自作革製ヒートガードの問題点と対策

記事内容とは関係なく広告が表示されます。

 
先月作った革製ヒートガードですが、二三回走っただけでかなり痛んできました。

最初はこんな感じでうまくできたかなと思っていたのですが、やはりエキパイの高温に耐えきれなかったのでしょう。


 

金属のヒートガードの上に二重に取り付けた革はステンレスの針金で巻いていたのですが、革に開けた穴がかなりの部分裂けていました。


 

裏側からみると一部には焦げて茶色くなっているところもあるし、縁の部分は革が劣化してもろく崩れています。


 

どうやら金属のヒートガードからはみ出ている部分がこうなっているようです。

ヒートガードの内側に貼った耐熱シートもこんな状態です。

左の部分の方がエンジンに近いのですが、ここよりカーブがきついところの劣化が激しいようです。


 

これも炭化していて効果が期待できないのではがしてしまいます。

といってもかなりこびり付いてしまったので落とすのも一苦労でした。


 

ここまでやればOKでしょう。


 

今度は何も貼らずに厚めのナットで少しだけ浮かすことにしました。


 

 

実は今回改良するにあたっては、この金属ガードに断熱素材を追加することも検討しました。

それは、セメントや石膏、粘土などを板状にのばしてヒートガードの内側に取り付け、断熱材として活用しようと思ったのです。

あるいはタイルみたいなものを貼ったらどうかなとも思いました。

でもこれらの素材の熱伝導率がどうなのかわからないので、走り出した直後は熱くならないかもしれませんが、逆に蓄熱製が高まってさめにくくなるのではと思いました。

料理の石焼きや溶岩プレートなどを思い出したのでした。

また粘土などの場合には、成分に紙系や繊維系のものが含まれていた場合、高温になって炭化あるいは発火の危険性も気になります。

結局、何もつけないことにしました。

 

それでも外側には今までつかってきた革を取り付けました。

すでにヒートガードの形に合わせて婉曲していますのでそのまま利用します。

上に書いたようにはみ出た部分が劣化しますので、その部分だけカットしました。

取り付けは後端に近い部分の二カ所だけステンレスの針金で「ゆるく」留める事にしました。


 

これがヒートガードのない状態です。

エキパイに巻いた黒いバンテージはすっかり白くなっています。


 

取り付け完了です。


 

これで走って様子をみたいのですが、この週末は雨、テストはもう少し先になりそうです。

 

コメント

  1. don さんへ、
    私も、冬は革パンツを履いているので多少はいいので、
    春から秋のライダージーンズのシーズン用には、
    両足セットの革のレッグガードで対応しています。

  2. 我が家の対策をと思い返すと、エキパイよりも太もものヒートガードを優先したことを思いだし、昨日、新しいモノに交換しました。

  3. 5Acorn さんへ、
    なるほど!!
    その考え方はなかったですね。
    最初から、いかに断熱材を入れて遮断するかという
    観点でしかみていませんでした。
    でも指摘していただいて納得しました。
    たしかに走行風で冷やすという事からすれば
    余計なものを付けない方がいいですね。
    今の形でテストしたあとで、
    そっちの方向でも検討してみます。
    アドバイス、ありがとうございました。

  4. こんにちは。次々と面白う話題が花開きますね。
    さて、ヒートガードの件、僕は基本的な物理しか理解していないので少々見当違いかもしれないのですが、
    気になる点があったので一言書きたくなってきました。
    ヒートガードと言うことですが、写真から判断するとこのガードによってパイプの放熱効率が悪化しているようにも思えます。
    ですので走るほどパイプの表面温度が上昇する傾向にあるのではないでしょうか?
    基本に徹すると空気ギャップによる熱断熱が一番良いようにも思えます。工夫が必要かもしれませんが
    走行時、ギャップでのエアフローを維持することで、空冷効果、断熱効果をもたせ、人間に近い側に見栄えが良く、
    耐熱効果が期待できる革を配置すると良いのかもしれません。
    無責任、酔っぱらいモード、大変失礼しました。

タイトルとURLをコピーしました