北海道ツーリング2018No3小樽上陸で小平・苫前・羽幌を走る

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北海道ツーリングへと私達夫婦とバイクを乗せて運んでくれる新日本海フェリーは、小樽に向け定刻の11時45分に新潟港を出港しました。
フェリー旅でも、飛行機の滑走路でのスタッフによる見送りと同じく、出港作業に携わったスタッフさんが手を振って見送りをしてくれます。
ちなみに、昔の船旅にあったような紙テープでの別れのシーンというのは出会ったことがないですね。

新潟湾の中はこのところの雨により土色に濁っていますが、そんな事関係なく出港時にはこれからの旅の安全を願って乾杯です。

出港して2時間弱、13時半からは4階の受付前ではビンゴ大会が開催されています。
クルマで乗船の方が多いので参加者も大勢でした。
以前乗ったフェリーでは、私と妻と二人でクリアファイルをもらったことがあったので今回は参加せずにパスです。

ビンゴで他の場所がすいている内にスナックで軽いお昼をいただきます。
新日本海で食事をする場所としては、「レストラン」と「スナック」そしてスイート部屋に泊まると付いてくる「グリル(別料金で他の部屋の人でもいただけます)」の三ヶ所があります。
マルゲリータとビーフカレーをいただきましたが、ピザは生地が薄めでしたが味は普通に美味しかったですね。

船内には飲み物の自販機がありますが、料金は普通のコンビニと同じくらいでした。
他にも炒飯や焼きおにぎりなどの自販機もありましたのでここでも軽くいただくことができます。

今回乗船した新日本海フェリーの新造船「あざれあ」は昨年春からの新造船です。
3階がバイクや乗用車などの乗車甲板、2階はトレーラーなどの船室で、4階が受け付け、5階にレストラン、スナック、売店が、6階には露天風呂付きのお風呂があります。
そして4階から6階までの客室になっています。

5階には船首の方から進行方向が望めるフォワードサロンがあります。
屋外に開放されたデッキでは前方方向が見えませんので「タイタニックごっこ」は出来ませんね。

この時はあいにく外では雨が降っているようで青い海を突き進む様子を見る事は叶いませんでした。

夕食の前にもう一度お風呂に入ってきました。
乗船直後、まだ新潟港に接岸している時に入りましたが、この時は外から見えてしまうのでブラインドが降りているのとせっかくの露天風呂に入る事ができません。
せっかくの露天風呂ですから入りたいですよね。
お風呂に入れる時間帯は新潟行きの場合は乗船から22時までで翌朝は入る事が出来ません。

お風呂の後は船内のレストランで夕食です。
少し時間をずらしたのですいているかと思いきや、結構混んでいました。
あまり遅くなるとビュッフェの品数が減ってしまうことがあるので要注意です。

新造船になっても以前とあまりメニューが変わりません。
昔あったスープカレーが美味しかったのですが今はメニューから外されているので、今回は(も?)ホエー豚のジンギスカン風定食です。

18時間に渡る船旅の航路です。
これもGPSロガーを窓際に置いていて記録したものです。
ほぼ一直線に進んでいるのがわかります。

北海道、小樽の町が見えてきました。

特徴的な形の小樽港のターミナルビルです。
もう一隻新日本海フェリーの船が停泊しています。

定刻どおりの朝4時半に港に付きましたが、歩いて下船する人や奥さんのようにバイクにタンデムの人は4時半にロビーの方に向かうようにアナウンスがありましたが、台数の多いバイクのライダーは自動車がすべて下船し終わるまで部屋で待機していうようにとの事でした。

徒歩組はこの通路を通ってターミナルビルに向かいます。

ブリッジを歩いている途中で奥さんが撮ってくれた船の様子です。
私は右上のアップのように部屋で大きく手を振っていたのですが気が付かなかったようです、残念。

部屋で待っていても仕方ないので荷物を持ってロビーに向かいました。
ライダーの皆さんも同じように考えて、自動車が降りていくのを待っていました。

港に着いてから20分ほど経った4時50分頃になってようやく車両甲板に降りる事が出来ました。
リアへの積載荷物をくくりつけ、ウェアを着て準備します。
今回は後ろ向きでもバイクを引っ張り出しやすい壁面への停車でしたので楽でした。
準備が整ったバイクから降りていきます。

