キャノンのEOS kiss x7と一緒に買ったPLフィルターについて書いてみます。
写真好きの方なら多くの方がPLフィルターをご存じで使っていらっしゃる方も多いでしょう。
今まではコンデジで撮る事が多かったのでPLフィルターは使ってきませんでしたが、旅行などでデジ一を使う機会が増えてくるのでPLフィルターが必要になりました。
ケンコーなどのちゃんとしたメーカーのPLフィルターだと、安くても5000円程度から上は、1万2万円となります。
今回私が購入したCPLフィルターは、1200円という超格安のものです。
これで果たして効果があるのか使えるのか心配でしたが、この価格ならダメでも惜しくありませんのでチャレンジしてみました。
レンズの前に装着するフィルターは、厚みがあると広角で撮影した際に枠が写り込む事があるので出来るだけ薄い方が望ましいです。
購入したものは厚みが5.5mmという薄枠設計で、安い割には良くできていると思います。
ただ、あまり薄すぎるとレンズの前面に手を伸ばしてリングを回す動作がやりにくくなるという弊害もあります。
PLフィルターによっては、レンズに装着するとレンズキャップが出来なくなるというものもあるようですが、私が使っているシグマの高倍率ズームレンズ 18-200mm F3.5-6.3IIDC OS HSMに装着したところ、問題なくシグマのレンズキャップも花型フードも使用出来ました。
PLフィルターの有無で写りがどう違ってくるか、実際に撮影した写真を載せてみます。
※ 今回の写真は、すべてリサイズのみしていますが、色補正は一切なしの撮影したままの色調、コントラストです。
まずは山の遠景の様子です。
かすんでいる山の紅葉がはっきりします。
白っぽかった空も色がついてきました。
光に反射した紅葉の葉っぱの照り返しを取ってやると色が鮮やかになります。
その反面のっぺりした感じにもなりますので、回転角度を調整して完全に反射を取らずに少し残した方がよさそうです。
こちらもそう遠くないところの紅葉がまったく別の色になります。
逆光より順光の方が効果がはっきり現れます。
水面の反射を取るにもよく使います。
テスト画像を撮らなかったので、テレビラックのガラスに反射したものをカットしてみました。
風景だけでなく、建物の反射もかなりしっかり取ってくれます。
さらに反射しやすいバイクのカウリングやウインドシールド、タンクなどの光もこんなに違います。
フェンダーの写り込みも取れるので、形状がはっきりわかりやすくなります。
次は、夕方の空と雲、それに建物です。
PL効果0%でオートで撮った時。
雲が白く家もそれなりに明るくなっていますが、空の青さは濃くなっています。
撮影データ:F5.6、1/60秒、ISO100)
OL効果100%で撮影。
雲に夕焼けの色が反映し、建物も暗くなっています。
撮影したのが12月の午後4時過ぎですから実際に目に映る印象はこちらに近いです。
ただ全体が暗くなったのはPLフィルターによるものか、撮影設定(F7.1、1/125秒、ISO100)の違いでこちらの方がシャッタースピードが速く絞り込んだせいなのかはよくわかりません。
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