今日の夕方飛び込んできた「東急ハンズがカインズに買収される」というニュースは衝撃的でした。
思えば今年の10月にハンズの池袋店が閉店し、昨年末には神戸三宮店が閉店と相次いでいました。
東急ハンズが最初に出来たのは渋谷店ではなく神奈川県の藤沢店で今から45年前の1976年11月です。
その翌年の11月に二子玉川店がオープンし、渋谷店が出来たのはさらに1年後の1978年9月でした。
渋谷店がオープンした時は私は学生で、美術系のサークルに所属していたので材料などを買いそろえるのでオープンした時にすぐに出かけていきました。
このオープン時の新聞折込みチラシに書かれている「何かが変わり 何かが始まる」というコピーはその後のハンズ他店のオープンでも使われていました。
参考までにチラシに写っている渋谷店の上を飛ぶヘリコプターはホンモノではなくラジコンだったそうです。 当時はそういう事も許された時代だったんですね。
最初の頃の渋谷店の写真を見ると屋上にはアマチュア無線のアンテナの鉄塔とログキャビンが写っています。
また、1階フロア入口の右横には、今はない地下のフロアへ降りていく階段がありました。
オープン記念で買い物をした時にもらった軍手と、自分で柄の部分の木材を加工して好きに作ってほしいという栓抜きは今も持っています。
以前、そのオープンの時の渋谷店をモチーフに作ったスノードームがあります。
また当時の渋谷駅前のスクランブル交差点角には、今TSUTAYAが建っているビルには別の建物があり東急ハンズの看板が道案内のように掲げられていました。
東急ハンズの歴史を少しひも解くと、ご存じの方もいると思いますが渋谷店が出来る前の場所には教会が建っていたそうです。
その教会の跡地を東急不動産が買い取ってそこで東急ハンズを始めたそうです。
ハンズが出来る前の井の頭通りから見たところです。空が広いですね。
東急ハンズの社名はもちろん「東急グループ」から来てきますが、当初の仮案では東急スーパーハンド」だったそうです。
またシンボルマークも今のモノよりもっとガッシリしたデザインでスタートしました。
今、45年経った東急ハンズは東急というグループから離れカインズの子会社になるそうです。
しばらくは「東急」の冠は残るかもしれませんがいずれその名前も消えていくことでしょう。
今日、2021年12月22日は「東急ハンズが消えた日」と言えるのではないでしょうか。