6月になりました。
7月の初めに北海道ツーリングを計画しているのであとひと月になりました。
北海道には2012年からの5年間でバイクで3回、飛行機でのレンタカーで一度行きました。
割りと短期間で何度か行ってるのでツーリングで持っていく荷物や積載方法などはほぼ自分なりのやり方が出来上がっています。
でもいくたびに毎回違っているものがあります。
それはデジカメです。
2017年の今年、北海道ツーリングに持っていくデジカメはコチラ、オリンパスの「TG-870(21mm~105mm光学5倍)写真左」とフジフィルムの「FinePix XP90(28mm~140mm光学5倍)」の二台の予定です。
最近はスマホのカメラ機能が飛躍的に向上していますのでこれだけで十分だという方が大勢いることでしょう。
ただ、感動的な風景や一瞬の景色を撮るにはやはりデジカメの方が便利な機会も多くあります。
特に私のツーリングブログでは(決して褒められたことでも、オススメ出来ることではないですが)走りながら撮影した写真も数多く掲載しています。
タンデムシートの妻に撮ってもらう時でもグローブをしたままではスマホの操作は出来ないのでデジカメは必要です。
北海道ツーリングで持っていくデジカメですが、みなさんは何を基準に選んでいますか。
キレイに撮るならデジ一がいいに決まっていますが、重たくかさばって荷物になるし、ちょっと停まった時にいちいちバッグがら取り出す手間を考えると気軽に撮ることはやりにくいでしょう。
私も2015年にレンタカーで北海道を回った時だけはデジ一を持っていきました。
この時はEOSでも小型軽量のKiss X7(写真右)でした。
カンタンなケースに入れてリアシートに置いておけばすぐに取り出して撮影出来ます。
でもやはり便利なコンデジがいいのですが、ウチでは私とタンデムの妻と二人に首から下げて持っていきますので二台必要です。
最初の2012年に持っていったのは、カシオの「EX-Z300(28mm~112mm光学4倍)」と同じく「EX-Z2300(26mm~130mm光学5倍)」でした。
こ年は他にも動画撮影用にヘルメットに付けたGoProとCanonのデジタルビデオカメラを持っていって走りながらの動画や風景を撮影しました。
さらには撮影したデータのバックアップ用に小型のノートパソコン(左下のdynabook)まで持っていきました。
(結局、使いませんでしたけど。。)
富士スピードウェイで開催されたハーレー最大にイベント「ブルースカイヘブン」で雨の中でデジカメを壊してからは防水用のデジカメを購入しました。
2013年にはオリンパスの防水デジカメ「TG-620(28mm~140mm光学5倍)真ん中のピンク色」と簡易型のソニー「DSC-W610(26mm~105mm光学4倍)」を持っていきました。
さらに「北海道で遠くの景色も大きく撮りたいから」と超望遠ズームの付いたネオ一眼タイプのものもあった方がいいだろうと思い、富士フィルムの「FinePix SL300」という、広角24mmから超望遠720mmの光学式30倍ズームレンズが付いたカメラを持って行きました。
そして今年のデジカメは最初にも書いた「TG-870」と「FinePix XP90」の二台です。
走行しながらでもすぐに撮影出来るようにネックストラップは必需品で、もしどこかに置き忘れたり緑の草原(?)で落としても見つかりやすいようにオレンジや赤い色の派手なものを選んでいます。
グローブをしたままでも撮影しやすいように、今までの歴代の機種と同じように電源スイッチとシャッターには丸い硬質スポンジ(グレーのスポンジ)や透明の半球クッションパーツを付けています。
写真ではわかりにくいですが「TG-870」は背面の液晶モニターが上方に180度跳ね上がって自撮りしやすいように、ボディ前面左下にもシャッターボタンがあるのでここにもクッションを貼って押しやすくしました。
これを選んだ理由はどちらも防水機能のあるデジカメであるということ、そして「TG-870」の方はレンズを交換出来るデジ一以外のコンデジでは他に類を見ない「21mmという超広角」レンズを備えているからです。
