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北海道ツーリング2012 Vol5~エサヌカ線、オホーツクライン、サロマ湖へ

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北海道上陸二日目、7月6日の後半のツーリングです。

日本最北端の宗谷岬に到達し、リベンジして見られた宗谷丘陵の雄大な景色に満足した後、オホーツク海の海岸に沿って南下を始めます。
ホテルを出てからここまではそれほど寒くはなかったのですが、霧の中を走るとジーンズだけの下半身に少し寒さを感じてきました。
上はインナージャケットを足しているので大丈夫なのですが、下半身が寒いですね。
この時期の関東では走っていて「寒い」と感じる事はありえません。
いつも7月に行くビーナスラインや志賀草津道路の標高の高い場所でも「涼しい」程度で、寒くて着込みたくなる事はありませんでした。

一旦バイクを停めて、レインウェアのズボンを履きます。
妻の方はレインウェアの上着も重ね着です。
さすがに手袋だけは3シーズンのもののままでも大丈夫でした。

相変わらず空は曇り、所々には霧も出ているという空模様です。

11時、道の駅「さるふつ公園」に到着です。
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作ってきた行程表だと、ここには10時半過ぎに着く予定だったので、宗谷丘陵に戻った割りには少し遅れているくらいで収まっています。
オホーツクと言えばホタテで有名ですが、ここでもホタテの貝殻に入ったホタテめしというものが売られていました。
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お弁当用に買ってもいいかなと思いましたが、ここはやっぱりホタテの串焼きをいっとくトコでしょう。
しょう油の味が染みてとってもおいしゅうございました。
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ここにはホテルもあって宿泊も出来ます。
ホテルの前にはアルメリアのピンクの花がいっぱいに咲いていました。
この花はほかのところでもよく見かけました。
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この後、今回の北海道ツーリングで走りたい道、ベスト3にも入る「エサヌカ線」があります。
正確には「村道浜猿払エサヌカ線」と言います。
海岸沿いの開けた原野の中を走る道で、オロロンラインとはまた違ったスケールの大きさがあるようです。
少し西の国道238号線がメインルートですが、あえて少し外れたコチラ側の方が絶対オススメと、近年ライダーの中で人気急上昇中のルートです。
下の地図の水色の部分がエサヌカ線です。
地図で見てもホントにまっすぐな道ですね。
esanukasen.gif

ここに入るわき道がわかりにくいとの事前情報を得ていたので、何度もチェックしておきました。
まずは、先ほどの道の駅「さるふつ公園」が目印です。
ここを過ぎて国道236号線を南下するとシェルターを通過します。
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その後、左手に風力発電の風車が、、、、風車が、、、霧でよく見えません(笑;
直前まで近づいてきてようやく見えてきました。
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その後でポロ沼から猿払川に掛かる橋を渡ります。
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この標識がある交差点が見えてきたら左折します。
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突き当たりを右折すると、エサヌカ線に入ります。
少し走ると目の前には広大な原野が。。。。
  ?
  !
  霧で見えません!!
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ここまで来て、期待していてこれはないですよね。
ヘルメットに装備したビデオ、Go Pro HD HERO2 も出番がありません。
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このまま、霧の中を進んでいくしかないのでしょうか?
いえいえ、私達に限ってそんな事はありません。
今までにもオロロンラインや宗谷丘陵でも、天候の急速な回復があって素晴らしい景観を見せてくれたではないですか!
今回だってそんな奇跡が起きない筈がありません。
ほぅーーら、霧が晴れてきたでしょう!
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霧が晴れれば、こんなまっすぐな原野の中の一本道が現れます。
オロロンラインより道幅が狭い分、その周りに広がる原野のスケールの大きさに圧倒されます。
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上の動画のように、どこまで走っても同じ風景です。
このエサヌカ線は南下して行くと右手に見えるのがエサヌカ原生花園、左手は牧草地(その向こうはオホーツク海)ですが、延々8キロに渡って電柱や看板、ガードレールといったものが何も無い大平原の直線道路が続きます。
周りに見える建物や山々もはるか遠くにあるため、いくら走っても同じ景色が続くという不思議な体験が出来ます。

バイクを停めての撮影です。
妻がスタンディングで乗っています。 でもステップはタンデム用だったりして。。
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私も撮ってもらいます。
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上半身が太って見るのはインナージャケット+レザージャケット+エアーバッグベストと着膨れしているせいですよ。
決して太っている訳では。。。あるかな?
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こんな事もしてみたくなります。
120706-114006.gif

とても日本の中にある道には見えませんね。
すれ違うクルマも、追い越していくクルマも、ほかのどこの道より桁違いに少ないです。
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エサヌカ線の原野の中を走っていると、妻が鹿の群れを見つけました。
停まってみてもかなり離れているのでそのまま移動しません。
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ファミリーでしょうか、5頭の鹿達が草を食べています。
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雲がちょっと多めですが気持ちいいですね。
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トラクターが置いてあるだけでも絵になるのが北海道です。
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ここを走っている間に見かけたバイクは4台。 思ったより少ないですね。

