に速度が落ちた際に、ハンドルが多少ふらつきやすくなる」という事です。
微妙な言い方ですが、走り出してこの速度域になっただけでは特にふられる事はないのですが、速度が落ちてきた時にちょっと気になる程度です。
もちろんハンドルをしっかり握っていれば特に問題ないのですけど。
たぶん、車体後方に設置したツアーパックとの固有振動の問題かなと思っています。
ところでツーリングの方ですが、今日は出発が遅れたせいもあり、R299は車もそこそこ、しかも遅い車が多かったですね。
でもそのお陰でネズミ取りの方も、お客さんがさっぱりのようでした(笑;
↓ 左手の方に椅子に座ったブルーの制服の方が。。。
飯能あたりから、私の後方に80キュビックインチのFLHの方と一緒に走ってました。
一緒に道の駅あしがくぼで休憩しましたが、年配のハーレー乗りの方で、GWには四国を回って来られたと話してくれました。
秩父市街をパスしてR140で道の駅大滝の日帰り温泉「遊湯館」です。
ここは、施設は新しくはないですが、関東屈指の高濃度の温泉成分のぬるぬる湯で気に入ってます。
600円の料金もJAFの会員なら1割引です。
お風呂の後は、食堂でそば定食です。
おいしい手打ちそばにしゃくし菜丼のセットです。
ところでこの「大滝」地区は、ここ数日の沢歩き遭難、救助ヘリ墜落、取材スタッフの三重遭難で有名になったところです。
お風呂に入っていたときも、頭上かなり高いところをヘリコプターが通っていました。
お腹がいっぱいになった所で、大滝から戻ります。
途中、三峰口駅に近づいた時に、「そういえばこの時間ならまだSL,蒸気機関車が駅にいるはず」と思い、ほんの少しだけ脇にそれ、駅に向かいます。
SL、C58パレオエキスプレスはまだ転車台に向かっておらず、駅端で水の補給と石炭をならしていました。
おおくのお客さんが撮影していましたが、私たちはバイクにまたがったまま、道路の端で写真を撮っただけで戻ってきました。
道の駅両神温泉、小鹿野、秩父ミューズパークの中を通って秩父市街に戻りました。
帰りは高速に乗ろうかと思っていたのですが、まだ時間も早く下道も混んではいないようだったので、またR299で帰ってきました。
自宅近くまで戻ってきて、帰りにスーパーに寄って、安売りだったビール(24缶ケース)を買いましたが、ツアーパックの中に余裕で収まりました。
重量的には9kg弱くらいですがキャリアがふらつく事もなかったですね。
ほかにも牛乳やらパンやらお菓子やら、かなりの積載力はツーリングだけでなく、買い出しにも役立ってくれそうです。
コメント
nakaさんへ、
さすがにBOXの大きさはかなりなもので、
ヘルメットが二つ入ってもまだ余裕があります。
仕様では「63L」となっていますが、
コーナーランプが付いている分、
内側にユニット部の張り出しがあるので2L位は
少なくなっていますが、それでも60Lの容量は、
市販のトップケースの中では、大容量の部類です。
今までのナイロン製のものと違い、
雨に強いのはうれしいのですが、
風が通らないので、夏場だと中が高温になってしまうのが
気になります。
重心位置の変化は感じます。
路面のちょっとしたギャップを避けるために
テールを振ったりすると、
挙動が今までと違って感じます。
でもこれもしばらく走れば慣れてくると思います。
ツーリングの最中に、荷物をポンポン、
気軽に放り込めるのがとても便利です。
積載能力アップは効果ありですね。
ハードケースだしセキュリティもOKで良いですね。
重心が高く感じることはありませんか?