上の方では遠くのものを撮るために望遠レンズが、と書きましたが実際に北海道ツーリングの際に撮りたいのは雄大な風景です。
どこまでも続く緑の大地と遮るものがなく頭上に広がる青空です。
これを記憶どおりに記録として残すには広角レンズで撮影する必要があると感じていました。
そして上にも書いたようにモニターが可動するので21mmの広角なら手持ちでも腕を伸ばせば風景も含めて三脚やセルカ棒無しでも自撮りがうまく撮影できます。
実際に昨年の北海道ツーリングでは一つ前の機種で同じく21mmレンズの「TG-860」だからこそ撮れた景色をいくつか紹介します。
右側の黒とオレンジの機種です。
道の駅鰊番屋です。
オロロンラインで、左手には日本海を挟んで利尻富士、そして右側にはオトンルイの大風車軍を一枚におさめています。
高さのあるオトンルイ風力発電機の頭が切れることなく駐車場と一緒に写っています。
稚内北防波堤です。遠くの場所まですべて網羅出来ています。
北海道の最北端、宗谷岬もモニュメントでの記念撮影だけでなく全体の風景も撮影出来ます。
旭山動物園の、広くは無いペンギン水槽の中でも全体を撮影可能。
オラウータンの遊戯施設全体風景もこのとおり。
色鮮やかで広大な四季彩の丘も一部分だけでなく全体を写した方が印象どおりです。
大きく広がったジェットコースターの路。
北海道といえばラベンダー畑ですよね。
泊まったホテルの二階にあった開放感あふれるお風呂。
モニター画面を反転させなくても、広角レンズを活かせば走りながらでもタンデムの妻とのツーショットの自撮りも可能です。
広角21mmというのがどれくらい他のレンズより広い範囲を写せるのか、同じオリンパスの「TG-620」とくらべてみました。
こちらは28mmとまあ標準的なコンデジの広角サイズになります。
21mmのTG-870で撮った中の赤枠の部分だけしか撮影、表現できません。
「TG-870(21mm)」
「TG-620(28mm)」
「TG-870(21mm)」
「TG-620(28mm)」
どうでしょう、これだけの違いがあるので印象がずいぶんと変わってくるでしょう。
そしてもう一つ、今回の「TG-870」には特徴的な撮影が可能になりました。
それは星空を写すことが出来る「ライブコンポジット」という機能が追加されました。
風景と星空をコンデジで撮影出来るようになりました。
以前だとデジ一でシャッターをバルブにするか、赤道儀 星空雲台ポラリエなどを使って星の動きとシンクロさせる必要がありました。
また何枚か撮影したものを星のデータ部分だけを重複合成する処理が不可欠でしたが、この「TG-870」はそんな面倒なことは一切考えずに、モードを「ライブコンポジット」にしてシャッターを押せば後は自分で星の動きの円弧をどれくらいの長さにしたいかによって撮影時間を決めればそれだけでカメラが自動的に動きのある明るい部分だけを自動合成してくれるのです。
そうやって私が初めて自宅の庭で撮影した星空がこちらです。
やはり住宅地だと周囲の明かりもあり、また季節も星が多く見える時期ではないですがそれでもこれだけ撮る事ができました。
北海道の郊外ならもっとたくさんの星を撮影することが出来るでしょう。
今から楽しみです。
でもこれだけ気に入っているオリンパスのコンデジ「TG-870」や「TG-860」ですが、昨年の熊本地震によるカメラ部品の調達先が被災した影響で生産終了になってしまったのは非常に残念なことですね。
参考までにデジ一で撮影した北海道に風景です。
知床横断道路の羅臼岳、空の青さが違いますね。
羅臼から乗ったホエールウォッチングで見たマッコウクジラのペダンクルアーチ。
オホーツクの日本一のサンゴ草群生地。
やはりこれらのような迫力ある、四季彩豊かな写真はデジ一の方に軍配があがりますね。
最後に、今現在私の手元に残っているコンデジがコチラです。
後列のカメラは動かないものもありますが、前列はすべて撮影可能で今でも現役で使い分けています。
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