先日、仕事関係で小さなジオラマを二つほど作ってみました。
一つは丘のある風景の中に針金の線路を敷いておもちゃの汽車をのせていました。 でも小さな子どもが作るようなレベルのものでした。
そのせいもあって何となく「本格的なジオラマ模型を作ってみようかな」という気になりました。
せっかくなので実際に走る汽車も欲しくなって、Nゲージで一番小さく手頃な津川洋行製の「コッペル1号機」という蒸気機関車を購入しました。
ケースの中身はこんな感じです。
右側のエッチングパーツはグレードアップ用のパーツで配管や手すりなどです。
写真では大きく見えますが、全長は3cmちょっとで手のひらというより小指の上に乗ってしまうほどの小ささです。
それでもこのキャノピーの中にモーターが収まっていてちゃんとレールの上を走ります。
リベットなども細かく表現されています。
下から見たところです。 モーターの回転をウォームギアで減速して前後の動輪を動かしています。
本体ははめ込み式でこれだけのパーツに分解出来ます。
付属しているのはエッチングパーツだけはなくホワイトメタルの煙室やカプラーもあります。
こちらに載せ替えれば多少重量がアップして空転を防ぎ走行性能が少しアップするようです。
どこまでディテールアップするか、エッチングパーツを付けるか、ウェザリングを施すかまだ決めていませんが煙突に自作のパーツを追加してみました。
木曽森林鉄道型というよりよりオモチャっぽくなったかな。
同じNゲージのD51との比較です。 実際にはナローゲージなので縮尺は違いますが同じ9mm幅のレールの上を走ります。
私が持っているNゲージはこのD51以外はすべて貨車系で客車はありません。
11輌の客車を引いてもD51は難なく走行しています。
元々、私の父が鉄道模型が好きだった影響もあって私も中学高校の頃に少しだけ鉄道模型を購入しました。
といっても当時の主流はHOゲージで車輌の値段も高く、お小遣いの範囲で買えたのは動輪2つのBタンクやBテンダーでした。 当時から蒸気機関車が好きでした。
その内の1輌のBテンダーは40数年経った今でも持っています。
HOサイズのレールの道床は今のようにプラスティックではなく木製でグレーに塗装されていました。 真鍮製のレールも実際に犬釘で固定されています。
信号機と車輌留のセットです。
このBテンダーは当時購入した時のままの箱入りで、今は無き(有)つぼみ堂模型店と表示されています。
6年ほど前にもこのBテンダーをブログで紹介しましたが、その際にはつぼみ堂を経営されていた方のお孫さんからコメントをいただきました。
HOゲージのBテンダーの下から見たところは、今回購入したNゲージのコッペルに似ていますね。
Bテンダーの他にも未使用のHO用モーターが2個、そして高校生の頃途中までつくりかけたペーパー車輌がありました、
これは50数年前に父が購入した日光号の列車です。
動力車の方はボディー以外の床部分は父の手づくりのようです。
話が長くなりましたが、今回のこの小さな小さな蒸気機関車を使って15cm四方のベースの中に線路を敷いて森林風景のジオラマを作る予定です。
すでにフレキシブルレールやケース、土台となるスタイロフォーム、カラー砂などは購入してあります。
これからどんなレイアウト、ジオラマにするか設計するのが楽しみです。
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