家で入るお風呂はあまり好きではないですが、旅先で入るお風呂は大好きです、メカ好きおじさんです。
それがツーリング先の日帰り温泉ときて、さらには天気の良い日に青空と周りの緑に囲まれた露天風呂なんか入った日には最高の気分です。
そんな満足を得たくて、妻とタンデムで奥多摩から山梨に向かってでかけてきました。
行き先はだいぶ以前にもらった無料の入浴券のある道の駅たばやまの「めのこい湯」
ここにも空が開けていて開放感たっぷりの気持ちの露天風呂もあって好きな温泉の一つです。
ところが。。。今回のツーリング、アクシデントというほどの事ではないですがいろいろありました。
まず家の駐車場からハーレーを出してタンデムシートに妻を乗せて出発!
走りだしてすぐ、足元がスースーするのに気がつきました。
冬は革パンを履いていますがこの時期はバイク用のライディングジーンズを使っています。
でも空冷大排気量のハーレーではエキパイの熱が半端ではないので両足ともに革製のレッグガードが絶対の必需品なのです。
それを履き忘れて出発してしまいました。
すぐにUターンして自宅に戻りました。
これが第二の事件の引き金になるとはこの時、思いも寄りませんでした。
青梅街道を西へ、暑くも寒くもないちょうどいい気候の中、バイクを走らせます。
まもなく奥多摩湖の小河内ダムが見えてきました。
ダム前の広場に着いてバイクを停め、喉を潤すため持ってきた水筒をリアのツアーバッグから取り出し。。。。ません!
鍵が見当たりません!
ジャケットやジーンズのポケットをすべて探しても無いんです。
どうやらレッグガードを取りに自宅に戻った時、鍵をおいてきてしまったようです。
このままではツアーバッグの中身が取り出せません。
水筒もお風呂セットも、妻の財布の入ったバッグもすべてです。
と、こんな事も想定済です。
サドルバッグに積んでいる特殊工具(?)を使ってその場でツアーバッグを分解して蓋を開けます。
そして中に保管してあるスペアキーを使えばOKです。
じゃあ最初からスペアキーを別に持っておけば。。というご意見もありそうですがそれではそのスペアキーを持ってくるのを忘れてしまうとアウトなのでこの方法を採用しています。
無事、水筒も取り出せて冷たいアクエリアスが飲めました。
気を撮り直してダムの周囲を散策します。
ここにあるのは人間日時計と周囲は健康のために石を踏んで歩く通路です。
さて、奥多摩湖に沿ってさらに西に進みます。
途中で、湖に浮かぶ浮沈橋に行ってみました。
固定されずに水に浮いているだけなのでふわふわ動きます。
今日は結構風があったので湖を渡ってくると少し肌寒いくらいです。
大菩薩ラインは通行量も少なくて走りやすいのですが、今回はいろんな所で工事をやっていて片側交互通行のところが多かったですね。
目的地の「のめこい湯」のある道の駅たばやまが見えてきました。
今日は停まっているクルマが少ないようです。。。なぜ?
それは、なんと木曜日は「めのこい湯」が定休日だからなんです!
さらにさらに、道の駅自体も木曜日がお休みです。
道の駅って、てっきり年末年始の数日間を除けば年中無休だと勝手に思っていたのですが、毎週休みのあるところは初めてです。
バイクを停め、トイレだけ借りてこの先を考えます。
スマホで周囲の日帰り温泉を見てみますが、イマイチどこがいいのかわかりません。
このまま進んで山梨から雁坂トンネルで秩父に戻って温泉に入るか、あるいは山梨で温泉に入って中央高速で戻ってくることも考えましたが、どちらも時間が掛かりそうです。
ここは一旦奥多摩まで戻ることにしました。
途中からは「操縦訓練」と書かれた自衛隊の車両に先導され、ゆっくりのんびり後ろに多くのクルマやバイクを引き連れて戻ってきました。
朝来た奥多摩の「水とみどりのふれあい館」で日帰り温泉情報を聞いて、道の駅こすげに併設されている「小菅の湯」に入ることにしました。
でもその前にお腹が空いたのでお昼ごはんにしちゃいました。
食べたのはこちら、「奥多摩清流定食(1000円)」です。
ニジマスの唐揚げとヤマメの梅しそ巻き揚げ、季節の野菜の天ぷらがついてとってもおいしかったですよ。
お腹がいっぱいになったところでまた西に向かいます。
妻が空を見上げて驚いていました!
