自宅サーバーに関するまったくの個人的な備忘録です。
LinuxのPostfixを使ったメールサーバで、
サーバに登録しているユーザ宛に届いたメールを他に転送する方法です。
実際の使用例としては、
自宅サーバで運用しているブログあてにコメントやトラックバックが届いた時に
登録してあるメール(例えばblog@greenleaf.ddo.jp)を
携帯電話に転送して、外出先でも内容を把握したりします。
設定する方法は、
postfix/aliasesを使う方法と、.forwardで設定する方法がありますが、
簡単な「.forward」で行う方法の備忘録です。
■今回の例では、
blog@greenleaf.ddo.jp 宛のアドレスに来たメールを、
携帯電話のメアド、例えば keitai@docomo.ne.jp に転送する方法を例示します。
転送したいサーバのユーザデレクトリィ(上記の例では「blog」ユーザ)の直下に
「.forward」ファイルを作ります。
これはテキストファイルでなく、頭に「.」が付いたファイルです。
root権限でviやgeditエディタを使って、例えば
[root@******]# gedit /home/blog/.forward
と入力し、新たにファイルを作ります。
Windowsマシンでは「.forward」というファイルは新規作成出来ませんが、
LinuxならOKです。
書き込む内容は、
blog,(転送先のメールアドレス)
(今回の例では、
blog,keitai@docomo.ne.jp となります)
これだけです。
最初の(バックラッシュ=¥)blogは、ループを防ぎつつ転送元にメールを残す為です。
複数の転送先を設定したい時は、「,」で区切って記載します。
例えば、
blog,keitai@docomo.ne.jp,keitai2@au.ne.jp,keitai3@softbank.ne.jp
あとはこのファイルが動作するように権限を変更します。
[root@*****]# chown blog.blog /home/blog/.forward
[root@*****]# chmod 600 /home/blog/.forward
と権限設定すればOKです。
これだけの作業で、blog@greenleaf.ddo.jp に来たメールが
外出先の携帯電話のメール keitai@docomo.ne.jp に転送され、
確認する事が出来ます。
私の自宅サーバの場合、自鯖あてに届いたメールが数秒程度の時間差で
すぐに転送されるので非常に重宝しています。
コメント
root メール転送
CentOSでは大事なメールはroot宛に送られてくるので、これを自分のメールに転送しよう。
/etc/の下にaliasesというファイルがあるので…
ichirouさんへ、
なぜか昔、自鯖をやってらっしゃった方が、
やめてしまう事が多いようですね。
なぜなんでしょうか。
確かにメンテナンスの手間や電気代、騒音とか考えると
自宅でサーバー立てるメリットが少ないかもしれませんね。
まるで、昔流行って、今は廃れてしまった「自作PC」のように。
でもまだ容量の自由度やいろいろ遊べる点では、
自鯖やレンタルサーバーはおもしろいと思うのですが。
鯖備忘録は久しぶりですね。
なんか自鯖を止めた僕には懐かしい感じがします。
Postfixはsendmailに比べると設定が楽で「抜け」が少なく良かった気がします(笑)
最後の最後に作った鯖はメールサーバーに関し、かなりの時間をかけてかなり強固な作りにした思い出があります。「何をもって強固なの?」って聞かれても困っちゃいますが(笑)