バイクの前と後ろの二つのカメラで撮影した下船風景の動画です。

やったー!
1年ぶり、5度目のマイバイクでの北の大地への降り立ちです。
何度経験してもこの瞬間はなにものにも代えがたいウレシさがこみあげて来ますね。

だいぶ前に降りて待っていた奥さんも、同じようにバイクのタンデムだった方といろいろ話が出来ていたので時間が潰れたそうです。
過去に4回、往復で8回バイクのタンデムということで歩いて降りてきたウチの奥さんですが、今までタンデムの人はいなかったそうで今回が初の同じ仲間だったようです。

続々とフェリーから降りてきたライダー達は、一旦港のここで集合して荷物や行き先をチェックしています。

そして交差点でそれぞれの目的地に向かって、右に左に自分のルートを走っていきます。
皆これから始まる北海道ツーリングの喜びを一番に感じている時でしょう。

私達は小樽の港を海岸沿いに東へ進みます。
少し曇り空ですが、行先にはほんのり晴れ間も見えています。
7月上旬のこの頃は、5時ころでも十分明るくなっています。

まずは朝めしをいただきます。
以前は早朝からやっている海鮮食堂に何度か行っていたのですが、北海道を走っているかぎりこれからいくらでも海鮮は食べられるのでまずは北のコンビニ、セイコーマートに直行です。
朝早くてもやっていて店内で食べられるそこそこ広いお店はリサーチ済です。
そうそう北海道は寒いので上の写真のあるように二人共レインウェアで防寒対策でしています

セコマには他の地域とは違う北海道ならではのおにぎりがあるので楽しみです。
「室蘭風やきとり」「道産鮭」「山わさび牛カルビ」それに「チョコミントメロンパン」です。
食事の後のあったかいホットコーヒーが冷えた体に染み渡ります。

北海道に来たなと思わせてくれる風景の一つ、大きな風車です。

小樽からそう遠くないところには街道添いにこういった海鮮レストランもありますが朝6時台だとやっているはずもありませんね。

やはり雨が続いた雨のせいで川もかなり増水しています。

こちらも昔から私の中の北海道のイメージの一つ、サイロです。

増毛町を過ぎたあたりです。
以前増毛駅に来た時はまだ鉄道が廃線になる前でしたが、今はもう電車は通っていないんですね。

最初に休憩したのは道の駅石狩「あいろーど厚田」です。
以前来た時は道をはさんだ反対側にトイレくらいしかなかったものですが、今年(2018年)4月27日にオープンしたばかりの新しい施設です。
と言っても営業時間は10時から16時までなので早朝に着くフェリーの小樽便ではまだ施設はトイレ以外閉まっています。
せめて3階の展望デッキからは日本海を一望したかったですね。

それでも左手に広がる日本海を見ながらオロロンラインを走れるのは気持ちいいですね。
この雲はちょっと気になりますけど。。

平成初期まで陸の孤島だった雄冬の白銀の滝です。
6年前に最初にここに来た時に立ち寄ってお菓子を食べていた場所です。

次に立ち寄っったのは黄金岬のある場所です。
事前のネット情報では「海のふるさと館」とありましたが。。。

やはりここもまだ閉まっていて展望台に登れませんでした。

オロロンラインの北上を続けていくと「小平(おびら)」地区に入ります。
ここではクビナガリュウの化石が見つかったので町のシンボルとなっていますが、道路脇にあったその「クビナガ」が無くなっていました(写真左)。
これも大雨の影響でしょうか。
少し先にあったもう一つの方の看板にはちゃんと首がのびていました。

