週末の日曜日、今回のツーリングはいつもの秩父とか山方面ではなく、市街地です。
映画「のぼうの城」のモデルとなった埼玉県行田市の忍城とさきたま古墳群を目指します。
この映画は、豊臣秀吉の命を受けた石田三成が北条氏政の支城の一つであった忍城を落城させるために2万の軍勢を率いて水攻め等を行ったのに対して、わずか2千強で立ち向かった「のぼう様」成田長親との戦いを描いたものです。
昨年9月に公開予定であったが、水攻めのシーンが東日本大震災の被害に配慮して1年以上公開が延期になり、今年の11月2日になってやっと公開されたものです。
公開後、この忍城を訪れる観光客が増えたとの事で、以前行った事がありましたが今回のツーリングの目的地となりました。
行きは高速を使わずにのんびりと下道を流します。
こんなのどかな風景の中、ちょっと寒くはありましたがタンデムで走ります。
最初に向かったのは忍城ではなく、その近くのさきたま古墳群です。
近くには、ここを世界遺産にめざそうという看板がありました。
実際の登録はどうなんでしょうね。
まずは稲荷山と丸墓山古墳に向かいます。
駐車場のすぐ脇には、愛宕山古墳がありますが、その奥には手打ちうどんのお店があるようです。
看板を見てみると、
「週休5日制導入 土日のみ営業」
「定休日 月火水木金 盆暮正月」 とあります。
こんな仕事のペース、うらやましいですね。
世界遺産を目指しているせいか、いろんな案内表示板が新しくなっている中、こんな昔からのものも残っていました。
ここは今までに何度も訪れていますが、今日のように天気がいいと、広々とした場所が気持ちいいです。
行田市は起伏が少なく平坦な土地だそうです。
いつもは一番高い丸墓山古墳に登るのですが、今日は二人ともライダーブーツですのでパスして、隣の稲荷山古墳に登ります。
(ホントは面倒なだけとか。。。)
丸墓山古墳が行田市で一番標高が高いとか言われていますが、こちらの古墳からでも遠くまで見通す事が出来ます。
少し離れたところには、古代蓮のある公園とそこにある展望棟が見えています。
そしてこちら側には、これから向かう忍城も見えます。
実はこのさきたま古墳群はのぼうの城と関係があるようです。
水攻めを命じた石田三成はこの丸墓山古墳に本陣を構えて、情勢をうかがっていたと言われています。
頂上には、埋葬されていた場所が示されています。
のどかな広場でくつろぐおじさん。
別名、「仕事にあぶれてハローワーク帰りで、でも家にも帰れないオジサン」うーーん、リアルです(笑;
古墳公園を南に歩いて行きます。
そういえば、バイクを停めた駐車場のすぐ脇、道沿いのところに埴輪やおみやげと一緒に、行田市のB級グルメ「ゼリーフライ」や「フライ」を売っていたお店があったのですが、今は更地になっていました。
少し離れたところの道沿いにはこんな看板とのぼりがありました。
どんなものかというと、
下の看板写真の右上がゼリーフライ、左上がフライです。
資料館のそばには、埼玉県名発祥之碑がありました。
ここの紅葉があまりにきれいなので一枚、パチリ!
