富士山とダムと蒸気機関車とうり坊に出会うツーリング

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5月はツーリングに最高の季節。

天気が良ければ真夏ほどは暑くもなく快適に走る事が出来ます。

30日の土曜日もそんな天気、この陽気に誘われてハーレーで出かけてきました。

最近よく出かける、「青梅-奥多摩-柳沢峠-塩山-雁坂トンネル-秩父」ルートです。

今回はきれいな景色を撮りたくていつものオリンパスの防水コンデジのほかにデジタル一眼も積んで出かけました。

走行中の写真はすべてコンデジですが、デジ一の色調に合わせて一部補正しています。

雲一つない青空に新緑が濃くなってきて山々がまぶしいほどです。


 

青梅街道を、古里駅から先に走っていると新しく左に曲がっていく道が出来ているようでした。

あとで調べてみると「多摩川南岸道路 城山(じょうやま)工区」がこの日、開通したようです。

10時から式典があって実際に通行出来るのは3時からですからまだ通れませんが、これが出来ると奥多摩市街をバイパス出来るトンネルを含む道がつながるようです。


 


 

まずは奥多摩湖の駐車場で休憩です。

朝から周遊道路の8時開通を待って走りに来ているライダーが大勢います。


 

私はそちらへは向かわず、湖に沿ってのんびり流します。


 

奥多摩湖には浮橋があります。

もう30年以上昔に渡ったことがありますが、ひさしぶりに降りていってみました。


 

湖畔ではフナ釣りの人たちがいました。


 

ゆらゆら揺れる橋の上から眺めた奥多摩湖です。


 

昔はドラム缶だったような気がしましたが、今は専用のポリタンクのようです。

湖の水量=水面の高さに応じて浮かぶ場所が変わってきます。


 

再びバイクにまたがって西へ大菩薩ラインを走ります。


 


 

道の駅たばやまです。

大勢のマスツーリングの方が集合していました。

空、青いです。


 

今回はほんとにのんびりと流していましたので、後ろからくるバイクはほとんど先に行ってもらいました。

走るだけでなく時々停まって渓谷などの景色を眺め、写真におさめてくるのが楽しみです。


 

前にも紹介した朽ち果てたバス。

フロントには「EAGLE」のエンブレムがあり、ウインカーはフロントガラスの横、Aピラーの所に飛び出し式のアポロウインカーが見て取れます。

これからもかなら古いバスだとわかりますね。


 

柳沢峠に到着です。


 

ここからは天気が良ければ富士山がよく見えます。

今回デジ一を持ってきた理由の一つは富士山撮影なんです。

さて、今日は。。。よく見えました。


 

上の方に少し雲がかかっていましたが、くっきりとした輪郭の富士山です。


 

富士山が見えるのはこの峠だけではありません。

この先もしばらくの間は走っている時に富士山が山のあいだの開けた場所から、その勇姿を楽しませてくれます。


 

これは「新美橋(にいびばし)」のところからの富士山です。


 

上の写真の一部をさらに寄ってみると。

富士山の手前に藤の花が咲いて「ダブル・フジ」です。


 

柳沢峠のあたりは気温が19度くらいのところもあり涼しかったのですが、塩山の方におりてくると一気に上がり27、28度になっていました。

フルーツラインを走って公園に停めてアルプスの山々を眺めます。


 

今度は道の駅まきおかからです。

いつもは売店だけ寄ってすぐに通り過ぎてしまうのですが、左手奥に階段があり、「絶景富士山」とありましたので初めて登ってみました。

こんな黄色い花の階段を、青い空に登っていきます。

昔あったゲームで「ぼくの夏休み」というのの一場面のような、子供のころの里山の夏休みを思い起こさせてくるような映像です。

(えーと、でも私の実家は東京都内のしかも23区、山手線の内側なんで「いなか」じゃないんですけど。。。)


 

ここを登ったところから見る富士山も絶景です。

階段を一番上まで行かなくて途中からでも、道路の電線が下に隠れますのでいい写真が撮れるでしょう。


 


 

こんな景色の中を、バイクのインパネ越しに眺めながら走ろうとすれば、無理にかっとば無くてもトコトコ流していれば十分満足出来ますよね。


 

