撮った後で、デジカメの撮影日時データを修正する

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デジカメの便利な点の一つに、「常に撮影日時が自動的に記録されている」という事があげられます。

そのお陰でバイクツーリングの時に必ず持って行くGPSロガーの走行軌跡とリンクさせて、移動したルートのどこで写真を撮ったのか、Google Maps などの地図の上に表示する事が出来、それを元にブログにルートと撮影ポイントを表示する事が出来ます。

記録されているデータは、Exifデータ(Exchangeable image file format)と呼ばれ、どのデジカメで共通です。

先ほどの撮影日時だけでなく、カメラの種類、撮影時のレンズの焦点距離や露出、シャッタースピード、など数多くのデータが埋め込まれています。

■画像ファイル名を撮影日時にする

撮影した画像データをパソコンに取り込んで、保存、管理していますが、一日に撮影枚数が最低でも300枚以上になると、多すぎてよくわからなくなります。

私は取り込んだ写真のファイル名を、撮影日時のデータにしています。

具体的には、「110506-180116.jpg」のように、

 「西暦の末尾二桁」+「月の二桁」+「日の二桁」-「時の二桁」「分の二桁」「秒の二桁」.jpgという構成です。

こうしておけば少なくてもいつ撮影したデータかすぐわかります。

そしてフォルダーは、「年」の階層の下に「月」の階層、そして「日」の階層と三階層で管理しています。

jpegrenamer-icon.jpgこのように画像データのファイル名を撮影日時に変更するの使っているフリーソフトは、「JpegRenamer」です。

こちらのサイトから入手できます。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se076184.html

最初に「設定」画面で、変更する表示方法を設定しておけば、

jrenamer01.jpg

あとは空白のスペースに画像ファイルをすべて選択した状態でドラッグして「リネーム」をクリックするだけで

jrenamer02.jpg

すぐに変更してくれます。

jrenamer03.jpg

このソフトは変更出来るのがJpeg画像だけなので、その点だけ注意が必要です。

■さて、たまに他の方からいただいた画像ファイルを見ると、撮影日時のデータがズレている事があります。

特に困るのが、ツーリングで行った時の写真をみんなから集めて、時系列に並べ替えようとした時、撮影したそれぞれのデジカメの内蔵時計がバラバラだと、一緒にした写真の前後がおかしくなってしまいます。

あるいは、自分のカメラでも長く、日時データを修正していないと数分程度、ズレてしまっている事があります。

今回、ハーレーのイベント、富士ブルースカイヘブンに参加した際、妻用と私用の二台のカメラを使って撮影しましたが、それぞれの内蔵時計が3分もズレていました。

本来は撮影する前にデジカメの内蔵時計を正しく調整しておくのが望ましいのですが、撮影した後で気付いた場合のExifデータの修正方法を紹介します。

(1) ズレている時間を把握する

まずは、どれくらいズレているかをチェックします。

これには、正確な時刻がわかる電波時計を用意します。

腕時計タイプか、秒までわかるタイプの置時計・掛け時計が望ましいです。

カメラを起動し、表示画面に時刻を表示させます。

もし、自動的に電源が切れる省電力モード「オートパワーオフ」等になっている場合は、この機能をオフにするか、設定時間を2分以上にします。

表示されているのは「時」と「分」だけだと思いますが、これをじっと眺めていて、「分」表示が進んだ瞬間に、電波時計の表示時刻を読み取ります。

例えば、デジカメが「12:34」になった瞬間に、電波時計が「12時35分24秒」になったとすると、デジカメの方が「1分24秒」遅れているとわかります。

反対にデジカメが「12:34」、電波時計が「12時20分34秒」なら、デジカメが「13分26秒」進んでいることになります。

正しい時刻がわかったら、この時点でデジカメの「設定」画面で、日時データを修正しておきましょう。

上記の方法は最近の写真で、撮影後デジカメの内蔵時計をいじっていない場合に有効な方法です。

昔撮った写真でその後デジカメの時計をいじったとか、古すぎて当時と今で内蔵時計のズレが変わってしまった場合はどうしましょうか?

その時は撮影してある画像からずれている時間を推測します。

例えば時計が写っているのならその時の時刻がわかりますし、電車に乗った時の時刻表、イベントの開始時刻とか大体の目安になる時刻がわかればそれを元にずれている時刻を考えます。

(2) 撮影した画像データを修正する

f6_exif_icon.jpgこれに使うフリーソフトは、「F6 Exif」というソフトです。

こちらのサイトから入手できます。
http://www.ryouto.jp/f6exif/index.html

このソフトは、画像ファイルのEXIFデータを修正するだけでなく、
・データの無いファイルにExifを付加する
・EXIF編集(タグの追加、修正、削除、EXIF領域の追加、削除、コピー)
・撮影日時一括更新
・ファイルリネーム
・ファイルタイムスタンプ復元(ファイルの更新日時をEXIF撮影日時を使い更新)
・CSV入出力(複数ファイルのEXIFをCSV形式でファイル出力。CSVからデータを書き戻すことも可能)
・画像振り分け(EXIF情報を使用した画像の振り分け機能)
・スライドショー

「ツール」から「撮影日時一括更新」を選択します。

「更新対象JPEGの保存フォルダ」の右横「参照」で、変更したい画像の入っているフォルダ選択します。

ラジオボタンが「日時/時間を差分更新する(差分を入力)」になっているの確認して、ここの該当する「分」や「秒」の欄に変更したい数値を入力します。

f6exif01.jpg

例えば上で書いた「1分24秒遅れ」なら、分に「1」、秒に「24」と入力して、「加算」のラジオボタンをチェックします。

同様に「13分26秒進み」なら、分が「13」、秒が「26」で、「減算」にチェックです。

f6exif02.gif

あとは「OK」をクリックすれば、すぐにExifデータが変更されます。

(3)正しい撮影時刻で、ファイル名を付け替える

これでExifデータの撮影日時が正しく修正されました。

再度、「JpegRenamer」でリネームしておきます。

これをそれぞれ撮影に使ったデジカメ毎にやっておけば、あとはこのデータをまとめて一つのフォルダーに入れても、「ファイル名」で並べ替えすれば、撮影した正しい順番で表示する事ができます。

こうしておけば、GPSロガーの走行軌跡と同期させて地図上に表示させた時にも、撮影ポイントと地図上の表示がズレる事はなくなるでしょう。

このソフトを使って、撮影した日時を修正出来るからといって、アリバイ工作に使ってはダメですよ。。ハハ(笑;

【関連情報】

 同じように、デジカメの撮影日時を変更するソフトです。

   Exif 日付時刻情報復元ツール

   まだ試した事はないですが、こちらも便利そうですね。     

コメント

  1. あくあまりん さんへ、
    分類やファイリングは、データ管理の基本ですね。
    行った地名や、イベント名で管理する方法もありますが、
    カテゴリーが増えてくるとわかりにくくなるし、
    後で変えたくなってしまいます。
    その点、撮影日時なら普遍的ですよね。

  2. おはようございます。
    私も全く同じように名前を変えて、データの管理をしています。
    私が使っているソフトは、キャノンのデジイチに付属していた
    バンドルソフトです。最初は「随分と便利なもんがあるなぁ」と
    感心してしまいました。これって、便利ですよね♪

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