朝起きてみると朝焼けが広がっています。
今日は網走のホテルを出てから世界遺産の知床半島に向かいます。
午前中はツーリングもそうですが、どちらかというと観光メインになる日です。
知床半島の観光といえば、半島内に立ち入れる場所が限られているので海上からの船での観光がメインになります。
私たちも出発する2、3週間前に10時半出発の観光船を予約してありました。
網走から知床観光船乗り場まで1時間半ほどかかるようなので、朝食の時間を10分ほど早くしてもらって出発の準備をしました。
網走市内を抜け、オホーツク海に沿って走ります。
行く手に知床半島が見えています。
時間があればこういう素朴な駅をひとつひとつゆっくりと見て回りたいですね。
私のバイクツーリングの原点は、こういう無人駅での野宿での日本一周にあるからです。
右手には湿原が広がっています。
小清水原生花園の駅も、かなり昔に来た時は駅舎とホームしかなかったのに、道の駅も出来てずいぶんとおしゃれになっていてびっくりです。
北海道では牛の放牧をよく見かけましたが、ここでは馬がのんびりと草をはんでいました。
どこまでも続くような直線のまっすぐな道は、ガイドブックに載っている以外にも北海道のいろんなところで見かけます。
出発がかなり早く出来て少し時間に余裕があったので道の駅斜里に寄ってみました。
スタンプをもらおうと思ったのですがまだ開いていませんでした。
たまたま通りかかった掃除のおぼちゃん(スタッフの方?)が親切に「押してきてあげるよ」とスタンプを受け取ってくれました。
ここもまたまっすぐな道です。
知床半島に入りました。
海沿いの道をしばらく走ると、先の方の斜面に白いものが見えてきました。
近づいていくと道沿いに「オシンコシンの滝」があります。
バイクを停め見学します。
道路のすぐ近くにこんな滝があるんですね。
階段を登っていくと滝の近くにまで行けます。
水しぶきがかかるくらいで、暑い夏なら気持ちがいいでしょうね。
さらに先に進み、観光船乗り場の少し手前にある道の駅うとろ・シリエトクに立ち寄ります。
さすが世界遺産ですね、観光案内にも力が入っています。
ここで本日のソフトクリームタイム、名物のはまなすとコケモモのソフトです。
そろそろ観光船乗り場に向かいましょう。
観光船には大型船と小型船があり、またコースも3時間掛けて半島の先端まで行くものや、途中の有名な滝を観て戻って来るもの、ヒグマが生息している湾まで小型船で近寄るものなどがあります。
料金も3千円くらいから8千円までさまざまです。
今回はほかの観光地も回りますし、野付半島の宿まで行くので1時間半ほどの滝観光コースを選びました。
大型船でのこのコースはJAF会員での割引もあるんですね。
ほかにもいろんな観光船が案内を出していました。
網走のホテルからオシンコシンの滝までは約76km、1時間20分ほどでした。
オシンコシンの滝から道の駅うとろ・シリエトクまでは7kmで7、8分、そこから観光船発着の駐車場までは約1kmでした。
私たちが乗る知床観光船、おーろら2号です。
この船、何年か前に妻が友人と冬の北海道に来た時、流氷観光船として別の場所から乗ったものと同じ船だそうです。
今回観光船で回ったルートです。
拡大・縮小、航空写真と地図の切り替え、マークをクリックで写真も見られます。
中程の帰りのルートが大きく蛇行しているのは、たぶん私が船内をうろちょろしていたからでしょう。
GPSロガーが鉄板の船内でうまく電波を拾えなかったからだと思います。
10時半、定刻どおり出港します。
船内の一階、二階にも座る席がありますが、多くの方が一番上のデッキに出て眺めていました。
ここから船は有名な滝を回っていきます。
ここはプニュ岬の先にある乙女の滝(フレペの滝)です。
右側に岩が、象の顔のように見える象岩です。
こうなってくるとデッキの椅子に座っていた観光客も、全員総立ちでみんなカメラマンです(笑;
小型船での見学は、速度も速いですし半島の近くまで寄るコースを取ります。
知床連山の上には雪がまだ残っていますし霧も出ているようです。
こういう場所にヒグマが出ることもまれにあるそうですが、今回は残念ながら見かけることは出来ませんでした。
今回のコースの一番先、カムイワッカの滝のところでUターンして戻ります。
帰りも同じコースなので船内の椅子に座って眺めながら戻ります。
船内には青い色の流氷ビールが売られていました。
バイクの運転があるので私は飲めませんでした、残念。
船内の様子を見てみましょう。
こちらは自由席です。
こちらは350円払って入る特別席です。
帰る途中で雨が降り出してきました。
船内にはトイレも完備されていました。
船から降りた時も雨は降ったりやんだり、少し強くなったり弱くなったりです。
持って行ったレインウェアを着ています。
これから知床五湖をめぐり、そのあとで知床峠を超えて横断道路を走ります。
山の天気はどうでしょうか、気になるところですが、それはまた次回に。
※ バイクでの走行動画なら「GoPro HD HERO」がお勧めです
※ 仲間やタンデムツーリングでの会話なら高音質の「SENAインカム」がお勧めです
コメント
知床巡りが第一希望なのですね。
手つかずの世界遺産は、一度は見ておきたいところです。
観光船でヒグマを見るなら、小型船でルシャ湾へ行くコースなら
かなりの高確率で見られるみたいですよ。
フレペの滝は昨年12月に行かれてましたね。
あのシカの群れやオオワシとオジロワシの姿はすばらしいですね。
こんばんは~♪
私の一番行きたい知床ですね~♪
船に乗ってヒグマを見るのが夢ですが・・・それも運ですよね!
フレペの滝は、冬に大地から見下ろしましたが、やっぱりこうやって海から見るといいですね!
象さんの岩も見てみたいなぁ!
やっぱり知床は神秘的です。
やはり北海道は素晴らしい場所がいっぱいありますね。
とても数日の観光では廻りきれません。
>知床は道民でもあまり観光で行く場所ではありません。
そうなんですか、北海道は地図で見る以上に広いので
知床を観光しようとすると数泊旅行になるのかもしれませんね。
良いところに行かれましたね!滅多に見れない絶景だったと思います。
知床は道民でもあまり観光で行く場所ではありません。
私も一度しかありません。道路側は何度も通りましたが(^O^)