先日、秩父に行った際に横瀬の寺坂棚田にも寄ってきました。
棚田のあぜ道に咲く曼珠沙華が見頃を迎えていたからです。
ここは私の家から一番近くにある棚田で、休みの日の朝にふらっと出かけて、ほとんど人のいない棚田のあぜ道を歩いたり、東屋でぼーーーっと棚田と武甲山を眺めているのが好きでした。
時には1時間近くもひとりでここにいることもありました。
一年を通して出かけ、もう何回行ったことでしょう。
今のように棚田近くに駐車場が出来る前は、手前のウォーターパークに停めて歩いて行きました。
早春、まだ田に水が張られる前の静かにたたずむとき
一部の田に水が引かれ始め、息づいてくるとき
稲穂が精一杯育ち、力強い生命力を感じさせてくれるとき
今回は曼珠沙華まつりはもう終わっているので売店とかはありませんでしたので棚田の駐車場に停める事が出来ました。
駐車するとすぐに環境整備協力金として「一人200円以上をいただいています」
そしていただいたのが妻と二人分でこちらの「古代米」一袋です。
これはここの棚田で収穫された古代米です。
坂道を少しのぼってあぜ道を散策していきました。
あぜ道には赤い曼珠沙華の花が咲き誇っていました。
少しだけ白い花も咲いていました。
昨年まではもう少し早い時期に来ていたので、早咲きの白い曼珠沙華がもっと咲いていました。
武甲山と一緒に写って曼珠沙華の絵が好きです。
こちらが古代米です。
コスモスの花の時期も来ているんですね。
ところで、タイトルに書いた「終わっている」とは、
平日でもとても大勢の方が曼珠沙華の花を観に、そして写真に収めに来られていました。
とくに高齢の方で大きなカメラと大きな三脚を担いで来られた方が大勢いました。
その方々は、けして広いとは言えないあぜ道に三脚を大きく広げずっと撮影をしていました。
それだけでなく、農作業をされたいる方を撮影したり、あげくはほかの方に向かって「撮影しているんだからソコ通らないで!」と叫んでいました。
協力金にしろ、大勢のカメラマンを迎え入れることは、地元の横瀬町の方が観光資源として積極的にアピールして望んでやっていることでしょうから私がどうこう言えるものではありません。
勝手に私が、しずかなのんびり出来る場所だと思っていただけなので、そこがこのような状態になった以上、訪れる回数はもう少なくなるでしょう。
とても残念な気持ちでここの棚田を後にしました。
寺坂棚田は私の中ではもう終わりダナ
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コメント
ベチケン さんへ、
まさにそんな気持ちです。
せっかく見つけたステキな場所なので
人に伝えたい思いが強いのですが、
そんな場所がこうなると寂しいです。
私が書いた事が要因ではないでしょうけどね。
mau さんへ、
お久しぶりです。
そうなんですか。
ここの古代米を作っているんですか。
早朝は何度か行ってますが、
夕方にここに来るのは泊まりでないと無理です。
夕日の棚田と武甲山も美しいでしょうね。
小学校の恩師がすぐ近くに住んでいて、この棚田で古代米を作っています。泊まりで遊びに行った時、夕方や早朝に行くと観光の方はおられず静かな雰囲気を味わうことができました。
お店とかでもそうですが、自分のお気に入りな処って ほんとはぜひ皆んなにも教えて回りたいくらいなのだけれど、でも誰にも教えたくないような、ヒミツにしておきたいような 複雑な気持ちになりますよね。
皆に知れ渡り 大勢の人が集まり、ましてや荒らされてしまったりするとそれはもう、違う 残念なものに変わってしまうから、、
本当に良いものって ほんの一部の人だけの、「知る人ぞ知る」贅沢。なのかもしれませんね。
う〜ん、難しい、ですな、、