雨の日曜日に燻製作り

記事内容とは関係なく広告が表示されます。

ツーリングに行った翌日の日曜日、午後から天気が崩れるとの予報。

前からわかっていたのでこの日に燻製を作る段取りをしていました。

私がつくる燻製は、縦長の段ボール製の「燻製機」の中に燻製用のウッドに火を付けいぶした煙でつくる「温燻」です。

メインの食材は豚バラでつくるベーコンです。

燻製を作った事のない方は、「いぶせば出来る」と思っているようですが、実は一週間くらい前から下準備が必要なんです。

一週間前にサイボクに行って買ってきたゴールデンポークというブランド豚バラのブロック肉を用意しました。

まずはこれに塩コショウをよく擦り込んだあと、専用にブレンドした液に付けてジプロックなどの密封袋に入れて冷蔵庫の中で一週間ほど寝かせます。

その間、一日に一二度、袋の外から揉んだり裏返したりして味を馴染ませます。

一週間経ったところで流水にさらして塩抜きして、水気を拭き取ったらもう一度冷蔵庫で一日、乾燥させます。


 


 

これで豚バラ肉の下準備がOKです。

 

ほかには例えばゆでタコは四五日前にやはり下ごしらえの液につけておきますし、ゆで卵も前日にはめんつゆなどに浸しておきます。

これらの準備を経てようやく「燻煙」を掛ける事が出来ます。

いつもはこれらの作業も私がやるのですが、いつも手際が悪い、いろんなお皿やボウルを使いすぎると妻から苦情を言われていたのですが、「今回は私がやる!」と妻がかってでてくれました。

たしかに私がやると計量はかりで律儀に測ったり、それを小皿に並べたりと時間ばかり掛かっていましたが、妻がやるとあっという間でした。

その後も昼間に冷蔵庫の中で密封袋の面倒をみてくれました。

 

日曜日の午後、駐車場で燻製づくりの「燻煙」作業段階の開始です。

下の写真にある「スモークチップ」はガスコンロの上などで行う熱燻用の器具で使うもので、直接火をつける今回のようなものには不向きです。


 


 

豚バラ肉はつり下げられる大きさにして付属のフックやステンレス製の針金でつり下げます。

ゆで卵やチーズ、かまぼこ、タコ、竹輪などは金網の上に乗せます。


 

チーズは温度で溶けてくるのでアルミホイルを敷いた上に置いた方がいいのですが、そうすると下面に煙がまわらないため、途中で裏返します。

燻製ブロックへの着火はバーナーでやると一瞬で火がつきます。


 

煙が出始めたところで燻製機の中に入れます。


 

この段ボール製の燻製機は二台目で、前のものも10回近くがんばってくれました。

内側は燻煙で茶色く変色していますが、まだ使えそうでしたが今回用に同じモノをあらたに購入しました。

ホームセンターやネットでも販売されていますし大きさから出来る量は限られますが、手頃なサイズと価格(ネットでは1000円以下)で始めてやるにはお手頃です。

煙を出すスモークウッドも小さなものが付属していますが、量が少ないのでこれは同時に追加して購入しておくべきです。

最初にやったときには途中で足りなくなり、あわててホームセンターに買いに走りました。

40cmくらいのもの1本で4、5時間煙が出ますが、豚バラベーコンやるにはこれくらいは最低必要です。

価格はせいぜい300円から500円程度でしょう。

サクラ、ヒッコリー、リンゴなどいろんな種類がありますが、最初の二つなどはどんな食材にも合うので無難なようです。

 

まもなく燻製機のすきまから煙が出始め、あたりに燻製の香りが充満してきます。


 

これがあるため、マンションや団地のベランダでやると近所から苦情がくることがあります。

そのためバーベキューやキャンプの時に作る方が多いようです。

燻製機の中で、火は出ていないものの燃えている訳ですから、その場から離れず絶えず見ている必要があります。

それに自宅敷地内とはいえ、箱から煙りが出ていたら近所のかたや通行人から「火事?!」と言われないためにも立ち会いは必須です。

 

竹輪などのカマボコ系は1時間から1時間半で十分色づいてきますので先に取りだしておきます。


 

その次はゆで卵やチーズが2時間から3時間です。


 


 

豚バラ肉は最低でも4時間、出来れば5時間くらいは燻煙をした方がいいでしょう。


 

出来上がった燻製たちはコチラです。


 


 


 

出来たてより一晩程度冷蔵庫で「熟成」させた方が煙り臭さが取れ香ばしい香りが引き立つと言われていますが、待ちきれないわが家ではいつも1,2時間だけ冷蔵庫にいれてすぐに食卓に並べてしまいます。

竹輪やチーズ、タコなどはそのままでいいのですが、豚バラベーコンはスライスしてフライパンで焼いて中まで火を通します。

食べてみると、、、うまぁぁあい!


