4日目(2010年9月29日) 後編
午後からは、マッターホルンを望むもう一つの、ヨーロッパ最高地点にある展望台(3883m)として有名な「マッターホルン・グレッシャーパラダイスmatterhorn glacier paradise(クライン・マッターホルン)」を見学します。
天気も最高なのできっと素晴らしい景色を望む事ができそうです。
その前に、まずは昼食です。
ツェルマット駅近くのレストランでラクレットです。
溶かしたチーズをポテトやオニオン、ピクルスの上に掛けて食べます。
ちょっとだけイタズラして、チーズをマッターホルン型にしてみました。
食事のあと、レストランを出て街中を通ってロープーウェイ乗り場に向かいます。
ところで、日本では「ケーブルカー」と言えば、山の斜面等を走るレールの上に乗っている車両で鋼索(ケーブル)を巻きあげるものを差し、二点間に張ったケーブルにぶら下がった車両は「ロープウェイ」や「ゴンドラ」と言っていますが、スイスではこの吊り下げ式のも「ケーブルカー」と言っていました。
ゴンドラ乗り場は、街のはずれにあるのでのんびり歩いて行きます。
ツェルマットの駅からは15分ほど掛かりますが、天気もよく気持ちいい散歩です。
こんなレンタルバイク(?)もありました。おもしろそうですね。
わかりにくいですが、ライダーファッションに身を包んだ一団がいました。
この街には乗り入れ出来ないので、きっと別の街にバイクを置いてきたんでしょうね。
マッターホルン・グレッシャーパラダイスへは、ゴンドラと2台のロープウェイを乗り継いで行きます。
ツェルマット(標高1631m)からフーリ(11861m)まで5分、そこからトロッケナーシュテック(2927m)まで8分、さらにクライン・マッターホルン(3818m)まで8分です。
最初に8人乗りの高速な「マッターホルン・エクスプレス」に乗ります。
まもなく、ロープウェイへの乗り換え駅に着きます。
ここには、降りてすぐのところにシュヴァルツゼーに向かう別のロープウエー乗り場があるので間違えないようにします。
ここで120人乗りのロープウェイに乗り換え、トロッケナーシュテーク駅へ向かいます。
この途中の駅にもマッターホルンを望めるレストランがあります。
ここでもう一度別のロープウェイへ乗り換えます。
途中で見えた「逆さマッターホルン(?)」です。
「あれ!ここから見えるマッターホルンはちょっと形が違うような。。。?」
終点のクライン・マッターホルン駅に到着です。
標高3818m、富士山より高いところに30分足らずで登ってきました。
気温は「7度」、結構暖かいです。
「22km/h」は風速でしょうか。
日本でよく使われている秒速に直すと「6m/s」です。
洞窟のような通路を通って「View Point」を目指します。
最後に展望台へは階段を登ります。
標高4000mに届こうかという高所なので、ゆっくり歩いていきます。
とうとう、ヨーロッパ最高所のマッターホルン・グレッシャーパラダイスに到着しました。
これがガイドブックなどによく紹介されている「十字架とマッターホルン」です。
やはりここから位置からだと、普段見慣れているツェルマットの街から見える姿とは違います。
個人的にはいつものスタイルの方が好きです。
「3,883m europe’s highest mountain lift」って、英語です!
展望台の隣で工事をやっていて、そこにコンクリートを入れた袋を吊り下げて運んでいたようです。
何が出来るんでしょうか、ひょっとしてさらに高い展望台だったりして。。
少し降りて雪原に出てみました。
ここからスキーやスノーモービルで楽しめるそうです。
この建物の外壁はソーラーパネルになっているそうです。
もともとトイレと小さな売店しかなかったそうですが、ここの絶景を楽しめるレストランは、2年前の2008年12月25日クリスマスにオープンしたそうです。
時間になったのでロープウェイで降ります。
スキーやスノボを担いだ人も乗ってきます。
途中でゴンドラに乗り換えます。
地上と近いので、ハイキングを楽しみながら歩いている人や羊たちの様子も見られます。
海外の鉄道模型のジオラマのような風景です。
子供の頃、ドイツの鉄道模型のメルクリンの車両の色やそれを利用したジオラマが、日本のそれと違和感があると思っていましたが、実際にこういう風景をみると確かにあのジオラマの世界観だと納得します。
ツェルマットの街に戻ってきました。
部屋に戻る前、ホテルの庭で妻が白い花を見つけました。
よく見てみると「エーデルワイス」のようです。
歌に歌われたエーデルワイスも、乱獲等で自然に咲いているのは激減しているようで、ここの花もホテルの方が植えられたものでしょう。
でも鉢植えでなく地植えのエーデルワイスを、しかもよく見れば何株もツェルマットの街のホテルで見られるとはびっくりです。
夕方、窓から見えたマッターホルンです。
今日は一日天気が良くてラッキーでした。
夜中にデジタル一眼レフでベランダから星空を撮ってみました。
街にはホテルや街灯もおおくあるのであまり多くの星は見えませんが、それでもこれくらいの数は見る事が出来ました。
この写真の下には、マッターホルンも写っています。
満ち足りた気分でベッドで休むことができました。
今回のルートは、
↓ ↓
コメント
nakaさんへ、
思ったよりなだらかなので、
中級者クラスでも十分滑れそうでした。
「スイスでスキー、マッターホルンで滑ってきた」
なんて言えたらかっこいいですね。
中腹以下は雪がまばらなので無理だと思います。
さわった感じは、
まだ今年の雪はあまり降っていないので
万年雪の上にさらっと今年の雪が
乗っているくらいだと思います。
でもけっこうさらさらしていましたよ。
こんにちは。
あの青空の下でスキーができるのですね。
かなりの距離を滑降できるのでしょうか?
雪質はどんな感じでした?