何箇所か90度に曲がるカーブがありますが、まだまだ続きます。

天気はどんどん良くなってきます。
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十分満喫したところで国道238号線、オホーツクラインに合流して戻ります。
合流点で見ていると、エサヌカ線を通らずに238号線で南下してくるツーリングバイクを多数見かけました。
皆さん、このエサヌカ線に興味が無いのか、知らないのか、あるいは急いでいるのでパスしているのでしょうか。
せっかくの北海道ツーリングなら、このエサヌカ線を通らないのはもったいないですね。
Googleで検索してみると「オロロンライン」の検索結果が197,000件ヒットしたのに対して、「エサヌカ線」は17,500件と10分の1以下、まだまだ知名度は低いのでしょうか。

合流してまもなく「クッチャロ湖方面」の標識を見かけました。
せっかくここまで来たので計画にはなかったのですがちょっと寄り道してみます。
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ここまで来ればかなり暑くなってきました。 来ていたインナーなども脱いでしまいます。
クッチャロ湖は大沼と小沼の二つから出来ています。
しかし北海道の地名は、クッチャロ湖と屈斜路湖、ノシャップ岬と納沙布岬など似た名前のところが多いですね。
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ここは白鳥の飛来でも有名なんです。
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国道238号線を気持ちよく走ります。
いい天気のオホーツク海はきれいな海が広がります。
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と言ってる一分後の海とは反対側の様子です。
霧が低く垂れ込めて、すぐ横の風車の上の方が見えません。
写真では前方にあと二本、風車があるのですが、下の方の支柱だけ見えています。
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さらにその7分後、全体の霧が晴れて開けてきました。
でも左側の岬の方には霧が掛かっています。
北海道の天気は、移動距離の規模の問題もありますが、少しズレただけでまったく違ってきます。
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そして、これがさっきの霧が掛かって見えなかった岬の部分です。
北見神威岬です。
真っ白の霧の中でよく見えません。
バイクにまたがったままでの見学となりました。
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積丹半島にあるのは「神威岬」、そしてここ枝幸町にある岬は「北見神威岬」です。
これもまた紛らわしいですね。

わざわざ探すつもりでもないと、見落としそうなモニュメントがあります。 オホーツク海側の北緯45度モニュメントです。
道の左右両側にちょこんとあります。
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設置されている場所が日本海側のように海に面して、しかも利尻島なども望める好立地でないせいか、まわりも雑草ボウボウで寂しい感じです。
わざわざ停まって写真を撮るのもどうかと思ってしまいます。(といいつつ、写真撮ってますけど(笑;
船の形をした道の駅「マリーンアイランド岡島」です。
この段階で予定より1時間10分ほど遅くなっています。
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お腹もすいているので昼食タイムです。 鮭の親子丼やカニ玉丼、カニ汁などオホーツク海の幸をいただいて先へ進みます。

この後も曇り空が続きました。
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あんまり「濃霧」が続くと (道の駅「おうむ」です)
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温和なメカ好きおじさんの私も「怒っるヨ」 (道の駅「おこっぺ」です)
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くだらない駄洒落でスミマセン!
このオホーツクラインには道の駅が多いのでスタンプを集めるだけでも時間が取られます。

それでも道の駅「オホーツク紋別」にはバイクを停めて見学です。
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ここには「流氷科学センター」や「氷海展望塔 オホーツクタワー」「流氷砕氷船ガリンコ号II」乗り場があります。
妻は冬に来てここからガリンコ号IIに乗っています。
今回は「流氷科学センター」だけ見学します。 厳寒体験室では、真夏でも防寒服を着込んでマイナス20度の寒さが体験出来ます。
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見どころの一つは、オホーツクの海の天使と言われるクリオネですね。
ハダカカメガイ科の巻貝の仲間ですが、成長すると貝殻を失ってこんな姿になります。 この水槽の小さな点々がみんなクリオネです。
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アップで見てみるとたしかに天使のような格好をしています。
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まあ、ここの科学館はこどもには楽しいでしょうけど、オジサンのツーリングにはわざわざ寄らなくてもいいかもしれませんね。 クリオネも最近はいろんな水族館にいますし、保冷ケース付きで販売しているのもありましたね。

科学館を出ると、向こうに見える「氷海展望塔 オホーツクタワー」の上部が霧の中です。
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このあたりでもう一箇所、大事な観光スポット(というか、撮影スポット)があります。
道の駅のすぐ近くの紋別ガリヤ地区カリヨン広場横に設置されているの「ズワイガニのカニの爪(通称:巨大カニ爪)」のオブジェです。

