誕生日記念で、12月4日、5日の土日で中伊豆方面に一泊でペアライドツーリングに行ってきました。
12月のこの時期、北の山方面はそろそろ朝晩の冷え込みと路面凍結が心配されますし、千葉・房総、茨城方面は今年既に行っていましたので、今回は関東ライダーの冬場の定番ツーリングである中伊豆に決定しました。
宿は天城高原のホテルを予約して、行きは東名高速の沼津ICから海を見ながら中伊豆に入り、一泊。
二日目は、これまたお約束のルートである伊豆スカイライン、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインと、走り応え、見ごたえ満載のコースです。
夏のツーリングだと、5時前に出発とかも可能ですが、冬場だとまだ暗いし寒すぎます。
それでも予定より少し早めの7時過ぎに家を出たものの、少し行った所でETCカードを家に忘れてきた事に気づきUターン。
家の中をあれこれ探すも見つからず、ようやく出てきたのがウェアの胸ポケットの中でした。
すぐに装着するようにと自分でポケットにしまったのを忘れていました。 こういう所で、さすがに年を感じてしまいます。
そんなちょっとしたトラブルで30分ほどロスしましたが、一般道をしばらく走った後、東名高速に乗り込みます。
今回の荷物は、ヘリテイジの両サドルバッグのほかは、いつものシートバッグ(40L)をキャリアに積んだだけです。
この中に、二人分の簡単な着替えと、デジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジカメ、小型三脚、星の観察用に大きめの双眼鏡、それに妻のバッグやその他もろもろをすべて詰め込んでいます。
そして二人とも、ずっとHit airのエアバッグベストを着けていました。
12月の日曜日、紅葉もほぼ終わり仕事の車も少なくなっているかなと思いましたが、やはり大動脈の高速道路、車の数は多かったですね。
それでも渋滞はなく順調に流れています。
数日前までの風雨がうそのように晴れ渡った雲ひとつない青空に、富士山がきれいに見えてきました。
今回の記事には、これでもかというくらい富士山の写真が出てきます。
つい先日、11月25日にリニューアルオープンしたばかりの足柄SAに寄ってみました。
中のお店もずいぶん変わっていました。
地元や東京のお土産を扱っているお店、
F1日本グランプリの開催箇所となった「富士スピードウェイ」に隣接している事から期間限定イベントF1グッズのお店、
2階の展望デッキに上がってみました。
はい、ここからも富士山がよく見えます。
沼津ICで降りて、せっかくなので海を見たくて414号線を走ります。
今回は、主に中伊豆を走るので海の近くはこの時しか走れません。
市街地の一本道から海に近い道まで、結構混雑が激しく、そろそろ海沿いを走るのを諦めようとした頃、淡島を過ぎたあたりでようやく順調に流れ始めました。
お昼時になりました。
やはり西伊豆に来たら海の幸でしょう。
このあたりは漁港なので、観光地のような食堂は少ないです。
たまたま見かけたお店に入ってみました。
最初、ちょっと離れた所からこのお店を見た時、駐車場に車が停まっていなかったので営業しているか不安でした。
のぼりが出ていたので営業中だとわかり店内に入ります。
お客さんはまだ誰もいなかったのですが、壁に貼ってるメニューの中から、私はマグロのカマ焼きとお刺身3点セット(1200円)、妻はお店のおばちゃんにお勧めを聞いて、カサゴの唐揚げと同じく刺身の3点セット(1500円)にしました。
これがなんと、二人とも大当たりでした!
