バイクに乗って48年。
若い頃なら何でもなかった動作が、最近少しだけ気になるようになってきました。
それは……
サイドスタンドを払って、ハーレーを起こす瞬間。
昔なら「エイヤッ!」で簡単に起こせたのに、最近は「あれ?こんなに重かったっけ?」と思うことがあります。

もちろん原因のひとつは、このバイク。
2008年式FLSTC。 車重は約400kg。
18年間乗り続けてきた相棒です。
重いことは最初から分かっていたし、その重さこそハーレーらしい安心感でもあります。
でも最近感じるのは、体力だけではなく……
停める場所によって、バイクの起こしやすさが大きく変わること。
平らな場所なら問題ありません。
でも道路は意外と完全な水平ではなく、路肩に向かって下がっている場所も多い。
そんなところに停めると、サイドスタンド側への傾きが増えてしまい、起こす時に一気に重く感じます。
特にこんなカーブ途中の坂道。

写真で見てもかなり傾いています。

「もう少しだけ立ってくれたら……」
そう思ったのが今回のきっかけでした。
ちなみに調べてみると、
「バイクを倒してしまった状態から起こす」ことは一般的に「引き起こし」と言いますが、サイドスタンドを払って車体を起こす動作には、特に決まった名前はないようです。
毎回やっているのに名前がない動作って、なんだか面白いですね。
そこで考えたのが、
サイドスタンドベースを少し厚くして、停車時の傾きを減らす方法。
本来は柔らかい地面でサイドスタンドが沈むのを防ぐためのパーツですが、今回はそれを利用します。

サイドスタンドベースの裏側に厚めのゴム板を貼り、合計で約15mm高さを増やしました。

使い方は簡単。
バイクの横に立ち、少しだけ車体を起こして……
その隙間にサイドスタンドベースをセット。

そして跨ってサイドスタンドを払う。
ベースにはヒモを付けたので、跨ったままでも回収できます。
では、どれくらい変わるのか。
計算してみました。
・サイドスタンドベース 約5mm
・ゴム板 約10mm
→ 合計 約15mm

サイドスタンドから車体中心まで 約40cm
この高さアップによる傾き補正は、約2.15度
になります。
さらにハンドル位置(地面から約1.2m)では、
なんと約4.5cm車体が起きる計算。

4.5cmと言うと小さく感じるかもしれませんが、400kgのバイクではこの差が意外と大きいはず。
まだ実際のツーリングでは試していません。
でも、長年付き合ってきた相棒と、これからも安心して走るための小さな工夫。
若い頃みたいに「力で乗る」だけではなく、知恵を使ってまだまだハーレーを楽しむ。
そんな年齢になったのかもしれません。
この小さな15mmの改良が、果たして400kgのハーレーにどれだけ効くのか。
次のツーリングで試してみたいと思います。
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