ジムニーのシフトゲートを純正色に光らせました

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ジムニーは軽自動車です。 そのため価格を低く抑えるためにいろんなところをコストカットされてしまっています。
シフトレバーの根元のところにある、今どこのポジションにあるかを表示しているプレートは夜になっても光りません。 高級車だけでなく小型乗用車でもこの部分は光るクルマが多いのですがさすが軽自動車ですね。

もちろん走りながらみることはそんなにはありませんし、メーターパネル内には「D」や「P」「R」といった表示がされていますがたまに確認の意味で直接シフトレバーを見ることがあります。 でも夜間に走行している時は暗くて見えないのです。

今回はそんなシフトゲートを光らせてみました。 どうせならほかの表示と同じような純正色のオレンジで光るように一手間かけてDIYしてみました。

ネットで「シフトゲートカバー」「シフトゲートパネル」「光る」「LED」で検索するといくつかの種類の製品が出てきます。 そんな中で選んだのはジムニーJB64Wの内装パネルにあるようなデコボコが周囲にデザインされ取り付けても違和感なさそうなコチラの製品です。



説明書は特になく製品のネット情報では取り付けにも特に工具は必要内容で配線も特殊な加工はなくてUSBコネクターを差すだけのようです。
パネルに付ける際には下側のプレートが外れるので、シフトレバーの頭の部分をくぐらせて両面テープで貼るだけです。

スイッチは二つで一つは電源ボタンで照明のオンオフの切り替えのほか、長押しすることで前側が青く光ってトレイを照らしてくれて中に置いたものを探しやすくしてくれます。
もう一つはシフトポジション照明の色を変えることができます。 色は黄/白/緑/青/赤/アイスブルー/紫の7色の中から好きな色を選べ、また長押しすれば7色を自動的に変化しながら光ります。
よかったのは「メモリー機能」で電源をオフにして消しても次に電源オンにしたときには前回表示していた光りの色やトレイ照明のオンオフを記録していてくれます。
あれ、光る色の中に純正色の「オレンジ」が入っていませんね。 まあこれは後で加工するので良しとしましょう。

さっそく加工に入りたいところですが点灯チェックしたところトレイ照明のLEDが点いたり消えたりしてどうやら接触不良のようです。 まずはコレを修理しましょう。
裏返して前部のカバーを外すとどうやらこのケーブルの接続がイモはんだになっているようでした。(写真は補修済みです)

ケーブルを剥いてはんだ付けし直せばOKです。

カバーを開けてLEDの配置をチェックしましたのでついでですからこのトレイ照明の明るさを強くしてみました。
半透明の下半分は取り付けた際に隠れてしまいますがLEDはこの下向きに付いていますのでここを反射させれば前面への光が強くなります。 カンタンに加工するためにアルミテープをカバーの長さにカットしてカバーの下側にテープで貼り付けました。

半分だけ覆ってどれくらい変わるか比較してみました。 緑のラインの右側半分だけ銀色のテープで覆って反射させていますが明らかに左側より明るくなっています。

取扱説明書は付属していませんのでUSBケーブルの配線をどうするかわかりませんが他の製品の商品説明では、ケーブルをセンターコンソールの下側をはわせて上から黒いテープを貼って隠せとありました。 それはどうにもカッコ悪いですね。 やはりケーブルは隠してスマートに処理したいです。
そのためにはセンターコンソールのカバーの中にケーブルを押し込みます。
これをはずすには左右四箇所のクリップを外します。 クリップ外しがあればキズつけることなく取れますが、

持っていない方は小さめのマイナスドライバーを当てて手前に引けばクリップの中央部分だけが浮いてきます。 ここをつまんで引っ張ればクリップ全体が外れます。

センターコンソールカバーを外すメリットのもう一つはUSBケーブルを中央の穴の下から通して隠すことができます。

実はコンソールカバーは取り外さなくても少し浮かすだけでケーブルを中に入れることはできるのですが、完全に取り外して中の構造を確認することで、シフトレバーの動きを邪魔しないケーブルの取り回しをチェックしておくためです。 万が一へんな場所をケーブルが通ったことでシフトレバーに引っかかって動かなくなってはたいへんだからです。

