ヘリテイジ・ソフテイル・クラシックの右二本出しのノーマル状態から左右出しにカスタムしてから、左足のところに取り回しされているエキパイからの熱に悩まされています。
2年前にカスタムしてまもなく、耐熱用のサーモプロテクトラップを巻いてその上に金属製のヒートガードを付けていました。
それでもまだ熱いので革でカバーを付けたり、ヒートガードの内側に遮熱シートを貼ったりしていましたが、これと言った決定打には至っていません。
そんな時にブログに5Acornさんからコメントをいただき、「サーモプロテクトラップを巻くとかえって熱がこもってしまいます。 放熱のためには巻かない方がよいのでは」とアドバイスをいただきました。
それまで私は「エキパイが熱い = 熱をさえぎる = サーモプロテクトラップを巻く」と短絡に考えていて、またネットでもハーレーのエキパイにもサーモプロテクトラップを巻いている方が多かったのでそれでいいと思い込んでいました。
アドバイスをいただいた事で改めて調べてみると私の考え方が間違っていたことがわかりました。
サーモプロテクトラップを巻くことは確かに遮熱効果を期待してのことですが、それはエキパイの熱さを足に伝えないためではなく、エキパイが冷めてしまうことで排気効率が落ちることを防ぐためだったんですね。
エンジンからの排気は高温のエキパイにはうまく排気されますが、冷えてしまうと効率が落ちるのでそうならないためにサーモプロテクトラップを巻くそうです。
確かに走っている時は走行風でエキパイが冷やされるのですがサーモプロテクトラップが巻いてあるとその効果が期待できなくなります。
空冷エンジンに多くのフィンがついていて走行風を受けやすくするのと逆行するような処置でした。
そこでエキパイに巻いていたサーモプロテクトラップをすべて外します。
固定するために巻いていたステンレスの針金を外し、最初は黒かったのに真っ白になってしまったバンテージをほどいていきます。
現れたエキパイは全体が黒っぽく変色していました。
以前の写真を見てみると、最初はメッキでぴかぴかに光っていたのですが見る影もありません。
出来れば元のように光らせたかったので試しにピカールで磨いて見ましたが全く落ちる気配がありません。
どなかたこの黒い変色を戻す方法をご存じじゃないでしょうか?
仕方ないのでこのままヒートガードをかぶせることにしました。
全体を覆ってしまえば見た目にはヒートガードのメッキで光っているように見えます。
(でも、裏側が後ろのメッキに写ってます!)
これで邪魔なものがなくなり冷やされやすくなるでしょうか。
さらにもう一つ、問題があります。
私のFLSTCにはソフテイル系では珍しくロアーフェアリングを装備しているのですが、これにより前面からの走行風が一部さえぎられてしまっています。
可動式のシャッター窓になっていますが、全開にしても結構ふさがれています。
これも外して見る事にしました。
回転軸のところにあるネジを、下側から外してみましたがこれだけでは取り除く事は出来ませんでした。
可動部分のガイドと穴があるため、一旦ロアーフェアリングの上部のパーツを外す必要があります。
ここを取るとはじめて可動式シャッターを外せました。
無くなってしまうと前から見たときになんとも間が抜けた感じがしますが、効果を考えるとこれでヨシとしましょう。
熱い左側のエキパイはVツインの後ろ側のエンジンなのでただでさえ風が当たりにくいのです。
反対の右側は前のエンジンでエキパイも下に降りていますので可動式シャッターがあっても風の当たり方は確保されていると思いますので、外すのは左側だけにします。
走っている時には風があたってエキパイが冷やされてくれれば、熱さに悩まされるのが少しでも軽減されればいいですね。
実際に走って効果を検証するのは、次回のツーリングの時に行いたいと思います。
これでもまだダメだった時には、次の手段としてハーレーのエンジン熱を電動ファンで冷やすキットが発売されていますのでこれの取付を検討しようと思っています。
コメント
5Acorn さんへ、
私のヘリテイジのは、モーターステージ製の左右出しで
後方エンジンの排気がかなり曲がりくねって
左側から出て、プライマリーケースの上を通っています。
黒い革カバーの下には、モーターステージ製のヒートガードが付いています。
日曜日にこの状態でテストランした限りでは、
やはり走行風で冷やされるのでまずまずのようでした。
改めて写真を拝見するとエキパイがクランクの上を通っているのですね、
かなり足に接近するレイアウトでしょうか?
ふと思い出したのですが、ヘリテージのエキパイの部分はクロムメッキが施されたヒートガードが着いていませんでしたっけ?
触ると勿論熱いですが、空気層があれば結構役立ちそうな気もします。見当違いならごめんなさい。
5Acorn さんへ、
大排気量で空冷エンジンのハーレーにとって
輻射熱による足への負担は宿命のようですね。
ノーマル状態でもやはり熱くなるんですね。
以前、足のももの内側に水ぶくれが出来て以来、
なんとかしようともがいています。
今回の対応でよくなってくれるといいのですが。
こんにちは。
原因解明、解決の糸口を見つけやすくなりますので、今回の実験で変化があると良いですね。
僕のバイクはストックのままなのですが、渋滞時には右のふくらはぎがものすごく熱くなります。
車死因を撮ってみてみると、ヒートカバーのおかげで腿あたりは大丈夫なのですが、ふくらはぎあたりは
エンジン、エキパイの輻射熱をもろにかぶっている幹事です。
(大きな声では言えませんが)近場を乗るときにはときどき、Tシャツ、短パンで流れる風を楽しむことがあります。
しかし、これでは熱いで済まないかも、ジーンズ必須のようです。
ちなみにFHHTKは信号待ちなどのアイドリング時、後ろのシリンダーが熱くなるとガスをカットし前だけで回るモードがあります。
スロットルを回すと元に戻ります。
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