山梨、大菩薩ラインに放置された廃車バス

記事内容とは関係なく広告が表示されます。

4月、5月と連チャンでツーリングに行ってきた奥多摩から雁坂トンネル、秩父を結ぶツーリングが最近お気に入りのルートになっています。
その記事の中で紹介した途中で見かけた長年放置され茶色くなったバスの写真。
411号線、青梅街道大菩薩ラインの道の駅たばやまを超えて柳沢峠に向かう手前にある廃車になったバスです。


 

ほとんど錆だらけだけどどうにも懐かしい愛嬌のある面構え。
ジブリアニメのネコバスのようにも見えます。
スプリットのウインドウに今では知らない人の方が多い「アポロウインカー」フロントウインドウ上の飛び出たライトが古きよき時代を感じさせてくれます。
そのアポロウインカーも左折側はほんのちょっぴりですけど微妙に飛び出ているのがなんともいえません。


 

そんな一枚の写真にコメントをいただき「どんな種類のバスなのか」少しだけ興味が出てきたので調べてみることにしました。
バスマニアでは全くない私は全然知らなかったのですが調べていくうちにいくつか分かってきたことがありましたのでまとめてみました。

どうやらこのバスは、1935年創業の埼玉県川口市にあった日本デイゼル工業株式会社というところが製造していたバスのようです。
日本デイゼル工業はその後、鐘淵デイゼル工業(1942)、民生産業(1946)、民生デイゼル工業(1950)、日産自動車が資本参加(1953)、日産ディーゼル工業(1960)、UDトラックス株式会社(2010)という変遷を経ているようです。

このバスは1940、50年代のものだと思われますので民生デイゼル工業製によるものということになるのでしょうか。
特徴としては車体左側前方に扉があるかどうか、車体の長さはどれくらいかによって多少識別できるようです。
この車体は前方扉の無いタイプですので1950年代中頃のRS85というタイプのようです。

フロントエンブレムにある「EAGLE」についてもわかってきました。
1950年にこの会社で作られたニ日本初のリアエンジンタイプのバスが「コンドル」号でこの時はボディには富士重工業製のものを積んでいたようです。
民生デイゼル工業ではエンジン、シャs-シー付きフレームを製造する会社だったようでボディは他社のものから提供を受けていました。

その後1951年から新日国工業製ボディをのせたものが作られ、このタイプが「イーグル」号でした。
車体の形式名は富士重工業ボディのものが「RF」(F:フジ)、新日国工業製ボディは「RS」(S:シン)です。
全長が8m級の「85」と9m級の「95」があったのですが、写真のバスは短いようなので150PSのUD4エンジンを搭載しホイールベース4350mmの「RS85」だと思われます。

このバスは山梨交通で使用されていたもののようです。
ネット情報をまとめてみると上記のようになるようでしたがにわかバスマニアの私が調べたもので全然知識はないので間違っているかもしれません。


 

コメント

  1. ツバキッキ さんへ、
    一番上の写真のように、右カーブの正面に見えます。
    私は走りながら写真を撮ることが多いので
    気がついたのかもしれません。
    私も次回はバイクを降りて近くで見てみたいですね。

  2. 以前に411号線、青梅街道大菩薩ラインはツーリングで幾度ともなく通っていますが、このバスの存在には全く気がつきませんでした。こういう廃的なものが僕は好きなので、今度青梅街道大菩薩ラインを走ることがあったら、足を止めて見てみたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました