暑い夏に向けてエキパイのヒートガード改良版を取り付け

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外出自粛も解け、県をまたいでの観光も解禁された今、これからの暑い夏に向けてバイク、特にハーレー乗りにとってはエキパイの熱波との戦いになります。
国産のバイクやノーマルのままなら多少熱くなってもそれほどひどくはならないかもしれません。
でもカスタムした私のハーレーでは以前、大変な事になりました。

これが2008年納車時のどノーマル状態のFLSTCヘリテイジです。

最初はこのクラシックらしいハーレーの趣きが好きでしたが徐々にウルトラ風のスタイルに憧れるようになりました。
ヤッコカウルから始まって、キングツアーパックとすすめ、そしてマフラーの左右出しでのフィッシュテールにしてしまいました。

2013年ディーラーで車検対応のモーターステージの左右出しにしてもらいましたが、Vツインの後方エンジンの排気は通常の右出しからフレームの中をグニュッと回って左側から出すためにミッションケースの上を通っていました。

これが悪夢の始まりだったのです!

その年の10月、秋にしてはやけに暑い日に茨城の海に向かってツーリングにタンデムツーリングに出かけましたが、この時大渋滞にはまってしまいました。 数メートル走っては止まり、止まったかと思うとほんのちょっとだけ動くの繰り返しで、ももの内側に痛みを感じ始めました。

やっとの思いでサービスエリアにたどり着きトイレに駆け込みジーンズを脱ぐとももの内側が赤くやけど状態になっていました。 しかも左右ともでした。

幸い売店で熱冷まシートを売っていたのでそれを貼ってツーリングを続けました。
止まって足を下ろす時はなるべくガニ股に開いてエンジンヘッドやエキパイから足を離すようにしていました。

余談ですが、よくハーレー乗りが足をガニ股に開いて乗っている姿を見かけますが、最近の水冷バイクと違って空冷エンジンのハーレーは足の間に火鉢を抱えて乗っているのと同じなので熱さに対応しているのもあるかもしれません。

ツーリングから帰宅後、すぐにネットでハーレーの熱対策を検索して、まずエンジンヘッドからの熱が襲ってくるのを軽減するためにクリアキンのサドルシールドを購入しました。


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シートを外しタンクの後方を固定しているボルトも外してここに取り付けました。

これでエンジンヘッドからの直接の熱攻撃は少しはやわらぐことができました。

その後、エキパイにサーモバンテージ(エキゾーストラップ)を巻いてみました。
バンテージの目的はが排気効率の向上がメインでしょうけど多少は断熱効果もあるかと期待しての事です。

さらに牛革でエキパイにかぶせてあるヒートガードの上にさらにカバーを自作して取り付けました。

2015年の3月にはヒートガードの内側に、カーボン繊維にアルミニウムを蒸着させて瞬間耐熱温度1600度(20秒)、熱反射率80%という謳い文句の「STARK2(スターク2)」というのを貼ってみました。

その結果は?
対策したわずか2周間後の状態がこちらです。
ヒートガードに貼った本革はクシャクシャ。

固定していたステンワイヤーを通していた革の穴もちぎれています。

中のバンテージも変色して固定したステンレスワイヤーも一部切れています。

そして耐熱1600度と言っていたスターク2は見るも無残に焼け焦げていました。 いかに瞬間耐熱だけが高いといっても常にそこまでの温度になっていないエキパイの温度にも耐えられなかったようです。
仕方なく必死に擦り落としました。

次なる対策は翌年2016年にディーラーに依頼して、強制的にエンジンに風を送って冷やす電動のシリンダーヘッドクーラー ファン FORCEFLOWを取り付けてもらいました。
これはエンジンヘッドにセンサーがあってエンジンが一定以上の温度になると稼働し、順調に走っていてある程度温度が下がると自動的にファンが止まるようになっています。


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走行中Vツインの前エンジンは風を受けていますが後ろ側は風を受けていないのでエンジンのためにも良いようです。
特にこの頃にはさらに「ウルトラ風カスタム」が進みエンジンガードにロアフェアリングが付いていたので余計に走行風の恩恵が少なくなっていたので効果はあったようです。
ただこのフォースフローを付けると今度はエンジン右側にも熱風が吹き出すようになりました。
当時、エキパイやエンジンの温度を測るために非接触型の温度計でさんざん計測しまくっていました。

それから2年後の2018年、今度の本皮のヒートガードカバーはまだなんとか耐えてもっていました。

しかし今年の6月、とうとうこの本側カバーもお役目を全うしました。
いつものツーリングの帰り道、このカバーを留めているワイヤーのほとんどが切れてかろうじて一箇所だけでブラブラしながら垂れ下がっている状況になっていました。
3重に重ねた革の一番内側はかなりの高温でボロボロになっていました。

そして再び本革でヒートガードのカバーを作成しました。
今までのものは三重にしても厚さはトータルで6mmでしたが今回は4mm厚の革を二枚重ねて8mmにしました。

これを今までのより太いステンレスワイヤーを二重にして固定しました。

エキパイに固定しました。

またがった時の足とヒートガードの状況です。 普通に足を下ろした時に触れそうなエキパイの部分をしっかりカバーしてくれます。

上から見たところですが、もう少し前に足を付いても大丈夫そうです。

今度のヒートガードの革はどれくらいの効果があって何年くらい耐えてくれるでしょうか。

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