ところで今回、この時期に北海道ツーリングに来る時は直前まで決行するかどうか、ずいぶん悩んだのです。
というのも6月からの大雨の影響で北海道各地で道路が寸断され通行止めになっていた場所が多数あったからです。
国土交通省の北海道開発局のサイトでチェックした通行止めの場所です。

「北海道地区 道路情報」http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/RoadInfo/index.htm

また同じサイトでコチラでは主な峠や国道別のライブカメラを見る事が出来ます。
http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/RoadInfo/index_gazou2.htm

今回計画してルートでもまず、ココ小平から苫前の間で通行止めの場所があったのです。

本来、小平から苫前までは28kmほどで28分で通行することが出来るんです。

一応迂回路が示されているのですが、都会の道路工事での迂回路と北海道の迂回路ではスケールが違います。
道道126号線から742号線を通り国道239号線を回るとなんと82km、2時間5分掛かります。
1時間半以上ロスになります。

実際の斜面からの土砂崩れの様子がライブカメラに写っていました。

最悪、途中の観光や日帰り温泉などを中止して迂回して向かう事も覚悟していました。
実際に、迂回路の国道239号線を走るバイクの姿が写っていました。
ひょっとしたらこの方もオロロンラインの通行止めを迂回していたのでしょうか。

しかしツーリングに向かう数日前になってここの通行止めが解除になっていました!
実際に片側交互通行でしたが走行することが出来ました。

迂回すると行けなかった道の駅おびら鰊番屋で休憩です。
ここも6年前に最初に訪れた時はもっと古びた(失礼!)道の駅でしたが、その頃の食堂の方がいろんな海鮮メニューがあってよかったですね。
バイク置き場の前にあるフェンスには金属製の鰊のプレートが取り付けてあって、絵馬のように色んな事を自由に書いていいようでした。

だんだんとオロロンラインらしくなってきました。
前回来た時は快晴でしたが、今回のような天気でも十分楽しめました。

ココらへんまで来るとすれ違うライダーも増えてきてヤエイし、される回数も増えてきました、
昔はVのピースサインでしたが、今は手を挙げたり振ったりのヤエイ!ですね。
今回の北海道ツーリングでもヤエイの返答率は95%を超えていました。

自転車で北海道を回っている方へのあいさつも楽しみです。
すれ違う方へはもちろん、同じ方向へ向かう方を追い越す際には左手の親指を挙げてサムアップすると、追い越した後でバックミラーに相手の方から手を挙げてあいさつを返してくれるのを見るのがウレシイです。

苫前グリーンヒルウインドパーク、通称「ユーラス苫前ウインドファーム」が見えてきました。

苫前の町といえば、1915年に起きた三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)が有名です。
私達もツーリングでここを訪れた最初の年に、この事件についての展示がされている苫前町の郷土資料館に寄ってきました。
苫前町役場の前には羆が「WELCOME TO TOMAMAE」と書かれていました。

役場の前ではお祭りでしょうか、人が集まっていました。
右端にチラッと見えたのは苫前町のゆるキャラ「くまだとまお(とまおくん)」ですね。
苫前町の特産品を飾り付けた帽子を被ったヒグマのキャラクターだそうです。

しばらく走ると羽幌の町に入りました。
ここでは「オロロン鳥(ウミガラス)」が迎えてくれます。
この鳥は沖にある天売島に生息する鳥で「オロロンライン」の名前の由来になっています。
オロロンはこの鳥の鳴き声がそう聞こえるからだそうです。

この日は神輿と獅子がぶつかり合う激しい神社祭として有名な「羽幌神社祭」の日でした。

北海道の風景、その2「牧草ロール」

北海道ツーリングはまだ始まったばかりです。

コメント

  1. あんちゃん さんへ、
    ほかのフェリーには乗った事がないので
    知りませんでした。
    新日本海フェリーも、新造船以外では
    ビンゴのほかに映画やコンサートがありますね。
    今回は弾き語りでしたが、以前はフルートの二重奏なんかもありました。

  2. 新日本海フェリーはビンゴですが太平洋フェリーはコンサートと映画です。
    それにレストランはバイキングでしたが乗船前に済ませました

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