北海道ツーリングのフェリーを予約、乗船と下船の様子を動画で解説します

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今年もまた奥さんとタンデムで北海道ツーリングに行ってきます。
出かけるのは例年と同じ7月上旬です。
お盆の最盛期の方がライダーも多く楽しそうですが、それを避けてなぜこの時期かというと、
 ・お盆の頃はフェリーも宿も激混みで予約がとれにくそう
 ・8月の方が若干雨の降る確率や台風の影響がありそう
 ・7月の方が日の出時刻が早く、日の入りは遅いので明るい時間が長い
 ・フェリーやホテルの宿泊代も夏休み価格で高くなる
などの理由からです。

北海道に行くには、陸路での自走・飛行機での空輸・フェリーがありますが、以前の記事にも書いたとおり、私は休みの日数から自動は無理ですし、大型ハーレーでは空輸も難しいので「フェリー」一択となります。

その北海道へのフェリー便ですが、関東からですと次の三航路があります。
 ・新潟 - 小樽(新日本海フェリー)下記地図の青航路
 ・新潟 - 秋田 - 苫小牧(新日本海フェリー)紺色航路
 ・大洗 - 苫小牧(商船三井)赤航路
 ・仙台 - 苫小牧(太平洋フェリー)緑航路


 

それぞれの北海道へ向かう時間は
 ・新潟-小樽(新日本海フェリー) 11:45発→翌日04:30着
 ・新潟-秋田-苫小牧(新日本海フェリー) 23:05発→秋田 翌日05:40着06:50発→翌日17:20着
 ・大洗-苫小牧(商船三井)夕方便 19:45発→翌日13:30着
              深夜便 01:45発→当日19:45着
 ・仙台-苫小牧(太平洋フェリー) 19:40発→翌日11:00着
ここで私が重要視するのは北海道での到着時刻です。
新日本海フェリーの小樽便なら朝の4時半に着くので、着いたその日が丸々ツーリングを楽しめることになります。
商船三井の夕方便も午後1時半なので夕方までなら5時間ほどは走れそうです。
一方、新日本海フェリーの苫小牧便の17時20分着と商船三井の深夜便の19時45分着は、着いたら暗くてその日は宿で寝るだけになるでしょう。

費用面ではどうでしょう。
仙台からの太平洋フェリーは時間も短いため安くしかも早割がありますが。もともと仙台まで行くのが大変そうです。

フェリー費用は泊まる部屋によって大きく異なりますが、7月上旬の場合、新日本海フェリーは部屋はそこそこしますがバイク代が8430円と安く、一方商船三井はバイク代が16460円と2倍近くします。

割引に関しては、
新日本海フェリーは55歳以上なら往復二人とも25%引きになります。
商船三井は60歳以上で本人のみ10%引き、往復割引を使っても復路のみ10%引きです

以上のような様々な事を考慮して、今回も新日本海フェリーを使うこととして、行きは新潟-小樽、帰りは苫小牧-秋田-新潟便にしました。

フェリーの予約は乗船の2ヶ月前からなのですでに往路・復路ともに予約を完了しています。
お盆の最盛期には受付開始からほんの数分で満席になってしまいますが、7月上旬ならそれほどではなく希望する個室で予約が取れました。

■新日本海フェリー予約方法
予約の方法は、インターネットで申し込む、電話でも申し込む、窓口まで出向いて申し込む、旅行代理店に申し込むの方法がありますが、多くの方がネットで申し込まれるでしょう。
事前登録が必要になるので予約をするより前にあらかじめ登録しておくといいですね。
乗船予定の名簿(ライダー含む)や載せるバイクの登録(車名やナンバーなど)も済ませておきましょう。
あとは乗船二ヶ月前の予約開始の9時前からスタンバイしておきます。

予約が済んでもこれで終わりではありません。
ここまでは「仮予約」なので「支払い」を済ませないと「本予約・予約完了」になりません。
これも、クレジットカード決済、コンビニ支払い、銀行ATM支払いの支払い方法があります。
予約したのが乗船日の4日前までなら、予約日を含めて3日以内に支払いを済ませないと無効になってしまいますので注意が必要です。

■部屋割を選ぶ
ところで実際に泊まるフェリーでの部屋ですが、何もしない場合にはすでに自動的に部屋が割り当てられています。
でも陸地側がいいとか、前の方がいいとか、階段に近い方がいいとかの希望があれば、部屋に空きがあれば自分で変更する事が出来ます。
部屋を変更するには、インターネットの画面で行うか、電話で申し込むようです。
行きの部屋は進行方向右舷の中程の部屋でしたので、出航時にフェリー乗り場が見えるし、陸地が見える、多少はスマホの電波がはりやすいのでこのままの部屋にしました。
帰りの苫小牧からの便は左舷のやはり陸地側です。
もし変更したい場合、ネットでログイン画面から入り、「精算/変更/取消/予約確認」画面で変更したい便の「申込番号」をクリックします。
「客室情報」の「ルーム・ベッドNo指定」欄をクリック、現在の部屋指定のルームNoが表示されていますが「変更する」をクリックします。
次に、進行方向が示された実際の船の図面と部屋番号が並んでいる画面が出ますので、その中の「選択可」の部屋番号を選んで「決定」すればOKです。

