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奥秩父の駒ケ滝トンネル閉鎖

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奥秩父にある名物トンネル「駒ケ滝トンネル」が閉鎖になったそうです。
埼玉から山梨に抜けるにはいくつかの方法がありますが、中でも雁坂トンネルが出来てからはとっても便利に甲府に行けるようになって、富士山を眺め眺めながらの日帰り温泉や冬場にほうとうを食べに行くツーリングではいつも利用しています。

雁坂トンネルに向かう国道140号線には二つのルートがあり、一つは北側の彩甲斐街道を通って中津川に沿って走るルート、もう一つは南側の旧道で秩父湖の横、秩父往還を通るルートです。
この南側のルートの場合、秩父から大滝と来て秩父湖の二瀬ダムの手前には、有名な「駒ケ滝トンネル」というのがあります。
ここは国道のトンネルなのに、幅が2.5メートル、高さも3.4メートルと狭いため、車がすれ違う事が出来ず、両方のトンネル入り口に信号機があって片側交互通行になっています。

全長397メートルとそんなに長い訳ではないのですが、中が狭く急に曲がっているため通過に時間が掛かるためタイミングが悪いと5分くらい待つのは当たり前です。
信号か赤になったばかりだとゆっくり缶コーヒーなんぞ飲みながら一服出来てしまうくらいのんびりしたものでした。
看板には「対向車(大型車)の通行に時間がかかり、待ち時間内に通り抜けない場合がありますので、注意してください。」って書いてありました。
おいおいそれはないだろ!通り抜けできなかった車がいたら正面衝突でしょう。

トンネルの中も手掘りという訳ではないのでしょうけど壁面は荒くデコボコしていてオレンジ色の照明も暗いので、そっち系(どっちだ?笑)の雰囲気のあるトンネルです。
おまけにトンネルなのに普通の山道のように結構急なカーブが何箇所かあり、照明がオレンジ色のナトリウムライトのぼんやりしたもので暗いため先がよくわからない上に湧き水なのか路面はビショビショ。
そんな狭いトンネルに秩父側から入ってすぐ、いきなりYの字型の三峰口へ行く道と秩父湖の北側を走る道の分岐があるのですが、首都高のように先が見えるわけでも標識や信号があるわけでなく、突然現れるのです。

私もかなり前に「おばけトンネル」などとブログに記事を書いた事もありました。
トンネル周辺の地図を載せておきます。
ピンクの部分が駒ケ滝トンネルです。

駒ケ滝トンネル

右側(東)の秩父・大滝方面から来ると、トンネルの標識が現れます。

駒ケ滝トンネル

少し進むと信号があり、さらに普通の信号には無くて片側交互通行の工事現場などにある待ち時間表示の丸いタイムリングがあります。

駒ケ滝トンネル

まっすぐ進む道は車両通行止めになっていて、トンネルはここをすぐ右側に曲がったところに入り口があります。
入り口の狭さは見た通りで、路線バスやトラックなどもぎりぎりのところで通っています。

駒ケ滝トンネル

上の地図や写真の標識のように、トンネルの中にはYの字に分岐があり大滝から右(直進)に行けば雁坂トンネルに行きますが、左に行くと紅葉の綺麗さとオオカミ信仰でパワースポットにもなっている三峯神社に向かう道になります。
なかなか変わらない信号ですからバイクのエンジンを停めて降りてゆっくり待っていられます。

こちらは甲府側から来た時の待機場所で、なんにも無い場所でポツンと待っていました。

信号を待つ間に周辺を見てみます。
正面には二瀬ダムがあります。

駒ケ滝トンネル

ダムの上には車が通れる堤防があり、上記に書いたようにトンネル内で左折した先を行くとここに出て三峯神社に向かう事が出来ます。
トンネルの左手の通行止めのところでずっと工事をしていましたので、ここに道が出来たのでしょうか。

駒ケ滝トンネル

工事用車両もいました。

駒ケ滝トンネル

信号が変わったので入ってみましょう。
(※ 実はトンネル内では写真を撮っていなかったので、反対方向から入った時の動画(この記事の下の方に掲載しています)からキャプチャした画像なので、秩父方面から入った眺めとは違います)
こんな感じで薄暗いオレンジの光の上に、壁面がデコボコしています。
大滝側出口の直前には、こんな風に急に幅が狭くなるところがあります。

駒ケ滝トンネル

下の写真は、甲府側から入って三峯神社へ抜けるY字分岐を反対側から見たところです。
右手前方向に道があります。
こちら側から入ると三峯神社方面には右折出来ないようです。

駒ケ滝トンネル

反対側、山梨側の入り口前に設置されている信号です。

駒ケ滝トンネル

途中の分岐を左折して三峯神社方面に出た場所です。
右側がトンネル出口になります。

駒ケ滝トンネル

上の写真の左手を行くと、ダムの堤防の上になります。

駒ケ滝トンネル

毎年紅葉シーズンにはこのトンネルを通って三峯神社に行くのが恒例になっていました。
下の写真は、三峯神社から山を下りてきてトンネル手前の堤防のさらに手前に設置された停止信号です。

駒ケ滝トンネル

信号が変わってようやく進めるようになると今でこそ普通のT字路になっていて、秩父側、甲府側にすすめますが、

以前はこの先に二瀬ダム管理所の建物があってその下を通っていきました。

管理所を通り抜けると右側のトンネルの中へと入っていきます。 そしてすぐにトンネルの中でT字路になっていて左右に分かれていました。

2013年8月以降はこのトンネルには入ることができず金網で封鎖されていました。

最後に、山梨側から入ってきた時のトンネル内部の様子を動画で紹介します。
見ていただければわかると思いますが、道は狭いし暗いうえに、中でかなり急角度に曲がっている箇所が何カ所かあり、とてもスピードを出して走れるトンネルではありません。

このトンネルは今から58年前の1955年に完成したもので、もともとは二瀬ダムの建設用道路として造られたものなので狭くて照明装置も十分整備する事を目的としていませんでした。
この道は国道140号線ですが、トンネル内で分岐される三峯神社へ向かう道は県道278号線となります。
一日あたりの通行量は約1500台だそうです。

そんないろいろおもしろい事の多かった駒ケ滝トンネルが、2013年7月31日午後10時で閉鎖になったそうです。
代わりに翌8月1日午前5時から道幅が5~10メートルもある新しい道路が開通したそうです。
新しい道路は23億円、7年の工期を経て完成した「二瀬ダム左岸湖岸道路」で、今まで行けなかった甲府側から右折して三峯神社に向かう事が出来るそうです。
もうあのトンネルを走れる事はないんですね。

秩父の奥には三峯神社につながるロープウェイの廃線跡がしばらくあって、ツーリングの時に道路から離れたその駅舎跡や残っていたロープウェイの車両を眺めていましたが、それもいつしか撤去されていました。
確かに便利にはあるようですが、あのトンネルはなんとなく残しておいて欲しかったような気もしますね。

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