Linuxサーバーの構築法
Linuxのディストリビューションは無料で入手することができます。
その中で私はFedora Core5を使用しています。
(理由)
・使用している人が多いため雑誌や解説本、ネットでの情報が豊富。
・最初に使ったのがFedora Core2だった。
*準備
1.Linux(Fedora Core5)をインストールする。
Fedora Core5のプログラムを用意します。
(方法A)添付している雑誌、解説本を購入する。
(方法B)ここ(Fedora Coreのサイト)からダウンロードしてCD-Rに焼く。
Listing: Linux/packages/fedora/core/5/i386/iso
Parent directory
Last modified Size File
2006-03-15 04:49:55 3253669888 bytes FC-5-i386-DVD.iso
2006-03-15 04:47:10 687235072 bytes FC-5-i386-disc1.iso
2006-03-15 04:48:05 700618752 bytes FC-5-i386-disc2.iso
2006-03-15 04:50:35 721016832 bytes FC-5-i386-disc3.iso
2006-03-15 04:51:46 720910336 bytes FC-5-i386-disc4.iso
2006-03-15 04:52:16 387753984 bytes FC-5-i386-disc5.iso
2006-03-15 04:31:59 79122432 bytes FC-5-i386-rescuecd.iso
2006-03-15 05:38:25 671 bytes SHA1SUM
上記のようなリストの中から、
使用する自宅サーバーにDVD-ROMが付いているなら「FC-5-i386-DVD.iso」を
CD-ROMなら「FC-5-i386-disc1.iso」から「FC-5-i386-disc5.iso」
までの5つのファイルを落とし、CD/DVDライティングソフトでイメージファイル(.iso)が焼けるソフトを使用します。
個人的な感想では、自宅サーバーとして使うマシンにDVD-ROMは贅沢だと思うので、最近の雑誌添付がDVDに変わってきているのはコストの面で仕方ないと思いつつユーザーに不親切ですね。
*インストール手順
1.サーバー機のBIOSを確認し、CD-ROMから起動出来るように設定します。
2.ソフトの入ったCDを入れて起動します。
3.CDの起動画面が表示されます。
「Enter」キーを押す
4.「インストールする前にCDをチェックしますか?」という画面が表示されます。
初めてインストールするならCDチェックをしてもいいでしょう。ただしCD-1からCD-5までチェックすると結構時間がかかります。
気にしない人は「Skip」してもかまいません。どちらによCDにエラーがあればインストール出来ないだけです。その場合は再度サイトからダウンロードし直してください。
5.インストールの準備が始まります。
ここで注意を!
マシンのメモリがある程度ないと、GUIでのインストールが出来ません。その場合はテキストベースでのインストールになります。(ちょと面倒です)
256MB以上のメモリがあればグラフィックモードでのインストールが出来ると思います。
「X serever」と表示され、「1…2…3…」となればグラフィックモードでのインストールが続行されます。
6.一度画面が真っ黒になりますが心配せずに待てば中央に「X」が表示されます。
7.ここで画面が「FedoraCoreのインストール」画面になります。
<
「Next」をクリックします。
8.「インストール作業での言語を選択します」の画面になります。「Japanese(日本語)」を選択して「Next」をクリックします。
9.「このシステム用の適切なキーボードを選択します」画面になります。
手順8.で「日本語」を選択してあれば、ここも「日本語」が選択されています。そのまま「次(N)」をクリックします。
10.「ハードディスクのパーテーション設定」画面になります。
プルダウンメニューで選択します。
一番上は「選択したドライブのすべてのパーテーションを削除して、新たにデフォルトサイズでパーテーションを作ります」
二番目は「選択したドライブのすでにあるLinuxのパーテーションを削除して、新たにデフォルトサイズでパーテーションを作ります」
三番目は「選択したドライブのあきスペースを利用して、新たにデフォルトサイズでパーテーションを作ります」
四番目は「カスタムサイズでパーテーションを作ります」
となっています。
新規にLinuxだけをインストールする(Windowsや他のLinuxとの共存をしない)なら、一番上を選択すればいいと思います。
「次(N)」をクリックします。
11.「削除していいですか」の確認画面がでますので了承して継続します。
12.「ネットワークの設定」画面になります。
サーバー機のIPアドレスは、初期設定ではDHCPにより自動で割り振られますが、固定にしておいたほうが便利だと思います。
※ここでは「192.168.0.75」というアドレスを割り当てています。
「ネットワークデバイス」右の「編集」をクリックします。
「インターフェイスeth0を編集」画面が出ます。
「DHCPを使用して設定」のチェックをはずします。
下の空欄に、
「192.168.0.75」「255.255.255.0」と入力して「OK」をクリックします。
13.もとの画面に戻ります。
「ホスト名」にDNSサーバーに登録したドメイン名を入力します。
※ここは後ほど「DNSサービスへの登録」で解説します。後でも入力できますのでわからなければ初期値のままでも結構です。
「ゲートウェイ」は「192.168.0.1」と入力、
「1番目と2番目のDNS」は、プロバイダと契約した時に指示された数値を入力します。
最初の契約内容確認書等に記載があると思いますが、もしわからない場合はプロバイダに確認します。
私の場合はso-netでしたので、ソネットのサイトに記載のあった、
「202.238.95.24」と「202.238.95.26」を入力しました。
「次」をクリックします。
14.「地域設定」画面になります。
「アジア/東京」が選択されているのを確認して「次」をクリックします。
15.「システム管理者のパスワード設定」画面になります。
最上位管理者の「root」用のパスワードを入力します。
英数字で入力したら、確認欄にも入力して「次」をクリックします。
16.同時にインストールする「アプリケーション群の設定」画面になります。
初期値で「オフィスとプロダクティビティ」が選択されていたらこのチェックをはずします。
「次」をクリックすると、「インストール対象パッケージの依存関係をチェック中」の表示が出ます。
Fedora Coreではアプリケーションをインストールする際、必要とする関連プログラムが導入されているかのチェックを行っています。
17.画面が切り替わりいよいよインストールが始まります。
「次」をクリックします。
18.「/ファイルシステムのフォーマット中」画面になります。
ここで手順4.で設定したようにディスクのフォーマットとパーテーション設定が行われます。
19.「ディスクの切り替え」画面になります。
CDでインストールする場合にはDISC1からDISC5まで入れ替えます。
CDトレイからDISC1を取り出し、DISC2を入れて少し待って(CDを認識するまで10秒くらい)、「OK」をクリックします。
※同時にインストールするアプリケーションやマシンの性能によって異なりますが、DISC1が一番長く(30~40分位)、DISC4は1分以内でした。
私の場合、全体では1時間強かかりました。
20.インストールが完了します。
DISC5までインストールが終了するとこの画面になります。
最後のCDを取り出して「再起動」をクリックします。
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