走行動画撮影用の簡単ビデオユニット

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ツーリング中に走っている風景の動画を撮影するのに、今まではデジカメの動画機能を使っていました。

取り付けステーを工夫すれば振動も少なく綺麗に撮れるのはわかっていますが、それでも気になる点がいくつかあります。

・ステー(ミニ三脚)が目立つ・・・前から見た時にステーとデジカメがかなり目立ちます。
・バイクから離れる時デジカメを取り付けたままでは不安
     ・・・ネジで外す事が出来るのですが、ちょっとだけトイレ休憩、という時に気になります。

いっその事、動画撮影専用のユニットにしようと思い、アキバでいろいろ探した結果、こんなモノを買いました。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

SMART VIDEO CAMERA という商品で、3,980円でした。

(追記 2010年末には2,980円で売ってました)

■大きさは55mm×22mm×19mm、19gと非常に小さなもので、この中にカメラとビデオのユニットが内蔵されています。

記録媒体はMicroSDカードを挿入タイプなので、カードの入れ替えする事で長時間の録画が出来ます。

電源は充電池が内蔵され、付属のACアダプタかUSBで2時間充電で、1時間の連続録画が可能となります。

動画形式は720×480、フレームレートは最大30fpsのAVI形式です。

撮影素子は620×480のものを拡大しているようです。

スイッチは「電源スイッチ」と「録画開始・停止」、それに「音声による録画開始スイッチ」の三つだけです。

インジケーターは電源オン時に青と赤の点滅後、青のみ点灯。

録画を開始すると青と赤の点滅になります。

電源オン後、45秒間録画開始しないと自動的に電源オフになります。

音声による録画開始は、会議とか防犯とかに役立つそうです。

■実際にバイクにセットして撮影した上で、いくつか改良した点があります。

◎まず「音声による録画開始スイッチ」ですが、必要ありませんので本体を分解してこのマイクロスイッチ用のシリコンボタン部を外してしまいました。
どうしても使いたい時は、開いた穴の中を細い棒で突けばスイッチを入れられます。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

◎次に、走行中だとバイクからのパルス信号を拾ってしまい、音声にノイズが入ってしまいます。
これの対策として、分解した本体のケース内側にアルミ箔テープを貼ってシールドにします。
基盤のショートを防ぐために念の為、マスキングテープを重ねて貼ってあります。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

◎さらに本体上部の録画開始スイッチが小さいので、手袋をしたままでは操作しにくいので金属プレートでカバーし少し大きめにしました。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

◎インジケーター部は明るい陽射しの下では見にくいので、カバー兼反射プレートを付けてあります。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

◎ハーレーへの取り付けは、市販のL型金具を使いました。
金属剥き出しではカッコ悪いので熱収縮チューブを被せています。
ここに強力なマジックテープで取り付け、さらに上から巻いています。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

◎もしもの落下防止には携帯用の取り外し可能なストラップを付けています。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

ハーレーのファントムフェアリングに固定したところです。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

前から見ても非常に小さく、違和感がないです。

バイク用車載動画カメラSMART VIDEO CAMERA

今までの車載デジカメとの大きさ比較です。

■実際に録画した画像はまあまあ鮮明ですが、色味は(よくわかりませんが)補色系のC-MOSを使っているのでしょうか、少し偏ったにごった色になります。

そしてこの機種の特徴として、画面右下に録画した「年月日時分秒」が強制的に挿入されてしまいます。

これを表示しないようにする方法は無いようです。

ただ問題がいくつかあり、早い速度で移動するバイクの走行風景では、画像が波打ったように揺れて、見方によっては酔ってしまいそうです。



 

 (追記 これも後でいろいろ試してみて、ビデオ本体を振動しないようにしっかり固定すれば、ゆれはかなり小さくなる事がわかりました)

それと電子シャッターの仕様なのでしょうか、画面上部と下部で録画タイミングの微妙なズレがあり、例えば目の前を疾走する電車を撮影すると斜めに歪んでしまいます。



 

(追記 これはどうやら使用しているのがCCDではなくC-MOSなので、こうなってしまうようです)

とまあ、悪い点ばかりあげてしまいましたが、この値段(3,980円)でこれだけの動画が撮れる事を割り切れば、私としてはまあいいかなと思っています。

なにより目立たず、手軽に撮れるのが一番です。

実はこのビデオユニットは3月後半から使い始めていて、このブログの動画にもすでに何度か登場しています。

動画を綺麗に撮影したい時は、後ろの席の「お抱えカメラマン」に言えばお願いすれば撮影してもらえるので、このミニビデオユニットとの併用でやっていくつもりです。

コメント

  1. nakaさんへ、
    かなり揺れてますよね。
    でも手持ちの時や、ごくゆっくり走っている時は
    これほどひどく揺れません。
    それに同じ機種の撮影動画がアップされてる他のサイトを見ると
    もっとスムーズなような気がします。
    振動を減らすか、路面の状況、あるいはSDメディアの書き込み速度。。。
    もう少し試行錯誤してみます。
    動画は、元は720×480のAVIを
    320×240のFLVに変換していますが、
    音声にはフィルター加工をしていません。
    上部に追加したカバーの防風効果も少しは
    あるんでしょうかね。

    NORIさんへ、
    一般道での速度域ではそれほどノイズは出ませんが、
    高速道路(100km/hで2000rpm程度)だと、
    ジーというようなノイズが入ります。
    シールドを付けると低減されています。
    本格的にやるには金属ケースに入れて
    アースするのがいいんでしょうけど。

  2. 流石!パルス信号だとか思いもつきませんよ!
    バイクのパーツメーカーとかのアドバイザーとかなれそうですよね

  3. 確かに画像は歪みなど見られますね。
    上記の2動画の音声はこの製品のダイレクトな録音ですか?
    結構クリアーに聞こえますが。
    値段とスマートに取り付けていることを考えると納得の商品ですね。
    それにメカ好きさんの加工技術も感心しました。

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