 

私と奥さんが初めて北海道ツーリングに行ったのが6年前で、その時が大型フェリー乗船も初体験でした。
40年前に日本一周の野宿ツーリングをしていた頃は、本州から四国・九州への短距離フェリーには何度か乗りましたが、大型フェリーに大型バイクでの乗船下船の経験はありませんでした。

出発する前に気になっていた事に一つに「どうやってフェリーに乗るのか」ということがります。
そのためネットで実際に行かれた方の書き込みや動画などを何度も見て参考にしました。

このブログをご覧になっている方の中にも、当時の私と同じように初めて大型フェリーに乗るのに不安がある方もいるかもしれないので昨年にも記載しました再び、参考になればと書いてみます。
合わせて動画の方も掲載しましたのでこちらも見てくださいね。
今回はこの心日本海フェリーでのフェリーの乗船・下船について解説します。

 

■ 新潟フェリーターミナルへ

関越道をひた走り、新潟市内にそして新潟フェリーターミナルに到着。
この便で小樽に到着するのは四時半なのでスタンドを見つけてもほとんど営業前の事が多いので、乗船前の新潟市内のガソリンスタンドでガソリンを満タンにしておきます。
自宅から関越道に乗って新潟市内に入り、この「フェリーのりば 入口」の看板が見えてくると「いよいよだな!」という気持ちが高まってきます。


 

北海道ツーリング、新潟港フェリー乗り場(2012年)

北海道ツーリング2016、新潟フェリーターミナルに到着(2016年)

フェリーターミナルに着くと、バイクと乗用車、トラックとそれぞれ分かれた場所に駐車スペースがあります。
新潟や小樽では乗船するスロープのすぐ脇に駐輪スペースがありますのでそこにバイクを停めます。
新潟では四回ほど行きましたが、並ぶ順番が手前からの時と奥からの時があり決まっていないようです。


 

こちらは小樽フェリーターミナルの様子です。


 

新潟港と似ていますが、待機しているライダーたちは楽しかった北海道でのツーリングを終え、北の大地との分かれを惜しんでいるように見えますよね。

昨年から新造船になって新潟の出港が1時間15分遅くなった11時45分ですが、昨年までは10時半の出港でした。


 

乗船出来るのはたいていバイクが一番初めで出港の一時間前でその後から乗用車と徒歩乗船の旅客となります。
タンデムでの乗船の場合、同乗者はバイクのライダーとは一緒に乗船出来ず、歩いて別にフェリーに乗ることになります。

チケットですが、ネットで予約する方が多いと思いますがその時は予約と精算までが完了した画面からこのような予約表をプリントアウト出来ますのでこれを持参すればOKです。


 

船に乗る直前にここに印刷されているQRコードを係の人がハンディスキャナーでチェックして確認されますので、バイクに跨ったまますぐに取り出せてすぐにしまえるように段取りを考えておきます。
ちなみにこのチケットはフェリーから下船する際にもう一度スキャンしてチェックしますので降りるまで無くさないように持っていることが必要です。
乗船名簿と下船名簿をチェックして相違があると、以前あったフェリーでの事故のように航海中に行方不明者がいた場合に把握できるようにするためです。
新日本海フェリーの場合、私達のようにある年齢以上の方限定の割引プランがある場合は、このような予約券はプリント出来ずに下のような予約表を持ってフェリーターミナルの受付に行きます。


 

ここで年齢を確認出来る免許証などを提示してチケットを発券してもらいます。

出港は11時45分ですがバイク乗船は一番最初の10時30分、だけど同乗者のタンデムの奥さんは一緒に乗船出来ず「旅客」となるので11時00分乗船となります。

帰りのチケットも同時に受け取る事も可能なのでもらってきますが、フェリーの部屋のカギ(チケット)は行きの分しか発行できません。
前回までは個室のカギは乗船後インフォメーションでチケットを提示して鍵を受け取りましたが今回からIDカードになりました。

 

乗船時間が近づいてくると係の人からアナウンスがあり、バイクに跨って待機します。
その後一列になっくるともうワクワクです。


 

新日本海フェリーではバイクはこのスロープを上って二階部分から船内に入ります。

この待機の時間というのが結構長い事が多く、時には待っている間に雨が降ったり土砂降りになったりすることがあるので、天気が悪くなりそうならレインウェアを着ていた方がいいこともあります。


 

実際、2016年の新潟では乗船するまで雨が降らなかったのに20分ほどバイクに跨ったまま待機を余儀なくされている間に豪雨になり、レインウェアを着る事も出来ずジャケットやジーンズの中の下着やブーツの中までぐっしょりになって乗船直後、ライダー全員先を争って船内の乾燥機にダッシュしていました。

