SM10の接続方法による聞こえ方の違い

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タンデムで動物園へ行ってきた時に試してみました。

SM10にウォークマンを接続して両方を妻のポーチに入れました。

走りながらタンデムの妻がウォークマンの音量や再生・停止などを調整しやすくするためですがこれはこれで便利だったのですが、ハンドルに取り付けたナビと離れてしまったのでケーブルが取り回し出来ず音楽だけの同時視聴となりました。

前回のテストで一緒にナビ音声を聞くのに慣れてしまった妻にはちょっぴり残念だったようです。

今回は出かける前にいくつか確認した事があります。

■ケーブルについて

1)付属するケーブルは3P(三極)と4Pの二本がありますが、最初あまり気にせず音源機器とSM10に差していましたが、よく見るとプラグの根本が太い方と細い方があります。

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SM10との接続は防水機能を発揮させるために太い方を差し込み、細い方は音源に差し込むのが正しい使い方です。

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2)3Pと4Pの使い分けですがマニュアルによると、

 『Bluetooth(AVRCP)機能を通して再生機器をコントロールする場合(iPhone使用時等)、3.5mm4極ステレオオーディオケーブルを使用してください』とありますが、コントロール端子機能の無い普通のウォークマンやipodには3極を使った方がいいようです。

 というのは、音源のケーブルジャックは内部の接点位置により4極端子を使った場合に正常に接触出来ずに音が出ない場合がありました。

 個人的には4極端子は使わずに市販の両端が3極の3.5mmステレオケーブル(数百円)を使おうと思います。

3)AUDUIO IN と AUX の使い分け
 SM10の音源接続は上記の二カ所がありますが、同じ音源を AUDUIO IN に接続した時と AUX に接続した時では聞こえる音が違いました。

 AUDUIO IN にウォークマンをつないで再生するとクリアに音が聞こえますが、 AUX につないだ時は低音がカットされシャリシャリした高音になっていました。

 これはナビ等の音声が入力された際のミュート制御による回路上のものなのか、案内を聞こえやすくするものなのかはわかりませんが、音楽をちゃんと聴くならやはり AUDUIO IN に接続すべきです。

 実際に走っているときには、風切り音が大きいので低音より高音でガイドされた方が聞きやすかったのでこちらの方がいいのかもしれません。

■インカム(SMH5)との接続について

SMH5に接続して聴く音源としては、

A)インカム・・・タンデムやペアツーリングでの会話用ですね

B)通話用(スマホや携帯)・・・掛かって着た電話を受けたり、最終通話者へ掛ける事が出来ます

C)ブルートゥース音源・・・このSM10につないだ音源のほかにも、ブルートゥース内蔵のウォークマンやナビなどがあります

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一度に接続出来るのは、このA)、B)、C)の各カテゴリーごとに一つずつのようです。

わかりやすく言うと、複数の携帯とスマホを同時に使えないし、SM10とブルートゥース内蔵のナビ・ウォークマンを同時には使えないということです。

試しにインカムのSMH5にあらかじめ、SM10にipodをつないだものと、ブルートゥース内蔵のナビをそれぞれペアリングにしておいて、一旦電源をオフにした後で再度それぞれの機器の電源を入れてみたところ、インカムにはSM10かナビのどちらかしか接続されませんでした。

今回のツーリングでも、SM10とブルートゥースナビの両方をオンにしておきましたが、やはり接続出来て走行中に聞けたのはどちらかになりました。

不思議なのはバイクで走り出す際に、私(ライダー)に聞こえる(接続出来る)のがSM10になるか、ナビになるか(どちらが優先されるか)は特に決まっていないようで、走るたびに違うこともありました。

サーチして先に見つかった方につながっていたようです。

タンデムの妻のインカムSMH5には、ブルートゥースナビとはペアリングしていませんでしたので、毎回SM10が接続され普通に音楽が聞こえました。

そんな訳で、音楽とナビ音声を同時に聴くにはやはりSM10を利用して音楽プレーヤーとナビをケーブルでつないでおくのがいいようです。

■音楽プレーヤーについて

他のインカムと比べても音質が鮮明でキレイに聞こえると思っているSENAのインカムですが、接続する音楽プレーヤーによって音が変わるのか興味がありました。

結論は、「やっぱりいい音源を使った方が音がいい!」という事。

試したのは、ソニーウォークマン史上最高音質を目指したというZ1000、同じウォークマンのA800、初代ipod shuffle、第五世代ipodの四種類です。

やはり一番いい音で鳴っていたのはZ1000ウォークマンで、他の三機種を圧倒していました。

さすがに専用のイヤーフォンにはかないませんが、それでも高音からそこそこの低音まで出ている感じでした(私の個人比です(笑;

一番厳しかったのは初代ipod shuffleで、これでもそれなりのイヤーフォンを付けて日常の通勤電車の中で聴くには特に不満を感じていませんでしたが、ブルートゥースを介して聴くと高音も低音も寂しく感じました。

■AUX(副音声)によるミュートについて

マニュアルによると『AUXからの音声シグナルが入る時、メインの AUDIO IN からの音声は自動的にボリュームダウンします』とありました。

でもメインの AUDIO IN にウォークマンを、サブの AUX にナビを接続して音楽を聴いている最中にナビの音声案内が入ってきても音楽がそれほど小さくなったような気がしませんでした。

この点について、こちらのインターソリューションマーケティングに問い合わせたところ丁寧な回答をいただきました。

修正して一部を引用させていただきます。
『SM10のフェードは、緩い曲線を描きながら音量が落ちそして徐々に音量が戻っていきます。
これは音楽の音量を大きめに試してみるとやっと気づくほど自然な仕様で、ほんの少し音量が落ちる程度なのかもしれません』

私はてっきり劇的にボリュームが落ち、すぐに復帰するというような「ミュート」の機能を想定していたので認識が少し違っていたようです。

またSM10には特に設定を変更出来るManagerソフトは用意されていないそうです。

いろいろ試してみましたが、やはりいろんな場面で二人で音楽を聴いたり、ブルートゥース非搭載の音源をつなげられるのはとっても便利だと感じました。

ますますタンデムツーリングが楽しめそうです。

次回のレポートでは、また別のアプローチでSM10を使ってみたいと思っています

※ SENAのインカムは平行輸入物の格安のものもありますが、製品のサポート、日本語マニュアル、ユーザ登録等は正規販売店で購入されたもののみになるので、下記のウェブッショップをお勧めします。

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