暑い夏がやってきますね。
バイクに乗る時のウェアもこれからの季節はTシャツの上にライディングウェアだけというかんじになります。
バイクを停めて休憩してライジャを脱いだ時に見えるTシャツが、自分のバイクの写真をプリントしたものだったらちょっと自慢したくなりませんか。
今はいろいろなところで原稿を持ち込めばTシャツに加工してくれるショップがあります。
でも機械をそろえれば自分の家でオリジナルTシャツがつくれちゃいます。
私が実際につくって着ているTシャツはこちらです。

それでは制作した手順を紹介します。
まず原稿を用意します。
一枚の写真をプリントしただけではおもしろくないのでちょっとひと手間くわえます。
お気に入りの写真を何枚か並べてコラージュをつくります。
今回はこちらの4枚の写真を使いました。

そしてそれをアメリカン・コミック風にするためにフレームをつけ、吹き出しもそれ風のデザインとロゴをアレンジします。
これらの加工はパソコンのイラストレーターで作業しました。

今回つくるTシャツプリントはカラーではなくモノトーンなので、使う写真の方はフォトショップを使って彩度を落としさらにコントラストを強くしました。
またあまり細い線はプリントできないので細かいところは太くレタッチしておきます。

加工したモノトーンの写真とフレーム、吹き出しを合成したものがこちらです。

これらはパソコンの画像処理ソフトを使って作業しましたが、最近だと写真をアップロードすればAIがこういった加工をやってくれることもできるのでしょうかね。
原稿からTシャツをつくるのには「シルク印刷」という方法でおこないます。
これも「シルク印刷」「製版作成」と検索すればデータを送ってシルクスクリーンのメッシュに製版したものを加工してくれる業者がみつかります。
今回は自分で製版から印刷までを行ないましたが、その時に使ったのがこちらの「Tシャツくん」という機械です。
これを使えば紙の原稿からシルクスクリーンのメッシュを製版して、専用のインクを使ってTシャツなどの生地にプリントできます。
写真の機械だとタテヨコ22cmまでのプリントができます。 さらの大きなサイズや小さいサイズ用の機械も販売されています。




作業の主な流れはメーカーのサイトにくわしい説明と動画がありますのでここではカンタンな説明にしておきます。
まず製版の原理ですが、シルクを貼った特殊なスクリーンに光に感光する溶剤が塗られています。
機械の上に原稿を置いてその上に製版用のメッシュをのせます。 下から光を当てると黒い部分は光を通さず、塗っていない部分は光を通すのでその部分の溶剤だけ硬化します。 あとで水洗いすると光を通さなかった黒い部分だけ溶剤が洗い流されメッシュに穴があきます。
1.つくった原稿を紙に印刷するのですが紙の厚さで光の透過率が変わってきますので必ず専用の用紙にコントラストを強くして印刷します
2.機械を設定に合わせてタイマーをセットすれば光って製版ができます。
3.感光したメッシュを筆に水をつけてやさしくなでれば原稿の黒い部分だけ穴が開いて白くなります。
4.メッシュを貼ったフレームをTシャツの上に置き、インクをのせてスキージーで伸ばせば、穴の開いた部分だけインクがTシャツにプリントされます。
5.乾かした後、アイロンをかければしっかりTシャツの定着して洗濯しても落ちなくなります。

それでは実際の作業の様子をご覧ください。
私の原稿でやったときは写真を撮っていなかったので別の原稿での様子です。
やはり愛車のハーレー、スポーツスターの写真を使っています。
右側が元の写真、左下がそれをモノトーンにしてさらにタンクのデザインをアレンジしてみました。
左上がテスト印刷で生地に試しプリントしたものです。

溶剤を塗ったメッシュスクリーンは光に弱いので黒いビニールの袋に入っています。
テーブルの下など光の当たらない場所で袋から取り出し、専用のフレームにピンとなるように張ります。

すぐに機械に原稿とフレームをセットして感光させています。
この写真は古いタイプの機械なのでブラック仕様でした。

感光が終わったらキッチンペーパーを下に置いて水を含ませた筆でなでて残った溶剤(黒い原稿で光を通さなかった部分)を拭き取ります。

フレームをTシャツの上において版の片側に専用インクをたっぷりのせます。

スキージーを傾け一定の速度で引いてきます。

右がテストプリントしたもの、左が元の紙の原稿です。

うまくTシャツにプリントできました。
このあと乾燥させてからアイロンをかけて完成です。

こちらは私の原稿でセットした時の様子です。

まだフレームにスクリーンを貼る前です。

はい、一気にできあがった写真です。
元の原稿どおりにしあがりました。

プリントした部分を拡大したものです。
あまり細い線やドット、文字は印刷できませんので原稿を作成する際にある程度レタッチが必要ですが、ここまでプリントできれば十分です。
(あとになって「Yaeh!」の文字が「Yaei!」になっているのに気が付きました。 はい、私はヤエーではなくピースサイン世代なんです)

同じ版でもインクをしっかり拭き取れば別の色で印刷できます。

四枚のTシャツにプリントしてみました。

お気に入りができたので北海道ツーリングにも必ず着ていきます。

夏のビーナスラインでも愛用していました。

今回は「Tシャツくん」を使った制作を紹介しましたが、
・原稿の製版を依頼する
・原稿を送ってTシャツのプリントを印刷する
という方法でもお気に入りの愛車やペットの写真でTシャツをつくってツーリングに着ていっても楽しいですね。













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