暑くなる前にエキパイのヒートガードを改良

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寒かった冬も終わり、そろそろ暖かいツーリングシーズンになります。

でもそうなると困るのがエンジンから出ているエキパイの暑さ。

二年前の車検の時にディーラーでヘリテイジの標準右二本出しマフラーを、左右出しにしてもらいましたがその時に取り回しを変更した左側のエキパイがかなーーり暑い事になっています。

走行しているときは風もあるし、ステップに足を乗せているのでエキパイに足が近づくことはないのですが、信号待ちの停車時に足をつくと左脚の膝から上、太もものあたりにちょうどエキパイがきてかなり暑くなってしまいます。

さすがに夏場のツーリングでは革パンツは暑すぎるので、ライダー用ジーンズを履いているのですがこれだけだと太ももは完全に低温やけどで水ぶくれになってしまいます。

そのため昨年からは左右共に革製のレッグガードを着けていますが、まだ暑いんです。

 

以前、エキパイのヒートガードに革製のカバーを付けましたが、これだけでは十分でなかったのでさらに改良してみました。

今回使ったのは、コレ「STARK2」です。


 

「スターク」とはカーボン繊維に熱伝導に優れたアルミニウムを蒸着させた断熱材です。

仕様表によると「瞬間耐熱温度は1600度(連続照射20秒)」「熱反射率80%」だそうです。

今回はこれをヒートガードの内側に二重に貼ってみました。


 

外側の革カバーも、前回使ったモノの上にさらにもう一重重ねました。

そして取り付けるために、上の革の周囲にポンチで穴を開けました。


 

 

ヒートガードを取り付けた上に革のガードを重ねて、ステンレスに針金で周囲をかがるようにして締めていきます。

写真で革やプライマリーケースの上に白い点々があるのは、エキパイに巻いたバンテージの粉です。


 

巻き終えたところです。

前の部分はカーブがキツイのでかなりシワが寄っています。

後の部分はヒートガードが二種類使っている、重なりの部分の段差です。


 

真横から見ると目立つシワも、斜め上からなら見えないので良しとしましょう。


 

 

さて問題の効果の結果ですが、まず走り出してすぐにここから煙と臭いが立ちこめます。

たぶん「スターク」の裏面にある両面テープが焦げているせいだと思われます。

走っていれば煙も臭いも気になりませんが、停車時には特に前の方からの方が煙りが多少多いようです。

これはエキパイにバンテージを巻いた時にもなりました。

走り始めて20、30分もすると煙も臭いも出なくなりました。

下の写真は1時間ほど経ったところです。

革全体にシワがよってきたようです。


 

一番気になる「暑さ」ですが、まったく遮熱対策をしなかったときよりかは多少暑さが和らいでいます。

停車時に足を着いても、暑くてたまらないというほどではありません。

停車直後だと、エキパイの上のヒートガードには暑すぎて一瞬でも素手で触ることはためらわれますが、この状態なら2、3秒なら触っていられます。


 

さらに時間が経過したところです。

シワが増えています。


 

そしてよく見てみると、なんと!

前の方を留めていた革はちぎれています。


 

エンジンに近い方なので後より熱くなっていたのでしょう。

革が熱で縮んで引っ張られたのが原因だと思われます。

ステンレス線が熱で変形したという訳ではないでしょう。

ただ一度のツーリングでこうなってしまいました。

でも革はこの形を保ったまま固くなっていました。

中程から後はまだ留まっていますので、このまま維持出来ればまだ使えそうです。

もう少しだけ様子をみて、ダメなようなら次の固定方法を検討します。

高温対応、熱対策はなかなかむずかしいですね。

 

一般的な革の耐熱性について調べてみました。

革が原皮の状態から鞣す事によって耐熱性を向上させることが出来ます。

クロム鞣しだと約80度から120度、植物性タンニンなめしだと70度から90度くらいと言われています。

それに比べてバイクのエキパイ部分の温度は、形状や場所によってかなり異なりますが、200度から300度、場合によってはそれ以上になるようです。

そう考えると革をエキパイのヒートガードに巻いて遮熱するのも無理がありそうですね。

コメント

  1. naka さんへ、
    情報、ありがとうございます。
    その記事は以前拝見して、参考にさせていただきました。
    やはり革を直接触れさせるのは無理がありそうですね。
    私も金属のヒートガードの下には、大きなナットをかませて
    1cmほど浮かせていたのですが効果はないようです。

    なにも対策しないと熱くてたまらないので
    もう少し工夫してみます。

  2. こんばんは。
    マフラーヒートガードは自作では苦労しますよね。
    販売されているK&Hなどは恰好が良く効果もあるようですが高価ですね。

    私も左が熱くてやけどしそうなので作りました。
    私のは、革のガードの中に薄めのステンレス板をサンドしてマフラーと接触する
    箇所は耐熱マフラーバンテージを切ってあてがってホースバンドで留めてあります。
    その時期のブログ記事です。
    http://blog.goo.ne.jp/naka2831/m/201201

    マフラーと革のガードは密着させない方がいいと思いホースバンドに小さなネジで
    ゲタをはかせています。(笑)

  3. don さんへ、
    やはり革だと焦げてしまいましたか!
    追記で書きましたが、温度を考えるとヒートガードに革を巻くのは
    かなり無理がありそうです。
    別の方法を考えてみたいと思います。

  4. 我が家も一度、革加工して付けましたが、焦げてしまいました(^_^;)
    今はマフラー全体をカバーするガードを探しているところですが、作らないとありませんね(^_^;)

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