もう一点注目して欲しいことがあります。 ソレハシフトレバーに貼ってある「白い三角のシール」です。 シフトレバーがどの位置にあるかをはっきりわかるように白テープをカットして貼っただけですがこれがけっこう見やすくなりました。

USBケーブルの先端はAタイプのコネクターになっているのでアクセサリーソケットに変換アダプターをセットしてそこに繋げばいいのですが、私のジムニーはレーダー探知機やスロコンなどの電子機器の電源用に電源ターミナルボックスを自作して右側に格納していますのでこちら側からケーブルをはわせて中を通し、長すぎる部分はシフトレバーをじゃましないように束ねておきます。

仮に設置して光らせてみましたがやはりオレンジ色はなく赤は真っ赤なので他のインジケーターとは違和感があります。 やはり白色の時にオレンジ色になるように加工するしかないようです。

裏側のカバーを留めているビスを取ってカバーを外します。

オレンジ色のカラーフィルターや色セロファンなどいろいろ試してみましたが実際に光らせてみるとどうも純正色のような気に入った色が再現できません。
そこでプラカラーのクリアーオレンジを透明プラバンに塗り重ねて気に入った濃さになるようにいくつか作ってみました。

付いているLEDですが、シフトポジションを光らせている手前の基盤には裏表の両方に配列されています。
一番重要なココの場所のオレンジがうまく表現できるようなモノをカットして取り付けます。

そこだけでなくカバーの内側のシフトレバーのところにもケースの隙間から照明が当たって同じ色で光るようになっていますのでココも加工します。
クリアーオレンジを塗ったプラバンを取付ビスを避けてカットして曲げて挟み込みます。

さらに隙間から漏れる間接照明も同じようなオレンジ色になるようにフィルターを追加します。

ジムニーに取り付ける前に光らせてみましたが、シフトポジションもまずまずの発色で色ムラもないようです。

中央部分に向かって隙間から光る色もいい感じです。

これで取り付けようと思いましたが、このLEDカバーを付けることでATのシフトロック用ボタンを延長するかたちになるのですがそのボタンを押すパーツが硬質スポンジのようなので、これではいずれヘタってくると思いゴムシートで作り直しました。

もともとの厚みを測ると2.2mmでしたので2mm厚のゴムシートで同じような形に四隅をカットして貼り付けました。

セットの仕方ですが製品にはケース裏面にあらかじめ両面テープがありこれでノーマルのシフトインジケーターに直接貼るようになっていました。
今後、センターコンソールを外して配線隠しや作業することを考えるとその方法ではなくセンターコンソールの四隅に両面テープで貼る方法に変更しました。 実際にはセンターコンソールを完全に取り外すためにはシフトレバーの頭が引っかかりますのでLEDカバーを外さなければなりませんがその場合でも軽く取れますし、浮かすだけでよければそのままでいけます。

最後にはずしておいた下側のプレートを取り付け、配線を取り回して作業終了です。

明るい昼間にほかのインジケーターも光らせてみました。
まわりが明るいのであまりよくわかりませんが一応オレンジ色になっています。

夜になって周囲が暗くなってから光らせてみました。
いかがでしょうか。 ほかの照明より少しだけ明るいようですが色味はほぼ同じものが表現できているようです。 シフトレバー周辺への隙間から間接照明の色もオレンジです。
前面から出ている青い照明も明るめでトレイ部分だけでなくその上の部分まで照らしてくれます。
まあ完全に自己満足の世界ですがこれで完成とします。

この状態でも色を変化させると緑色や、

紫色などで雰囲気が変わって楽しめます。


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