今回から数回に渡って北海道ツーリングで役立ったデジタルグッズの活用方法について書いてみます。
一回目は「デジカメ編」です。
北海道に持って行ったデジカメは三台、防水タイプのオリンパス Tough TG-620 、簡単デジカメのソニー DSC-W610 、そして高倍率の一眼レフ風デザインの富士フィルム SL300 です(下の写真、左から)。
それぞの特徴について書いてみます。
■オリンパス OLYMPUS Tough TG-620
この機種は水中5mの防水設計で28mmから140mmの光学5倍ズーム、F3.9から5.9、動画も1920×100の1080PのフルHDや1280×720の720Pでも撮影出来ます。
妻に常時首から提げて走行中の写真を撮ってもらったり、バイクから降りた時にとりあえず一枚押さえておきたい時に構えずにパシャっと撮れる気軽な一台です。
特に今回の北海道ツーリングのように霧や小雨でカメラが濡れてしまうような場面でも、水滴を気にしない防水機能が便利です。
突然の雨でせっかくの景勝地に行っても景色が見えず、それでも写真を撮りたいような時に、バイクを降りずの首から提げたままで一枚おさえておくのに最適です。
防水性能が高いということは同時に気密性も高いので砂やホコリの侵入を防ぎ、汚れた手で操作したり砂や泥の上に置いても壊れないので安心です。
衝撃性能も1.5m耐衝撃構造なので何気なくバイクのシートの上に置いたままウェアで引っかけて落としてしまっても壊れにくのがいいですね。
耐低温性能はバイクのツーリングでは関係無いですが、スキーにも持って行っているのでマイナス10℃の極寒でも操作出来るように設計されているのも安心です。
購入前は、レンズが沈胴式なので解像度とか画質が心配でしたがほかのコンデジに何ら劣る事はないですし、レンズを繰り出す事が不要なのでその分だけ起動も速いようでシャッターチャンスを逃しません。
上にも書きましたが、フルハイビジョンで動画が撮れ、しかも動画でズームした時も画質はきれいなままなので満足いくものが撮れます。
実際に撮影した時は、1080Pのフルハイビジョンではなく720Pで撮影しました。
大型テレビで見た時は違いはわかりますが、パソコンのモニター程度の大きさではその差はほとんど気になりません。
北海道ツーリングに行くにあたり昨年はデジタルモービーを持って行きましたが、いつもはリアのツアーパックの中に入れてあるので走りながらとかバイクを降りてちょっと撮りたい時にいちいち取り出すのが面倒でした。
今年はこのTG-620を買ったのでデジタルムービーは持って行かず、動画はこれで撮りました。
あえてこのデジカメの欠点をあげると、前々から書いていましたがそのレンズ位置、つまり正面から見て右上の方にあるという事です。
このため大きなバイク用グローブをはめたまま無造作にカメラを構えて撮影するとレンズの前に指が被ってしまい写り込んでしまうという事です。
もともと右手で普通に構えれば問題ないのでしょうけど、左手だけで操作するとそんな事が気になります。
それでも普段のツーリングからこれをメインに使っていますが、一台だけ持って行くとしたら絶対のおすすめ機種です。
もし次にバイクツーリング用のコンデジを買うとしたら、たぶんこの機種の後継機種を選ぶでしょう。
■ソニー DSC-W610
これは妻にメインカメラのTG-620を使ってもらう時の私が持つサブ用として、また上記に書いたTG610のレンズ位置が気になった時の代替用にと、電気用品店で撮影枚数がそこそこ撮れる安いカメラを探した結果、購入したものです。
スペックは、26mmから105mmの光学4倍ズーム、F2.8から5.9
このデジカメの特徴は、小さくて軽い、良くも悪くも特別な機能が無い分、押せば撮れる、バッテリーも持ちは普通(?)。
うーん、評価については正直厳しいかもしれません。
反対に気になる点をあげれば、
・起動が遅い・・・いらいらするほどという事はないですがもっさりしています。
普通に撮影するなら問題にならないでしょうけど、私のようにバイクで走りながら、気に入った風景を見かけたらそのまま撮りたい人にはどうかな?という感じです。
・シャッターのレスポンスが遅い・・・これも上記同様のレベルです。
ピント合わせ、撮影までにちょっと時間が掛かります。
・撮影された写真の彩度がほんの少し低め・・・全体的に少し薄くいイメージで写ります。
まあ、これは濃いめの画像が好きという私の画質の好みもありますが、設定でどうにかなるものではなかったようです。
気になる写真は後で修正しています。
■富士フィルム FinePix SL300
焦点距離は24mmとこの三機種の中では一番の広角から720mmまでの光学30倍ズーム、F3.1から5.9、動画は1280×720の720Pでの撮影です。
重量はDSC-W610の113gの4.5倍の510gあるので、バイクに乗ったまま首から提げておくのは無理です。
でもこのカメラは今回の北海道ツーリングのために買ったようなものです。
北海道の広大な大地を写すのに、フィッシュアイレンズのような不自然にならないぎりぎりの広角ということの24mm、そして遠くの風景や野生動物などを撮影出来る高倍率ズームという両方を満たすカメラだと思っています。
ウチにはほかにキャノンのデジ一もありますが、レンズ交換式で大きく重くなってしまいます。
少しでも荷物を減らしたいバイクそれもタンデムツーリングでは、高画質やボケ味のあるデジ一を諦めてこの高倍率コンデジにしました。
実際の撮影はバイクを降りてからの観光スポットでの散策の時に、メインカメラとして使いました。
高倍率ズームでの720P動画機能も活かして、知床観光船からの滝の撮影もこれを使いました。
■利用頻度
今回の6日間の北海道ツーリングでこの三台のカメラで撮影した枚数は、写真が3,167枚、動画が67カットになりました。
動画の方はヘルメットに着けたGoProがメインになります。
内訳は、妻に走行中も撮ってもらったTG-620が一番多くて、写真1,780枚、動画46カットになりました。
その次が観光スポットでバシャバシャ撮った高倍率ズームのSL300で写真945枚、動画17カットでした。
一番少ないのが私が担当だったDSC-W610で、写真442枚、動画4カットです。
メルヘンの丘の風になびく麦畑の動画はこのDSC-W610で撮影したものです。
北海道ツーリングに持っていったデジカメはこの三台ですが、このブログのツーリングレポートやYoutubeにアップした動画の中に入れた写真の中には、これらのデジカメ以外で撮ったものも使っています。
それは「スマートフォン」と動画撮影用の「GoPro HERO2」で撮影したものです。
スマホの方はカメラ機能があるので当然ですね。
ツーリング途中で出先からこのブログにツーレポ速報をアップしようと思ってスマホで撮った写真の中に、思いがけずきれいに撮れていたものがあったので使いました。
そしてもう一つで「GoPro HERO2」です。
これで撮った動画の中で気に入った場面があったものを静止画としてキャプチャしたものを使っています。
この辺のやり方や内容については、後日掲載予定の「動画編」で紹介します(ホントかな? 笑;
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