道の駅みとみです。

売店で家へのお土産を買ってきます。


 

林の中からは鳥や虫たちの声が聞こえてきます。


 

大きくカーブする橋を渡れば、


 

雁坂トンネルはもうじきです。

通行料は580円ですが小銭がなかったのでバイクを降りて先に払いに行きました。

料金所のあじさんと「暑いですね」どっから来たの」「無料になるから利用してね」としばし歓談。


 

道の駅まきおかの電光掲示板にも表示されてましたが、雁坂トンネルは今年の7月1日から11月30日の間、通行料が無料になります。

理由は山梨県が補正予算として「道路公社管理道路活用誘客促進事業費」として山梨県への観光誘客を促進するためだそうです。

同様に富士スバルラインも対象になるようです。

 
【追記】
富士山有料道路(冨士スバルライン)の無料化は、
2015年9月15日から11月末までの平日で
登山シーズン終了後の期間限定となります。
対象は乗用車、軽自動車、バイク、自転車などだそうです。

 

雁坂トンネルの中はひんやりして、最低気温は17度台です。

涼しいというより夏のウェアだと寒いくらいです。

トンネルを出た所では黄色い橋を渡るようになっていますが、その先には写真に見える赤い橋が待っています。


 

今日は普段立ち寄らないところにふらっと入っていくツーリングです。

滝沢ダムにも駐車場だけは来た事がありましたが、今日は天気もいいし時間もあるので少し見学してみます。


 

まずは管理事務所に行ってダムカードをもらってきます。

特段集めているという訳ではないのですが、たまたま立ち寄ったところではもらう事もあります。


 

案内板を見てみると、ここは結構見学コースが充実しているようです。

ダムの下の方にもエスカレーターや階段で降りられるようです。

以前、秩父の浦山ダムでも下に降りた事がありますが、そこ以外ではここが二度目です。


 

ダムの堤防(?)の上から見てみると、ダムの下の方やこの先に走るループ橋も見えます。


 

さらによく見るとどうやら放流しているようです。

吊り橋もあるようです。


 

堤防をずっと歩いて行った先の建物の中にエレベーターがあります。


 

そこそこ大人数で乗れるエレベーターです。

ダム上から下のB2まで121mを一気に降りていきます。


 

エレベーター降りた先に少しだけ階段があり、その先は横につながる通路になります。

これはきっとダムの下を歩いているのでしょう。

そしてその先には結構急で段差のある階段がありました。


 

この階段を登っていくとようやくダム下に出られました。

見上げるほどの迫力です。


 

堤防からではなく横のところから放流していました。

その水しぶきはかなり広範囲に飛んできます。


 

吊り橋にたどり着く前の通路でもすでに水濡れ覚悟してください。


 

吊り橋の途中から放流した先を見てみると虹が出来ていました。


 

このあたりではスマホやデジカメは水濡れに注意しながら撮影ですね。

再び先ほどの急な階段を今度は降りていくのですが狭いのでかえってこちらの方が怖いですね。

エレベーターで地上に戻ってきて下を見るとこちらの方が虹が鮮やかに見えていました。


 

さきほど見えていたループ橋を渡ります。


 

道の駅大滝の手前にあるバイク弁当屋さんも、お昼時とあって混んでいるようです。


 

お腹も空いてきましたが、それでも三峯口の駅によって、蒸気機関車の転車台の様子を見学します。


 

向きが変わった蒸気機関車が、駅のホームの方へと向かっていきます。


 

やっぱりSLは近くで走っているのを見ると迫力ありますね。


 

次の見学コースは道の駅あらかわです。

ここ何年か、うり坊を見に来るのがお約束になっています。

今年の子は暑いせいか、すぐに地面に横になって寝てしまうことが多かったですね。


 

うり坊を見ていたらお店のおば、おねえさんが「あら今日は一人?」「私:はい。 まだですよね?」「おねえさん:そうですねぇ、でも今年は少し早まるかも」「私:そうなんですか、じゃあその頃また来ます」「おねえさん:お待ちしています」これがすべての会話です。