 

■ 新潟港にてフェリー乗船

滑りやすいメッシュの鉄板スロープや濡れている船内の床でコケないように注意して乗船したら誘導員に従ってバイクを走らせます。

北海道ツーリング、新潟港フェリー乗船(2012年)

北海道ツーリング、新潟フェリーターミナル豪雨の中で乗船(2016年)

停める場所はその時によって違い、船尾だったり右舷、左舷の壁面などまちまちです。


 

バイクの下に注目! 太い金属のクサリがありますがこれをまたいでバイクを進めます。
フェリーによって違うこともあるようですが新日本海フェリーでは「ギアはローに入れてハンドルロックをして!」と指示されます。


 

このクサリが曲者で、乗船して停車する時は前進するので問題ないのですが、下船する時はバイクを取り回して後ろに引くのですが、長期ツーリング用に荷物満載の400kgを超える重量級バイクではこのクサリを乗り越えてバイクを引くのが一苦労です。
こういう時は無理せず他のライダーに声を掛けると皆さん親切に手伝ってくれます。
バイクを停め終わるとすぐにスタッフがシートに毛布を掛けタイダウンベルトでバイクを固定します。


 

昨年2017年の新日本海フェリーでは新造船となり、バイクを停める場所が船体の側面や後部壁面ではなく、船の後部に仕切られたバイク専用の部屋がありここに停めるようになりました。
しかも縦一列ではなく何列も並んでいるので前の方に入るとクサリを何段も超えることになります。

下の写真は新日本海フェリーの新造船以外のフェリーでの様子です。
壁面に網棚があり、メットや荷物をここに置いておくことが出来ます。
リアやサイドに固定してあるボックスの場合はそのままでいいのですが、キャリアに載せてロープやネットで固定しているバッグなどの荷物はバイクから降ろしてこの網棚か船内の部屋も持ち込まなければなりません。


 


 

荷物を降ろし終わったら船内の中央にあるこちらの入口から階段で上って受付に向かいます。
この階段が狭いのでいっぱいの荷物やウェア、メットを持ったライダーは結構苦労しますので、慣れている方は大きめの薄手のバッグを用意してその中にみんな放り込んで背負っていきます。


 

一旦フェリーが出港すると、乗船中はこの車両甲板に降りることは出来ませんので、部屋に行ってから「あっ、バイクに置き忘れた!」といっても手遅れなのでご注意を。

■ 新日本海フェリー中

北海道ツーリング、揺れる新日本海フェリーの様子(2016年)

北海道ツーリング、新日本海フェリーで航行中(2016年)

すれ違う新日本海フェリーの汽笛の交換(2013年)

北海道ツーリング2013、小樽港入港(2013年)

以上でフェリーの乗り方ですが、船が港に着いて降りる時はこの逆です。

 

■ 小樽港下船

港に着く15分くらい前にアナウンスがあり、ここでようやく車両甲板に降りられます。
部屋に忘れ物がないかチェックして荷物をすべてもってバイクの所に行きます。
この時もタンデムの同乗者は別に歩いてフェリーを降ります。
バイクに荷物を載せ、ジャケットを着てメットをかぶり手袋をしますが、実は下船はまだまだ先です。
たいてい、トラックや乗用車が先に降り、すべて終わってから最後にバイクの番になります。
2017年のツーリングで新潟に帰ってきた時は、バイクが先に下船できました。

北海道ツーリング、小樽港フェリー下船(2012年)

北海道ツーリング2013、新日本海フェリーから小樽に下船(2013年)

■ 新潟港にて下船

北海道ツーリング、新潟フェリー下船(2012年)

新潟から小樽に着き、ようやく北の大地に愛車で降り立った瞬間の感動は何度味わってもひとしおですね。

 

帰りの小樽港からの乗船、新潟港での下船も動画で紹介します。

■ 小樽フェリーターミナルへ

北海道ツーリング、小樽フェリー乗り場へ(2012年)

■ 小樽港から乗船

北海道ツーリング、小樽フェリー乗船(2012年)

新日本海フェリー小樽港乗船(ライダー視点)(2013年)

新日本海フェリー小樽港乗船(ターミナルから撮影)(2013年)

コメント

  1. あんちゃん さんへ、
    初めての長距離フェリーって、
    乗り方とかわからなくて緊張しますよね。
    私もいろんな動画見て、事前に確認してました。

    えっ!苫小牧港って二時間前集合なんですか?

  2. 昨年初めてフェリーで行きましたので参考にさせて頂きました。
    帰りは一時間前と言われたのにすでに車を入れるからと最後にバイクの順番でした。結局その前に乗船下人の隣でしたが小樽港で待たされる羽目になった。

    今年は苫小牧港なので二時間前集合とか

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