世界の震源地と原発

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東日本大震災からかなりの時間が経ちました。

未だに放射能の飛散に歯止めがかけられない原子力発電所ですが、日本の技術力はこんなものだったんでしょうか。

事故当初は、東京電力の不要なプライドのせいか断っていた、世界各国からの支援ですが、今は積極的に協力を受けているようです。

それでも暴れる原発は抑えられないようです。

もともと日本より海外の各国では原発が盛んに活用されてきました。

テレビやマスコミの報道でも、世界の国々ではこんなに利用されていますと報じています。

今日、日本政府は東海にある浜岡原発について、点検中の三号機だけでなく稼働中の四、五号機の停止を要請しました。

今回の原発事故の引き金となった大津波、そして地震との関係を見てみると大きな問題点が浮き出てきます。

震災直後に調べていたのですが、ここでその情報を引用させていただきます。

浜岡原発リポート」というブログサイトからの記事を引用させていただいています。
http://sites.google.com/site/hamaokareport/earth
ここに掲載されている「世界の震源地と原発」という地図には驚かされます。

  (※ ↓ クリックすると拡大します )

earth_map-over0412.png

地図上の黒い丸が1970~1985年に世界で発生したマグニチュード4.0以上の地震の震源地で、赤い丸が原発の位置です。

この地図でわかるように、多少の例外はあるにしても震源地が密集している所には、原子力発電所をあまり作っていません。

そう、世界で唯一の例外、地震大国日本を除いては!

フランスは原発技術ではかなり最先端を行っています。

ドイツやアメリカも同様です。

その国々には地震の震源地はあまり無いのです。

今回の大震災以降の各国のニュースでも、フランスやドイツに住んでいる方の中には、地震を体験した事がない方が大勢いました。

ましてや内陸部であれば、津波の被害はあり得ません。

そういう場所に、原子力発電所を設置しているのです。

それに引き替え、これだけ多くの地震があり、過去に津波の大きな被害が報告されている日本の、それも沿岸部に原子力発電所が集まっているのです。

さきほどの地図を引用させていただいたブログには、こんな文章がありました。

>世界の陸地のたった0.25%にすぎない日本で,世界の地震のおよそ10%が発生しているのだそうです.
>そして世界人口の2%が暮らしているこの国に,世界の原発の約13%が集中しています.
>異常なことだと思います.

少し前の国民のアンケートでは、「それでも原子力発電所は必要だ、頼らざるを得ない」という意見が多く、「安全を確保した上で運用する事が望ましい」という意見が多いのに驚きました。

私としては、世界各国で地震や津波がこれほどある場所、地域、国に、一度大きな損傷を伴う事故が起こった場合には人間が制御出来ない原子力発電所を受け入れるという事が理解できません。

今の電気に頼った暮らしのために、自分達の命や暮らしを脅かすだけでなく、この日本という国土に生きる将来の子供達へ、戻しようのない「とてつもなく大きな負」の遺産を残す原子力発電所に依存する生き方をただすべきだと思います。

もう一度、この事実をふまえた上で日本における原子力発電所の存在を考えてみてはいかがでしょうか。

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