NTTの方から来ました

先日、突然わがやに「NTTからの委託で来ました」という方が玄関に現れました。

妻がインターフォン越しに話しを聞くと、光電話を入れている家庭に対して落雷によるルーター機器等への影響による回線不通への対策として、雷防護アダプタの取り付けに回っているとの事でした。

NTTの直接の社員ではなく、委託を受けた業者の方と名乗っていました。

今までNTTからは、電話にしろ封書にしろメールにしろ、なんの事前予告もなく突然の来宅で、しかも家の中に上がって電話の配線工事をするという事に疑問を感じた妻は、「主人に相談するので後日にして欲しい」と伝えると、「それでは次回の工事巡回は10月になります」と言って「工事のお知らせ」だけ帰っていったそうです。

昔から、「消防署のほうから来ました（＝消防署のある方角から来ました）」と言って安心させ、消火器を売りつける詐欺がありますので、その類かと心配しました。

帰宅してからその話しを聞いてネットで調べてみるとたしかにNTTのサイトにこれに関連した記事が掲載されていました。

それにしても何も連絡なしにいきなり来て、自宅にあがって工事をするのは不安になりますよね。

独身者なら昼間に家にいない事も多いでしょうし、一人住まいの女性なら訳のわからない業者を部屋に入れて電話の工事だなんて、盗聴器の設置とか連想されてしまい不安になる方もいるんじゃないでしょうかね。

話しが逸れましたが、ウチでは結局この工事業者に連絡をして、自分で都合のいい時に取り付けをするから、機器だけ持ってきて欲しい旨伝えました。

本来であれば業者が設置工事をして完了した写真を撮る必要があるそうですが、こういう申入れのケースも多いようですんなりOKが出ました。

数日後、業者が機器を置いていきました。

製品はNTT東日本の箱に入ったサンダーカット「A-2」というものでした。

ネット上ではアナログ回線用で4095円となっていました。

対象は光回線の家庭のはずですが、これでもいいようでした。

わざわざ買うのも面倒ですし、タダで対策してくれるなら設置しておいて損はないでしょう。

NTTとしても、落雷で機器が壊れて修理をする手間と費用を考えたら、事前にコチラの機器を設置してしまった方がコスト的にも安上がりなんでしょうね。

取り付け自体は、今の回線のコンセントと電話回線のラインもを一旦こちらのサンダーカットを経由させるだけなので、設置する場所さえ確保出来ればごく簡単に済んでいましました。

今まで生活してきて、落雷による電気製品への被害に遭ったことはないですが、対策をしておけば少しは安心出来ますね。

【追記】

実は、このサンダーカットを接続して以来、通話に支障を来たすようになってしまいました。

外線から掛けてくると着信ベルが3、4回鳴って切れてしまい、掛けた方には「恐れ入りますがお客様の電話番号を市外局番から入力して最後に##（シャープシャープ）を押してください」という音声ガイダンスが流れます。

試しにサンダーカットの接続を外して元の状態に戻すと、今までどおり普通に通話が可能になります。

NTT東日本に電話したところ、「機器の事についてはNTT東日本サービスの方に掛けてください」と言われ、そちらに掛けたところ「今までそういう事例は聞いた事がありません。サンダーカットはあくまで雷の高圧電流を逃がす機能しかないので音声ガイダンスを流しているという事は回線の問題か機器の不良の可能性があるのでNTT東日本に掛けなおしてください」との回答でした。

次に電話したのは機器を持ってきてくれた外注業者のところで、ここからは「次回、そちらに巡回する時に確認に行きます」との答えでした。

今のところ接続すると通話が出来ないのでサンダーカット無しにしています。

まあこのままの状態でもいいのですが、何らかの進展があればまたご報告します。

【解決　追記】

NTTから委託された工事会社の方が来られました。

配線をチェックされたあと、ルーターの設定の事を聞かれました。

ここでハタと気がつきました。

ウチは電話を一階用、二階用の二台つないでいます。

さらに片方だけナンバーディスプレー対応として、もう一方は非対応としていました。

それの優先順位と接続ポートの確認をしたところ、逆になっていました。

このため、ナンバー通知されず優先着信になっていたのでした。

アダプターにつないだ電話のケーブルをつなぎ直したところ、みごとに直りました。

わざわざ来てもらうまでもなく、事前に自分でチェック出来たはずですね。