ちちぶ銘仙館と鹿の味噌漬丼ツーリング

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梅雨の中休みに真夏を思わせるような天気が続いています。

7月初めのツーリングを前に、タンデムで出かけてきました。


 

道の駅あしがくぼで休憩している時に、このチラシが目につきました。


 

「ちちぶ銘仙館」はいつも近くを通っていますがまだ一度も訪れた事はありませんでした。

少し前にユネスコの文化遺産に認定された富岡製糸場を見学してから、この手のものに多少興味が湧いてきたのでせっかくなので行って見ることにしました。

 

こちらの建物が「ちちぶ銘仙館」になります。


 

奥には広い駐車場が整備されていますが、この天気にバイクを停めておくと帰るころには熱くなっていそうです。

平日でもお客さんが来ているようです。


 

秩父は作物が育ちにくい土地であったため養蚕が盛んでこれを利用した絹織物の産地として栄えてきました。

この建物はそんな秩父織物・銘仙等の歴史上貴重な史料の展示や伝統的な技術を伝承するための施設として残されてきました。


 

こちらの入口から入ります。


 


 

実際に秩父銘仙を着て撮影したり、館内を散策出来るようになっていますがさすがに暑いので着ませんでした。


 

昭和の初めの建物の様相を残した施設内を順路に沿って回っていきます。


 

蚕から生糸を取り出し、織物に加工していく工程を説明しています。


 

ちちぶ銘仙の特徴は平織りで、仮の横糸を織った状態で右端にあるような柿渋を塗った型紙でシルクスクリーンのように柄を印刷して作っていきます。


 

糸を紡いでいく工程ですが、富岡製糸場と規模を比べるのは酷でしょう。


 


 

色付けされたカラフルな糸を見ているだけワクワクしてきます。


 

ちちぶ銘仙館ではいくつかの体験工房がありますが、こちらは藍染でハンカチなどを染める事が体験できます。


 

秩父アニメの登場人物達が銘仙を着て出迎えています。


 

多数の機織り機が並んでいて、実際に織っている途中の作品を見学できます。

この日はお一人の方が織っていらっしゃいまして色々と説明してくれました。

縦糸はなんと1600本もあり、その一本一本を機械に掛けて織っていくのですが途中で間違えると大変なことになるので気を使うそうです。

また織っている最中に縦糸が切れると、ストッキングの伝線のようになってしまうこともあるそうです。


 

こちらの柄染もそれぞれの生徒さんがオリジナルのものや既存のものなど思い思いで染めているそうです。


 

館内に展示されているボードの中に、まだ採掘されずにある武甲山の姿が残っていました。


 

見ている角度が違いますが今日通ってきたときの姿がこちらです。


 

こちらの部屋にもちちぶ銘仙が飾られていました。


 

見学を終え建物の外に出てみましたが、すぐとなりには秩父夜祭りで使われる山車を保管してある蔵がありました。


 

 

その後道の駅あらかわで休憩。


 

道の駅両神温泉に向かいますが、もう真夏のツーリングのようです。

気温も30度を超え暑さマックスです。


 


 

バイク置き場にはこんな変わったトライクが停まっていました。


 

リアには人力車のように屋根付きの座席が付いています。

 

小鹿野まで来たのでこちらでお昼ご飯にします。


 

前から気になっていた「天然鹿の味噌漬丼」を注文してみました。


 

手前がその鹿の味噌漬丼です。


 

さすがに野生鹿なのでかなり歯ごたえのあるジビエ肉で、野さかの味噌豚丼のような香ばしく焼いたものではなく独特の味噌たっぷりのものをフライパンで焼いたお肉がのっていました。

 

水田に稲が育っている風景を眺めながら走り抜けます。


 

帰りは関越道に乗っていきましたが、エンジン回転2200rpmでGPS速度で100km/h、メーター読みでは118km/hでした。


 

高坂SAエリアに立ち寄ってひんやり冷えた桔梗信玄餅クレープでクールダウンして小布施の栗ようかんを買って帰りました。


 

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