ヘクセンハウスと聞いてもピンときませんでしたが、ドイツ語で「お菓子の家」の事なんだそうです。
妻から「お菓子を作りたいから手伝って」と依頼。
クッキーで焼いたベースを組み立ててお菓子でデコレーションして飾り付けるそうですが、いろんなお菓子をつくっている妻もこういう立体モノは初めてなんだとか。
ちなみに私は料理はほとんど出来ません。
せいぜい燻製づくりくらいでしょうか。
ましてやお菓子なんてものは作ったことはありません。
まずは設計図の型紙を作って欲しいと言われ、ネットで情報収集開始。
私が手を染める以上はヘタなものは出せないので、立派でゴージャスな家を計画。
多層階でテラスやデッキがあって出窓にエントランス。。etc
そんな計画を妻に話したところ、「そんな複雑なものはクッキーでつくるお菓子の家でできる訳ないでしょ。 もっとシンプルなものでいいから」とあっけなく却下。
確かにドールハウスや模型のジオラマと違って、クッキーで焼いたプレートを組み合わせてつくるので、細かい細工は無理ですね。
【関連記事】
以前つくったドールハウスキットの記事は コチラ です。
![dollhouse08.jpg](http://biketoshumi.chips.jp/wp-content/uploads/dollhouse08.jpg)
また、パン屋さんのドールハウス記事は、コチラ です。
![ドールハウス、パン屋さん](http://biketoshumi.chips.jp/wp-content/uploads/dollhouse-bakery13.jpg)
結局、妻から依頼されたのはネットで公開されている方の家の設計図と同じように型紙をつくって欲しいという事に落ち着きました。
レザークラフトの製作でもお世話になっている、方眼の工作用紙に図面を書いてカッターで切り出します。
家の各パーツは、クッキーを5mm厚の板状のものでつくるので、一定の厚さに伸ばせるように5mm厚の角材をストックから探してきて渡します。
クッキー生地の両サイドにこの角材を置いて伸ばし棒で平らにすれば5mm厚のクッキープレートができます。
これに先ほどの工作用紙の型紙をのせてナイフでカットします。
そしてオーブンで焼けば各パーツのできあがりです。
これを組み立てるのですが、パーツを貼り合わせる「接着剤」になるものは、「アイシング」というそうで材料は粉砂糖と卵白をただ混ぜるだけですが、堅さというかゆるさが微妙で難しいです。
最初に煙突のパーツを貼り合わせたら、隙間にもアイシングを塗り平らにならしておきます。
家の前板、後板と側面を貼り合わせます。
内側には補強のためにアイシングを盛っておきます。
屋根は貼り付けただけでは重みで落ちてきますので支えを入れます。
この辺までは私も手伝いましたが、あとのデコレーションは妻の作業です。
家の前面上部には丸窓を開け、アメを柔らかくして伸ばした半透明の板を裏からはめ込んでいます。
さらに窓枠の周囲には輪に作ったものに緑のアイシングを塗り、飾りを付けてクリスマスリースにしています。
ここに付けたリボンだけが今回のお菓子の家で唯一、食べられないモノです。
屋根には別に焼いたマカロン風のものを貼り、煙突には溶かして薄くのばしたチョコレートをレンガ状にカットして貼り付けました。
庭のベースにはチョコの小さなチップをまいてあります。
ベースになる丸いプレートに穴を開け、下から電子キャンドルを差し込めるようにしてあります。
電気を点けるとゆらゆら揺れて、イメージとしては家の中の暖炉のつもりです。
完成したヘクセンハウス(お菓子の家)です。
いかがでしょうか。
初めて作ったにしてはまずまずの出来ではないでしょうか。
これを食べるのはクリスマスになるそうです。
もうじき、クリスマスです。
コメント
DON さんへ、
私も、工作は得意ですが、
料理系はぜんぜんダメです。
食べる方、専門です。
sumi さんへ、
グルメねたです。
お気に召しましたか。
屋根など、焼いて変形しているので
外壁との間に隙間が出来ていました。
カバーするのに手こずりました。
>レンガっぽい壁面とか、扉の上のリースもかわいいですね♪
そうなんです、ここが妻の力作です。
気づいてくれてありがとうございます。
わ~~! すごいですね~☆
クッキー生地は焼くと多少膨らむので、
こんなにキレイに形に組み立てるのは大変だと思います。
そして型紙の作成、メカ好きさんの得意分野ですね^^
レンガっぽい壁面とか、扉の上のリースもかわいいですね♪
どこもかしこも美味しそうなパーツですが、食べるのがもったいないですね^^
マカロンまで作ってしまうとは、奥様すごいです!
クリスマスが楽しみですね^^
素晴らしい(^^)v
私は立体物は大好きですが、お菓子類は全くのオンチです(^_^;)