先日買ったバイクのグローブ、いつもはMサイズなのですがこのモデルは甲の部分にガードがあるせいもあって手の幅がきつかったのでワンサイズ大きいLサイズのものを選びました。
その後、長瀞のお花見ツーリングで撮った写真を見るとこんな風に写っているものがとても多くてショックでした。
原因は使っているコンデジがオリンパスのTG-870なのですが、左手でこんな風に持って写真を撮っているからです。
手袋の指の部分が私には少し長くてレンズに被ってしまっていました。
実際に指先の余り具合はこんなにありました。
バイクを運転するぶんにはレバーやウインカーの操作にも支障はないのですが写真撮影には問題大アリです。
今年の夏に予定している北海道ツーリングの写真がみんなこんな風だったら悲しいです。
という事でグローブの指おの部分の長さをリサイズすることにしました。
グローブの指先を観察してみると立体的に形づくる為に四枚の革を縫い合わせていました。
これは加工が一筋縄ではいかなそうですね。
まずは指の部分を裏返します。
木の棒(レザークラフトで使うウッドスリッカー)を使って押し出します。
内側の四枚の革はこのようになっています。
いきなり四枚をバラバラにせずに最初に上下の革に縫い合わせてある左右の革の先端の糸を外します。
上下はつながったまま左右だけほどいたところです。
この上下二枚分の先端を縫って短くしました。
革グローブなのでレザークラフトのように菱目打ちで開けて手縫いしようかとも思いましたが、菱目打ちで打つと結構大きな穴が開くので強度や革が切れる心配があるのでミシンで縫うことにしました。
ミシンで縫ってこれだけの長さを短くしました。
この状態のまま一度指の部分を元のように押し戻して実際に指を入れて長さを確認します。
今ならまだ長すぎたり短くても修正がききます。
これでいいとなったら先程縫ったところの余分な部分をカットします。
そしてそれに合わせて左右の革も点線のようにカーブに合わせてカットします。
左右の革と上下の革を同じくミシンで縫います。
完成したのがこちらです。
表替えしてみます。
今作業したのはこの中指のところですが、長さもちょうど良くて形も自然に仕上がりました。
先端部分を見ても他の指と遜色はないようです。
同様にして、薬指と小指の部分も短く作業しました。
念のため親指部分も短くすることにしました。
ここは上下二枚の革だけで構成されているので作業は楽です。
裏返して点線のようにミシンで縫ってカットすればOKです。
作業が終わった左手と元のままの右手です。
左手(左側)の中指、薬指、小指の部分は赤い線のように、元の長さ(青い線)に比べて短くなっています。
親指の部分も左手側はこれくらい短くしました。
この後、親指だけ右手側も短く作業しました。
これでこれからのツーリングの時の写真撮影でも少しは安心して使えれでしょう。
でも手袋を買う際にもっと確かめればよかったし、革なら多少は伸びるでしょうから最初からMサイズを買えばよかったと反省です。
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