以前から、アイドリングが不安定なのか、たまにエンジンが止まってしまう事があります。
一般道でも峠道、高速道路でも、ある程度エンジンが暖まってきた時に、
たとえば、信号待ちや駐車場に停めようとしてアクセルを急に戻した時、
アイドリングにならずにエンジンがそのまま停止、ストールしてしまうのです。
毎回ではなく、たまに例えば一日に3、4回といった程度で、
全然症状が現れない時もあります。
再現性が低いのでディーラーでもはっきりわからないようです。
昨年の夏頃からだったので、熱ダレかオーバーヒートかなと思って、
アイドリングを1000回転程度にあげてみた事もあります。
エアクリーナーも問題ないようなので吸気系ではないようです。
プラグも今月初めにやってもらった18ヶ月点検でも特に問題はありませんでした。
一応来週末にでも点検してもらう積もりですが、
念の為、プラグを交換しておくことにしました。
まあ、あらためて「プラグ交換の仕方」などと言わなくても、
交換方法なんて誰でも知っているし、実際に交換していると思いますが、
これも一応、ブログに書いておきます。
その前に、プラグの交換時期ですが、オーナーマニュアルによると、
スパークプラグは12カ月(8,000km)毎に点検し、
必要なら取り替えます。
「定期点検一覧表」によるとソフテイルモデルは、
スパークプラグの点検 1ヶ月、12ヶ月、36ヶ月、60ヶ月
スパークプラグの交換 48ヶ月(32,000km)
になっています。
ずいぶんと長持ちするようですが、いろんな本や雑誌には、
5,000km、16,000km等で交換を薦めているものもありはっきりしません。
今回の私は14,500kmでの交換となります。
それでは実際のプラグの交換方法です。
1.プラグキャップを外す。
コードでなく必ずキャップ部分を手で持ってゆっくり外します。
勢いよく引っ張ると、エンジンやタンクに手をぶつけます。
2.プラグを外す前に周囲のゴミをはらう。
プラグを外した穴の中はエンジンのシリンダーです。
ここにゴミが入らないように、ブラシやエアでプラグ周りのゴミを飛ばしておきます。
3.プラグを外す。
車載工具に付いてくるプラグレンチで十分回せます。
少しゆるんだら後は手で回して外します。
4.プラグの用意
プラグは2008FLSTCのハーレー純正パーツで「6R-12」です。
一本750円とハーレーパーツの中では安価な部類です。
バイク用品店で売っているNGKやハイパフォーマンスタイプの方が高いですね。
もちろん、2本用意します。
5.プラグの比較
こうしてみると焼け具合とガスケットがつぶれている以外、
まだまだ使えそうな感じです。
外したプラグは予備としてバイクに積んでおきます。
6.焼き付き防止潤滑剤
高温になる金属どおしが、焼き付き・カジリ・腐食しないように、塗るものです。
この手のものではWAKOのスレッドコンパウンドが有名ですが、
私が買ったのはロックタイトのものです。
銅とグラファイトを主成分としたもので、プラグ以外にも高温になる金属部分、
例えばブレーキパッドの交換の時に使いますので、
一つ持っていてもいいでしょう(1500円~2000円程度)
昔、プラグ交換する時はこんなものは使いませんでした。
7.プラグに焼き付き防止潤滑剤を塗る
電極に近い部分には塗布せずにネジ部に手で薄く塗ります。
8.プラグをねじ込む
ネジ山を痛めないように、まずは手で軽くプラグをヘッドに当てて、
ネジに沿って締めてしきます。
手で閉められるだけ締めます。
最後にガスケットをつぶして固定する時だけ、プラグレンチを使います。
ゆる過ぎてガス漏れや外れてしまうのは問題外ですが、
あまり強く締めすぎると、プラグを破損させたり、
ヘッドのネジ山がバカになってしまう事がありますので注意します。
以上でプラグ交換は終了です。
作業が終了したら、エンジンを掛けてみて始動性をチェックします。
今回、プラグ交換の他に、いくつかボルト・ナットを購入してきたので、
ついでに各部の増し締めを兼ねてチェックを行いました。
その結果、
・ファンとエムフェアリングのフレームの左右連結バーを留めているボルトが
1個脱落していました。
・フェアリングの各部のネジが少し緩んでいたので増し締めしました。
・サドルバッグの固定ボルトが少し緩んでいたのでボルト・ナット交換と増し締めしました。
・タコメーターの電源ケーブルをエレクトロタップで分岐していたのですが、
これがたまに接触不良になりそうだったので、配線・防水処理をし直しました。
以上、やはり振動の少ないソフテイルといえども、やはり日常点検、
「ネンオシャチエブクトウバシメ」のシャ・シメが必要ですね。
各部の増し締めは定期的に行っていく事にしました。
コメント