4時45分到着、まずは爪の前のジャリ道にバイクを入れて撮影です。
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上の写真は皆さんが撮影するよくあるアングルものですが、実際のカニ爪は高さ12m、幅6mもあり、1985年の紋別流氷アートフェスティバルの際に、83年に「流氷ピラミッド」(高さ6m、幅m6)、84年にズワイガニのカニの爪、85年に「鮭の親子」(高さ8m、幅6m)のオブジェが3年掛けて制作されたもののうちの一基だそうです。
ほかの二つのオボジェは水没したり、海岸沿いという事で維持管理に手間と費用がかかる割りに観光効果が薄いという事で今はなくなってしまったそうです。
実際にカニの爪の根元に立つとその大きさとリアルさがよくわかります。
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Googleで走行軌跡をチェックすると、ちゃんとカニ爪のモニュメントが見えました。
kanitume.jpg

ここから今晩の宿であるサロマ湖のホテルまで、まだ68キロ以上あります。
もうじき5時になるというのにまだ1時間以上掛かる計算です。 あせって走っても事故やスピード違反、鹿の飛び出しなどが怖いですからマイペースで行きます。
遅れて着いたところで食事が出来ない訳ではないですからね。
そのかわり、途中で道の駅スタンプをゲットするはずだった道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」と「愛ランド湧別」はスルーせざるを得ませんでした。

でも一箇所だけ、その名もずばりの道の駅「サロマ湖」だけは、妻はバイクの上で待っていてもらってスタンプだけもらってきました。
まあ、ばたばたしたお陰でせっかく自作したレザークラフトのスマホケースのコンチョを落としたのは、たぶんここの道の駅だったんでしょう。
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サロマ湖は北海道内で最も大きな湖であり、琵琶湖、霞ヶ浦に次いで日本で3番目に大きく湖岸の周囲は90キロもあります。
そんなサロマ湖の東端の岸が見えてきました。
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予定より45分ほど遅れて、今晩泊まるサロマ湖畔の「サロマ湖鶴雅リゾート」に着きました。 フロントの方に聞くと、入り口正面のこの場所に停めていいとの事でした。 なんか展示物のようになってしまいます。
あとでチェーンとカバーは掛けておきました。
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部屋のベッドもオシャレで、正面の壁には壁掛けテレビが設置されていました。
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サロマ湖に面した部屋の一角には、ローチェアと双眼鏡が用意され、コーヒーメーカーで入れた本格的なコーヒーを飲みながら湖にやってくる野鳥や対岸、ボートなどの様子をうかがう事が出来ます。 晴れていれば夕陽もキレイだったでしょうね。
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何はともあれ、まずはお風呂に直行です。
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こんな岩風呂にもまだ誰もいません。
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楽しみの夕食です。 今日はバイキングです。 刺身や前菜やホタテを使った各種料理、
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ステーキもやわらかくてしかも当然お替り自由、ホタテのバター焼きや天ぷらももいい味出してます。
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食事のあと、娯楽ルームにあったカーリングやこのソフトフリスビーみたいの、それに卓球に興じたのが一番楽しかったとは、妻の感想でした。
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ここのホテルには天気のいい時にもう一度泊まりに来てみたいですね。

 (本日の走行距離:336km)

 ※ 走行ルートを記録するなら「GPSロガー」がお勧めです。


コメント

  1. Don さん へ、
    北海道ツーリングではかなり人気急上昇のルートなので、
    もっと大勢のバイクがいるのかと思っていましたが、
    全然少なくて逆に驚きました。
    走っていたクルマも、観光客というえり営業車のようでした。
    その分、貸切状態で楽しめました。
    私はそうでもないですが、妻の「晴れ女」パワーは凄いです。
    たいていの場合、観光スポットでは晴れてます。
    一昨年スイスに行った時も、全観光スポットがほぼ快晴でした。

    naka さん へ、
    やはり前日の「晴れ乞いの儀式が。。。」なんて事はなく(笑;
    それでもエサヌカ線に入る直前のあれだけの霧が
    ウソのように無くなったのは自分達でも驚いています。
    オホーツク海から吹きつける海風で霧が出やすいのかもしれませんね。
    エサヌカ線は動画で撮っても、ずーーーーと同じ映像で、
    あまり面白くないかもしれませんね。

  2. 霧を晴らす神ががりのご夫婦バンザイですね。(笑)
    それと今回の日記は美味しいものが頂けたようで唾をゴックンとしました。
    エヌサカ線は本当にどこまでもつづくよ一直線ですね。

  3. エサヌカ線は走りたいというライダーは沢山いますよね!しかし、実際にはおっしゃるとおり少なめです。なので、逆に独占できますよね。
    サロマの夕日も見られなかったのですね!次の日に我ら夫婦もそちらを目指したので寒さや天気はわかります。
    我が家も晴れ女と晴れ男だと自負していますが、メカ好きおじさんご夫婦もすごいですね。

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