 

自家製燻製のものを食べてしまうと市販品などとはまったく別物でもう戻れません。

お店で提供されるものより燻製の種類や濃さなどを調整出来るので自分好みの味を作れるのも楽しみです。

そしてこの燻製がまたビールに合うこと!!

最高です。


 

ちょっとだけ時間と手間はかかりますが費用もそれほどではないので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

 

   スモークウッド

 

【追 記】

 ※ この記事をご覧になって、実際に同じ道具で燻製を作られた「熊さん」から写真付きのメールをいただきました。

  ご本人の承諾をいただいてここに転記させていただきます。

 

熊 さんより 2015/09/09

本日、昼休みにホームセンターに行きメカおじ様と同じ

燻製キット購入して来ちゃいました!(^^)!

そのままスーパーに寄りチーズ・厚揚・サーモンetc。。

帰って燻すのが楽しみで仕事になりません(笑)

ダイエット中では有りますが今夜は台風に負けないで燻製を

つまみにビール飲みたいと思います。

次回はベーコンに挑戦してみますね。

 

 ※ そしてさらに結果報告をいただきました。

メカ好きおじ様こんにちは(‘◇’)ゞ

昨日の初燻製の報告させて頂きます。


 

割と上手く行った気がしますがもう少し燻しても良かったかなって感想と

取り出してすぐ食べてしまいましたがやはり少し放置してからの方がおいしいですね。

余りに楽しいので燻製器を車に積込みセブンイレブンに寄りチーズとゆで卵買って7時に

出社して会社の玄関でモクモク煙を出しながらお昼に皆に振舞ったら物凄く喜んでもらえました。

ご教示ありがとうございました。

近いうちにベーコン挑戦してみようと思っていますが。。なにしろせっかちな性格でして。。

でも挑戦してみますね。

忙しい所すみませんでした。


 

コメント

  1. 熊 さんへ、
    早速買いに行かれたんですね。
    行動力、スゴォ!!(笑;

    チーズ・厚揚なら1時間もあれば簡単においしく出来ますよ。
    特にチーズは最高のビールのツマミになりますので、
    飲み過ぎ注意ですよ、ハハハ

    サーモン(切り身)なら専用のソミュール液に付けておく方法もありますが
    そうすると漬け込みや塩抜きなどに日数かかるので、
    単純に軽く塩コショウをごく軽めにふって、オリーブオイル塗っただけなら
    すぐにスモークできます。

    ベーコンは日程に余裕があるときがいいですよ。
    わがやでもベーコンが一番人気、次がチーズ、そして竹輪です。

  2. 本日、昼休みにホームセンターに行きメカおじ様と同じ
    燻製キット購入して来ちゃいました!(^^)!
    そのままスーパーに寄りチーズ・厚揚・サーモンetc。。
    帰って燻すのが楽しみで仕事になりません(笑)
    ダイエット中では有りますが今夜は台風に負けないで燻製を
    つまみにビール飲みたいと思います。
    次回はベーコンに挑戦してみますね。

  3. いちご さんへ、
    料理がちゃんと出来る方は尊敬しちゃいます。
    自慢する事ではないですが、私は料理、ダメですね。
    ただ燻製づくりだけは好きです。
    まあ、実際は燻製器の横にいて、煙の出方と温度をチェックして
    スモークウッドを追加するくらいなので、たき火の番と同じですね。

    自家製で燻製したベーコンはお店で売っているものや
    おつまみで出てくるものとは全く別物です。
    そんなに手間がかからないのでぜひチャレンジしてみてください。

  4. 私は、3時間以上かけて豚角煮や焼豚は作りますが、燻製は未体験です。
    写真バラ肉の色合いを見ているだけで、ジュルッとなりますね(笑)。

    以前、友人が作ったベーコンを食べたことはありますが、やはり市販品とは別物です。
    茨城に戻ったら作ってみようかな。

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