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3Dプリンターで作る15cm角の極小レイアウト鉄道模型の蒸気機関車が完成しました

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使っている3Dプリンターはフィラメントを積層するFDM方式というタイプでその中でも27,000円を切るというローコストモデルです。
作れる作品の大きさは10cm四方という制限はありますが小さなパーツしか作らないので特に困ってはいません。

Entina ミニ 3Dプリンター Tina2S 完全組み立て オートレベリング fdm3Dプリンター 初心者向け 取り外し可能なPEIばね鋼プラットフォーム PLA/PLA Pro/TPU/WOODに適用 高精度印刷 サイズ100x105x100mm

モデリングするソフトは多くのユーザーが使っているFUSION360というこれもまたフリーで使える太っ腹なものです。
これらを駆使してこれまで実用的なパーツなどを作ってきましたがようやく趣味レベルのモノを作り始めました。
手始めに作ってみたのが鉄道模型の小さなレイアウトの上で走らせる蒸気機関車です。
先に津川洋行のコッペルに使われている2軸のロッド付き動力車を購入してこれに乗せる上モノを作ります。


そしてこの上に乗せられるサイズを測り3DCADソフトでモデリングを行いました。
まずはどの程度のものが出来るかテストするために試作1号機のデータを作り3Dプリンターで出力しました。

その後2号機から7号機まで試作を続け8号機でようやくイメージする形ができました。

FUSION360のソフトでモデリングするとすごくカッコいいデザインができるのですがさすがに私の3Dプリンターではそこまで精密にはできあがってはきません。

それでも試作を重ねた結果なんとかここまでのモノを出力する事ができました。
3Dプリンターで作るメリットの一つにデータさえ作っておけば同じ作品をいくつでも出力することができるんです。
9号機までつくってそれまでのモノは制作段階の研磨や塗装のテスト用に使いました。

フィラメントを溶かしながら細く重ねていくFDM方式の問題点としてどうしても積層の跡が残ってしまうというのがあります。
それを消した方がいいのですが平坦な面の多いものならともかく、これだけ小さくてしかもキャビン等のボルトを埋め込んであるとカンタンにヤスリをかける訳にもいきません。
電動リューターも使ってみましたが削り過ぎてしまうのでダメでした。
結局一番目立ちそうな屋根とオーバーハングで作った為にかなりギザギザになっていた煙突の下の部分だけを金のヤスリを使って手で磨くだけにしました。

次の段階は塗装でこれはプラモデル用の塗料で筆での塗り分けです。
下地にサーフェーサーを吹いた方が積層跡を多少かくせるようですが面倒なのと細かいディテールが失われそうで省きました。

ナンバープレートをサイドに埋め込まれていたプレートを再現して取り付け、細い銅線を曲げて配管を表現しました。

最後にタミヤのウエザリングマスターでボディの金属のハゲ具合と汚れを再現して完成です。

これが完成したローコスト3Dプリンターで作ったミニサイズの蒸気機関車です。

もっと3DCADソフトを詰めていけばリアルなモノができるかもしれませんが私の技量ではココまで十分満足しています。
コレを走らせるための円形極小レイアウトも計画中ですがまだできていないのでとりあえず今持っている唯一のレイアウトで走らせてみました。
15cm角の手の平に乗る極小パイクです。
トンネル手前の踏切警報機もフルスクラッチの自作で中に極小のLEDを埋め込み点滅でき警報音が鳴るようにしています。

もともとコッペルを走らせるために作ったので蒸気機関車用の給水塔も設置しています。
田舎の無人駅をイメージした扇形ホームは夜には電灯が灯り壁には昔懐かしいホーロー看板が何枚か貼ってあります。

木製の鉄橋を通過していますが川のほとりには暗くなるとホタルの光がぼんやりと点滅するギミックを埋め込んでいます。

木材運搬車とペーパーで自作した木曽森林鉄道の制動車を牽引させています。

3Dプリンターは高価で手が出ない、3DCADソフトは難しそうそんなイメージもありましたが実際にやってみたら思ったより敷居は低かったですね。

これからもいろんなモデルを作っていきたいですね。

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