北海道行きまでまだ二ヶ月ほどありますが、早めにチェックして交換が必要なパーツの入手をしたり、内容によってはディーラーに整備をお願いする必要があります。
まずは自分で出来る簡単なことから実行します。
■タイヤ
溝の残り具合をチェックします。
タイヤは前後とも1年半前に交換してそれからの走行距離は7,000kmほどです。
チェックに使うのはディプスゲージです。
私のは最初の原付きの時に買ったものですからもう38年も使っています。
まずは減りの早いリア側です。
溝の残りは約4mmあります。
ハーレーのオーナーズマニュアルには「バー状のトレッドウェアインジケーターが現れる前(0.8mmのトレッドパターンが残っているとき)に、タイヤ交換をおこなってください」とありますのでまだ十分余裕があります。
次にフロント側です。
こちらも4.2mmくらい残っています。
前後タイヤともサイドウォールにひびも無いのでこのままで大丈夫でしょう。
■バッテリー
交換時期は1年半前の2014年11月です。
今までの実績では3年間は全く問題なく動作していましたし、常にトリクル充電しているのでこれも継続使用します。
■オイル
今年の3月にエンジンオイルを、その他二種は昨年3月に交換済です。
北海道ツーリングでの走行距離は2,500kmほどでしょうからまだいけそうです。
オイルフィルターも同時に交換してあります。
■プラグ
プラグは昨年2月に交換したのですが、外してチェックしてみても電極の摩耗やギャップは正常でしたのでこれもOKです。
■エアフィルター
プラグと同時に交換しました。
点検のためにカバーを外してみると、
ウワァ、カバーの内側下にブローバイガスのオイルでかなり汚れています。
さらにアエアフィルターを外してみると相当汚れています。
ブローバイガス用のバイパス耐熱ゴムホースは亀裂こそないものの高熱で変形しています。
ブローバイガスホースは昨年3月の車検時に交換していますが1年ちょっと劣化してしまったようです。
これはエアーフィルターとブローバイガスホースの交換が必要です。
予備のストックは持っていないので手配します。
純正ではなくサードパーティ品を使います。
値段は半分以下ですが、型番が変更になっているようで適合品を探すのに手間取りました。
下の写真は後日、購入したものです。
■ブレーキパッド
タイヤと並んで重要パーツです。
昨年3月の車検時にリアブレーキパッドとリアブレーキフルードを交換しています。
フロント側は2年前にパッド、フルードとも交換しました。
リアブレーキパッドをチェックするため、サドルバッグを下ろします。
アルミ製のジャバラホースは自作のリアブレーキ冷却用のエアインテークです。
ヘリテイジやツーリング系のハーレーはリアの大型サドルバッグのせいでリアブレーキディスクにあたる風量が遮られてしまうため、ブレーキディスクが熱で変形してしまいます。
実際に私のヘリテイジはそのためにリアディスクを交換しました。
自作のエアインテークを付けただけでブレーキキャリパの温度は10度も下がるという実験結果が得られました。
ブレーキパッドを外すにはキャリパを分解するのが確実ですが、私のヘリテイジでは隙間に小さな12角のレンチで外すことができます。
パッドの固定ピンが外れましたが、かなり汚れています。
パッドを外して残りの厚さをチェックします。
一番薄い場所でも2mm以上残っています。
オーナーズマニュアルでは「ブレーキパッドの摩擦材の厚みが 1.02mm以下になったら、ただちにパッドを交換してください」となっています。
私の走り方、タンデム走行が多い事もあって、過去の実績では「1mmで1000kmから1800kmの消耗」という状況です。
あと二ヶ月の間はこれでいけそうですが、北海道ツーリングに行く前に新品に交換しておいた方が良さそうです。
フロントとリアのブレーキパッドは買い置きのストックがあるのでこれで交換します。
今回はこのまま組み直します。
固定ピンを柔らかい真鍮ブラシで磨き、
ブレーキパッドも同様に磨いておきます。
削った金属を取るためにブレーキ用のパーツクリーナーでキレイにします。
上が磨く前、下が磨いた後です。
ブレーキパッドを組み付けます。
ブレーキパッド裏面と固定ピンには銅製のスレッドコンパウンドを塗っておきます。
これで簡単な整備は一通り済ませました。
大きな問題点はなさそうです。
もうじき北海道ツーリング、やっぱりわくわく、ウキウキ気分です。
コメント
ziromei さんへ、
昔に比べればバイクの品質も格段にしたので
ハーレーといえどもそうそう壊れることはないでしょう。
でも最低限のチェックだけはやっておいた方が
自分で安心できます。
昔、中型バイクで東京から三週間かけて
関西、四国、九州と回った時は、
前輪1回、後輪2回パンクしました。
持って行った工具で道端で自分でタイヤを外して
チューブを修理しました。
今となってはいい思い出です。
タンデムツーリング、
それも北海道のように長期、重装備での
タンデムでは、ソロや日帰りとは違う工夫が必要ですね。
DON さんへ、
また、北海道ツーリングの季節がやってきました。
ブレーキは最重要部品なので
素人は手を出さない方がいいと言われます。
でも自分で一つ一つ組み付け時に確認して作業した方が
確実で安心できます。
それに万が一出先でトラブった時に
やり方がわかっていれば自分で修理出来ます。
ブレーキの部品を交換できるというのはすごいです。私には手が出ていません(;^_^A
簡単だと言われても何故か不安が一番先にきます。
外して、ばらしてと言う作業もしてみたいのですが(^_-)-☆
さすがですね。
出先でトラブルほど、ガッカリする他無いですからね。
ロングツー前の準備、オイラはタンデムグッズや奥様用の装備からドタバタしております(汗
タンデムツーの言いだしっぺの奥様、私は後に乗って行くだけなんだから全然わからないしと…
夫婦そろって、メカ好きさんの手本を参考書にしております(笑
今年は、素人閲覧用により詳しくお願いしますね♪