今回歩いた古墳群のルートです。
さて、いよいよ忍城へ向かいます。
ここからは10分足らずで着いてしまいます。
城内にある水城公園の脇を通り、
こんな蒸気機関車が展示されている交差点を左折するとすぐです。
駐車場に入る車は列を作って順番待ちをしていましたが、バイクは自転車と一緒にこんな無料の駐輪場に停めるようになっていました。
入り口のところには、のぼうの城公認グッズを販売するテントが出来ていました。
目についたのはコレ、「ゼリーフライバーガー」です。
早速食べてみました。
ゼリーフライ自体がそうなんで、味は普通のコロッケバガーのようでおいしかったです。
150円の割にはたべでがありました。
お城の中を見学するのは有料(200円)ですが、チケットを買うお客さんが列をなしています。
以前着た時には、こんな事はなかったですけど、駐車場の列といいさすが映画の影響はすさまじいですね。
入り口には、マッチ棒3800本で作られた模型が飾ってありました。
展示室内は撮影禁止なので、写真はありません。
でもお城の上の展望台から外の景色を撮るのは許容範囲内でしょう。
建物の様子は変わってしまっていますが、昔の人もこうやって城下町を眺めていたんでしょうね。
外に出て見ると、ここでも「おもてなし甲冑隊」の方々と記念撮影が出来ました。
鐘突堂の紅葉もきれいでした。
忍城の由来です。
これが1988年に、本丸跡に復元された三階櫓の姿です。
城壁の下は石垣ではなく、土盛りになっています。
当時の窓もこんな、○△□だったのでしょうかね。
お手洗いの案内板もおしゃれです。
さて、一通り見て回りましたので忍城を後にします。
もう1時を回っていたのでお腹がすいていたのですが、近くに食べ物屋さんが見つからず、バイクで帰り道沿いで探しました。
国道17号沿いで見かけたこんな和風レストランに入ってみます。
親子丼とそばのセット、それにお餅やうどんなども入った越後ぞうすいを頼みました。
どちらももボリュームがあって満腹満腹。
帰りは圏央道に乗ってみます。
一番端の桶川北本ICから乗ります。
出来てまだそれほど経っていない道は、きれいで空いていて走りやすいですね。
でも風がちょっと冷たかったかな。
無事、家に帰ってきました。
ところで、この記事では忍城をモデルにして「のぼうの城」に触れていますが、実は私たちはまだこの映画を観ていません。
でもいろんな展示や解説を観て、それに実際のお城にも行ってきたので、なんだかもう映画を観てきたような気分になっているのは私だけでしょうか。
※ 走行ルートを記録するなら「GPSロガー」がお勧めです。
※ バイクでの走行動画なら「GoPro HD HERO」がお勧めです
※ 友人通しやタンデムでの会話なら高音質の「SENAインカム」がお勧めです
コメント
バイクおやじ さん へ、
私も以前、忍城に行った時は、
そんな歴史を知らずにただぼうぅーっと見てました。
映画、観てみたくなりますよね。
クルマだと駐車場待ちの列がありますが、
バイクなら大丈夫でしょう。
のぼうの城の舞台って忍城だったんですね。
そういわれると見に行きたくなりますね。映画。
しばらくは忍城にはいけそうにもないですが。
(込んでいるところは苦手です)
のぼうの城 お勧めですよ~ さんへ、
ウシ子さんへ、
お名前はなかったですが、たぶんウシ子さんかなと思ってました。
以前のブログ記事で拝見していました。
あの記事も、ここに行こうと思ったきっかけになりました。
映画は楽しそうですね。
ぜひ観てみたいです。
大猫 さんへ、
私も陰陽師で観てから、
野村萬斎さんが好きになりました。
やはり演技はうまいですね。
あのペンギンのバナー、
動きがとってもかわいいですよね。
カーソルを当てるとそっちに
えっちらおっちちら歩いてくるのが
なんとも言えません。
私も他の方のサイトで別バージョンを見て、
この作者のサイトに掲載されていた
いくつかのバージョンの中から、
このペンギンのを選びました。
エッチティシィ さんへ、
行田はホームグラウンドですよね。
どこかに走っていないかなと
探しながら行きましたよ。
せっかく天気がよかったのに
ハーレーに乗れなかったのは残念でしたね。
「茂美の湯」は以前にもお勧めいただいていましたが、
この時期だと出たあとで湯冷めしちゃいそうですね。
追加!!
上から2枚目の写真のバイクの左上にある黄色い建物、ここは源泉かけ流しの
天然温泉ですが、美人の湯と言われている、「茂美の湯」って言う温泉です。
素晴らしい温泉なんですよ。
あらまっ!
我が家のすっごぃ近いところを走っていたんですねぇ。
その頃の私はと言えば、午前中に用事がありツーリングに行く事も出来ず、
自宅で昼間からビールを飲んで転寝をしておりました。
わかっていれば、行田市内の見どころを案内したのにぃ~。・・・残念っ!
最初のコメント、ウシ子でした~!
名前入れてなかったですね(>_
お疲れさまでした~♪
萬斎さん大好きの私としてはぜひ映画を
観たいと思っているところでございます。
あぁでも忙殺されてしまう_| ̄|○
ところで、横のペンギンが可愛すぎるんですけど!
朝から発狂死しそうになりました(*´∀`*)
映画公開の直前にソロツーで行きましたよ
全く同じコースで・・・(^_^;)
あの時は資料館もガラガラでしたけど、今はずいぶんな人出みたいですね
映画は興味のなさそうな振りをしていた主人を無理やり連れ出して見に行きましたが、
主人も満足したみたいでしたよ~
何といっても見終わった後の爽快館! 久しぶりの感覚でした(^^)