太陽の周りに虹が出ています。
しかもそれが二重になっていて下の方にももう一つ虹がかかっています。
こういう景色って屋根のあるクルマじゃ気が付かないでしょうし、見えないでしょうね。
しかもライダーだとそんなに上を見ていられないのでタンデマーならではの特権のようです。
道の駅こすげは、先ほどの奥多摩ダムの所かだと25分程度です。
でも結構くねくねの山道でそれほど道幅が広くないところやヘアピンカーブもあって運転に気を使います。
ほんとにこんな山奥のようなところに道の駅があるのか!、普通は大きな通り沿いにある筈なのに。。と多少不安になりながら進んでようやくたどり着いた道の駅こすげは、昨年3月に建物がリニューアルオープンしたところで開けたところにある新しい施設でした。
バイク専用の駐輪場も二箇所あってスペースも確保されています。
まずは日帰り温泉に向かいましょう。
この小菅の湯自体は、建物は以前からあったものなので新しいというわけではありません。
でも露天風呂や大きな樽風呂、五右衛門風呂、サウナ、寝湯、うたせ湯など9種類のお風呂があって楽しめます。
写真はネットから拝借しました。
冒頭に書いたように、晴れた日に入る露天風呂は最高の気分、リフレッシュ出来ます。
この施設の中にある看板にも書かれていましたが、小菅村はこの道の駅と温泉以外、観光施設は「何もない」ようです。
ここに至るまでの道もとても集落があるとは思えませんでしたがしっかり町として成り立っています。
それにここの温泉には平日にもかかわらず結構な数の人が訪れていました。
お湯自体もアルカリ性がつよくてかなーりヌルヌル、お肌がツルッツルになります。
ここらあたりの渓流ではヤマメが有名なんでしょう。
お風呂あがりに売店に向かいました。
もちろんお目当てはソフトクリームです。
山ぶどうとのミックスソフトは、大300円、小200円で、山ぶどうの味がパアーっと口いっぱいに広がって、またコーンの部分もおいしくてまた食べたくなっちゃう味です。
おみやげに買ったのは、ヤマメがとってもかわいい耳かきと山梨ツーリングに行って売っていたら必ず買ってくるさくらんぼの入ったゼリーのお菓子、きららです。
今回、いろいろ思わぬ出来事がありましたが、結局は美味しいものを食べられて気持ちのいいお風呂に入って、それになにより山々の新緑を目に焼き付けて来られたツーリングになりました。
今回のルートです。
コメント
ikuyubon さんへ、
奥多摩から大菩薩ラインはツーリングでよく通っていましたので
「道の駅こすげ」があるのは知っていましたが、
訪れたのは初めてでした。
施設は昨年リニューアルしたばかりでキレイでしたよ。
まあ、災難というほどのことではないですが、
それでも楽しめたのでのよかったです。
榛名赤城山 さんへ、
ほんと、今回はいろいろ重なりました。
こういうこともあろうかと思って、
(わかっているなら用心しろというツッコミは無しで)
用意してあったのがよかったです。
小菅の湯は大滝温泉よりヌルヌルだったようです。
いろいろあるので楽しめます。
ただ他の施設よりは古さが目立ちます。
二度あることは三度ある!災難、とんだことで・・
三度でなかったことによかった・・・かな?
でも、さすが、というところはちゃんと対応(今回工具?)
を考えてあるところ。私でしたら、右往左往の結局使わないで、
帰宅、というところか。
小菅の湯、アルカリ強い!ぬめぬめ大好きです!今度行きます。
ヤマメ美味しかったでしょう!今頃、新緑のころの
ヤマメも岩魚も大変おいしいですよね!
「こすげなんて道の駅知らなーい」って思っていたら割と新しい道の駅なんですね。
それにしても災難でしたね。でも楽しまれたようで何よりです。