知らない人が聞いたら何のことか分からないでしょうね。

内容は「今日は奥様とタンデムじゃないんですね」「毎年買っている栗の渋皮煮が出るのはまだ先ですよね」「でも今年は天候がいいから少し早めにできるかも」ということでした。

道の駅ではこんなかっこいいサイドカーの方がいらっしゃいました。

横のフネには奥様が乗っていました。

お声を掛けて写真を撮らせていただきました。


 

そうこうしているうちに蒸気機関車が通過する時刻になりました。


 

写真におさめたところで、横のハウスで手入れをされていたおじさんが声を掛けてくれました。

高級品種のぶどうを栽培しているそうです。


 

そうして戻ってきたのがいつもの道の駅あしがくぼ。


 

ここでようやくお昼ご飯です。


 

そして食後はライダーお約束のソフトクリームです。

水辺のカフェで紅茶ミックスソフト、今日はおねえさんスタッフだったのでノリも盛りもよかったです!


 

帰りは国道299号線でしたが、のんびりし過ぎていつもより通過するのが遅かったのですちょっと混んでいました。

こんな風にトロトロ走って寄り道するツーリングもいいもんですね。

 

最後に今回のツーリングを5分ほどの動画にまとめてみました。

走行音が割れているので、ボリュームは少し絞り気味の方がいいかもしれません。

 

コメント

  1. SevenFifty(しちごまる) さんへ、
    コメントありがとうございます。
    奥多摩から柳沢峠を越えて塩山に抜ける、
    ツーリングライダーには定番のルートで
    よく見える場所にあるので見かけた方も多いと思います。
    私はバスマニアではないのですが、
    気になったので少し調べてみたいですね。

  2. こんにちは。
    SevenFiftyです。

    >これからもかなら古いバスだとわかりますね
    確かにかなり古そうです、ボンネットバスならある程度は年式が想像できるけどこれは分らんです。
    実車じゃないですがどこかで見たことがある。
    昭和30年代初期あたりの写真の中でです。
    「EAGLE」って、埼玉県のイーグルバスのことかな?

  3. オノジ さんへ、
    こんにちは!
    関東南部ライダーならみんな行ってると思ってましたが、
    北関東の方はあまり来られないんですね。
    昔はあそこの有料道路(当時)は毎週のように走りに行ってました。

    今回も湖沿いの道をのんびりゆっくり流してきました。
    新緑の山と青い空と湖は、走っていても最高の気分でした。
    デジ一の設定の関係もありますが、印象色としてはあんな感じでした。
    真夏になると空はもう少し白っぽくなってしまうので
    春や秋の空が好きです。

  4. メカ好きさん こんにちは

    奥多摩に行かれたんですね
    オノジはまだ一度も行った事がありませんので
    画像を見る都度新鮮味を感じます

    それにしても
    綺麗な写真ですね

  5. don さんへ、
    ダムの上から下を覗き込むと
    断崖絶壁のようですぅーっと引き込まれるような
    感覚に襲われます。
    北海道にも高所を走る橋はいっぱいありますね。
    がんばってください!

  6. 私は高い所が苦手なので、ダム湖付近は行けませんね~(^_^;)
    川を渡る橋類も苦手です!何処を走るんだって感じですね~

  7. ヒトミン さんへ、
    少し本文の方に追記しておきました。
    冨士スバルラインの方は、制約があるようですが、
    それでも無料はうれしいですね。
    世界遺産の富士山の無料化にはいろいろな意見があったようなので
    制限をつけるのは仕方ないでしょうね。

    富士山と藤の花、ゴロ合わせですが気に入っていただけましたか。
    やはりデジ一で撮るとコンデジよりキレイな写真が出来ますね。
    秩父の豚丼といえば野さかが有名ですが、
    混みすぎて数時間待ちとかは私には無理です。

  8. スバルラインただ!マジですか~!!!!それは行かないとwww
    ああ、その前に足治さないと・・・(´・ω・`)
    富士山と藤、すばらしいです!いいなー!
    すてきな景色ありがとうございました。

    あしがくぼの道の駅、あいてる時間に立ち寄った記憶があんまりないんですよ。
    おいしそうな豚丼?一度食べてみたいですw

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