マグロのカマもトロっとしておいしく、生桜エビ、カツオ、ハマチの刺身、シラスのカマ茹でも最高でした。
カサゴの唐揚げも、お勧めだけあって頭から丸かじりで劇ウマでした。
これであのお値段はなかなかです。
料理が出てくるまでちょっと時間が掛かりましたが、大きなカマ焼きと丸ごと一匹の唐揚げですから仕方ないですね。
今まで、西伊豆の海鮮関係はおいしいけど高いというイメージがありましたが、ここのお店は違っていました。
お腹がいっぱいになって満足したところで、次に向かったのは修善寺の「虹の郷」です。
ここももう3、4回は来ていると思いますが、この時期まだなんとか紅葉が見られる数少ない場所です。
時間を短縮するために有料の修善寺道路(軽車両は200円)に乗ります。
虹の郷に到着です。
二輪車は100円の駐車場代で、入場料は大人一人1000円ですがJAFの会員証か、虹の郷のHPにある割引券をプリントして持参すると100円引きです。
ここに来たら、まずは園内をのんびり走る列車に乗って一番西の端まで行き、そこから歩きながら戻ってきます。
さてさてお目当ての紅葉ですが、もうだいぶ終わりに近づいていて、枯れ始めていました。
それでも中にはまだ赤や黄色の綺麗なモミジもありましたので、そこを重点的に写真を撮ってきました。
ここの園内では少し前まで菊まつりもやっていたようです。
こういうお店もゆったりしていいですね。
そういえば、今年の紅葉を見るツーリングはもう何回目でしょう。
三峯神社のソロツー、鎌北湖ペアライド、そして今回、ずいぶんと回ってきました。
今年最後の紅葉を堪能したところで、今宵の宿に向かいます。
修善寺からは、伊豆スカイラインの冷川IC経由で天城高原に進みます。
冬のこの時期、4時半を過ぎるとだいぶ薄暗くなってきますし、気温も下がってきます。
早めに宿に着きたいですね。
これが夏のツーリングなら7時過ぎでも大丈夫なので行動出来る(走れる)時間がだいぶ違います。
4時過ぎ、ホテルに到着しました。
フロントのスタッフに、どこか夜露に濡れないような屋根のある所はないかたずねたところ、施設の管理場所になりますが少し離れた地下に停めさせてもらえる事になりました。
これで持ってきたボディカバーも使わずにすみました。
天城高原の標高900mを超える高台に立つこのホテルは、周囲よりかなり高いので見晴らしが抜群です。
しかも今回は最上階の部屋という事で、窓からは北伊豆と富士山が最高の眺めです。
わかりにくいですが、伊豆半島の根元の細くなっている所が一望出来ますので、富士山の左手前に駿河湾、右手前に相模湾が見えます。
見える景色としては、今回のルートをGoogle Earthで描画した下の俯瞰図のようになります。
そういえば銭湯の背景画って、たいてい富士山の手前に入り江があってそこに帆掛け舟が浮かんでいるのが多いですが、男湯と女の境の真ん中に大きな富士山があって、男・女のそれぞれに湾が描かれていれば、まさにこんな風景になるんでしょうね。
ところで銭湯に富士山が描かれているのは、富士山が見える関東甲信越に限られているんでしょうか。
東北や関西、四国九州ではどうなんでしょう。
夕陽が落ちてくると、あたりを薄紅色と薄いブルーのトワイライトに染めていきます。
さらに夜の闇が押し寄せてくると、今度は街の明かりが瞬き始めます。
こんな素敵な景色が、泊まっている間中ずっと、部屋のベランダだけでなく、ソファに座ったままで満喫出来ました。
もちろん最上階のお風呂でも同じ景色を見ながら湯船に浸かる事が出来ました。
そして夕食の後は、星の観察です。
ホテルの外に出て、駐車場のはずれの少し薄暗いところで三脚の載せたデジ一と双眼鏡で観察します。
(※撮影データ:ISO800、F4.0、30秒露光、18.00mm)
都会では見られない無数の星の輝きがうつくしいです。
双眼鏡で見るとさらに多くの星が見えます。
肉眼とはまるで違う世界です。
12月14日頃だとふたご座流星群が極大になるのですが、今日は残念ながら見えませんでした。
以前、菅平で見た時もかなり多くの星が見えましたが、今回の方が多くの星が見えたようです。
ただ少し残念だったのは、高台とはいえ、遠くの伊豆の街の明かりや、駐車場の防犯灯の明かりがまぶしかったですね。
夜中、4時頃に眼が覚めてしまったので、部屋のベランダから撮影してみました。
(※ この写真は少しコントラストを強調して、見える星の数が多くなっています)
ここでもかなり多くの星を見る事が出来ました。
こういった星や紅葉、すばらしい眺めの富士山の写真が撮りたくて、わざわざデジ一と三脚を持ってきたのです。
明日も天気は良さそうです。
3つのスカイラインを走破するのが楽しみです。
~後編~に続きます。
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