コクワガタの越冬

【コクワガタをゲット！】

先日のブログにも書きましたが、去年の９月、いつもの秩父ツーリングの際、道の駅あらかわで妻がコクワガタのオスを見つけてきました。

自分では触れないので、その辺にあったチラシにしがみつかせて私の所に持ってきました。

子供の頃、カブトムシは何度か飼った事はあるのですがいつもそれほど長い期間生きておらず、かわいそうな事をしてしまいました。

昨今はホームセンターや100円均一の店でも、カブトムシ・クワガタムシの育成キットのようなものを扱うコーナーが充実していたので、こういうのを利用すれば私でも飼う事ができるだろうと思い、連れて帰りました。

ビニール袋をふくらませてその中に入れ、リアバッグで運びました。

【自宅で飼ってみる】

家に帰ってからは、ホームセンターでプラスティックのケースを購入。

体長３cm強のコクワガタなので一番小さなケースにしました。

あとは育成用の土、エサとなるゼリーも購入し、ケースの中に土と、隠れやすいように庭にあった適当な木の枝や落ち葉を入れました。

エサ台として、直径４cmほどの切った庭の木の断面を彫刻刀で少し窪ませ、ここにゼリーを載せました。

霧吹きで全体に湿り気を与えて完成です。

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（あとで調べたら、土に水分を与えて湿らせるのは、クワガタの足の関節は乾燥させると折れてしまうのでそれを防ぐために、土中に水分を与えておくのだそうです。）

クワガタを入れてやると、すぐに落ち葉の下に隠れ、さらに土の中に潜ってしまいました。

それでも翌朝見ると、エサ台の上のゼリーはかなり無くなっていてちゃんと食べていたのがわかりました。

困ったのがエサに群がるコバエです。

夜、エサをやるためにケースの蓋を開けると、小さなハエが何匹も飛び立ちます。

そこでガーゼを買ってきて、ケースのサイズに合わせて被せてみました。

しかし、それでもどこから入るのか、あるいは土や葉っぱにすでにコバエの卵があるのかわかりませんが、ガーゼを取るとケースの中にはコバエが何匹かいるのです。

仕方無いのでエサやりは、玄関の外でケースを開けてやることにしました。

こんな様子で毎晩エサをやりながら去年の秋過ぎまで、廊下の端の方に置いておきました。

【越冬させてみました】

カブトムシは成虫で冬を越す事は無いようですが、クワガタは土の中で越冬すると聞いていたので、その準備をしました。

（これも後で調べたのですが、クワガタでもオオクワガタやコクワガタは越冬するそうですが、ノコギリクワガタは越冬しないそうです。こんな小さなクワガタですがちゃんと冬を越せるでしょうか？）

エサやりは続けていたのですが、段々食べなくなったようです。

冬の間は土の中にいるようなので、土が乾きすぎないように時々（１、２週間に一度）霧吹きで湿り気を与えながら、下駄箱下の暗くて静かな所にケースをおいておきました。

【遂に目覚める！】

今年の春になってから、いつ出てくるかわからないので少しずつ暖かくなった頃（関東地方だと４月ころ）から、エサを定期的に与えておきました。
食べてなくても古くなったエサを捨てて新しいものに交換していました。

そしてある日見るとエサが減っていました。

冬眠から覚めたようです。

しばらくエサやりを続けていましたが、夜見るとエサ台の上に乗っている去年のコクワガタの姿が見えました。

少しは大きくなったかなと思いましたが、残念ながら去年とほぼ同じようなサイズです。

それでも去年の９月に我が家に来てから１年近く過ごした事になります。

最近、ネットで調べてみたら、コクワガタというのは比較的簡単に越冬が出来る種類のようです。

さらに個体によっては２年目も越冬できる場合があるそうです。

まだまだ元気でいますので、ケースをのぞいてみるのも楽しみです。