昔のツーリングは今とこんなに違っていたep.3

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今みなさんが楽しんでいるツーリングと比べると私がバイクに乗り始めたおよそ50年前とではこんなにも違っていましたよという回想録その三回目です。
今回は次の三つ、いえ四つの点から紹介していきます。
【今】Yaeh! → 【昔】ピースサイン
【今】SNS、Youtube、ブログ → 【昔】バイク雑誌の「ツーリングレポート」
【今】ヘルメット必須 → 【昔】ノーヘルOK
 
最初に オマケ(パンク修理)として追加した、
【今】チューブレス → 【昔】タイヤはずしてチューブ修理から紹介します。
【今】チューブレス → 【昔】タイヤはずしてチューブ修理
最後に長距離ツーリングをしていると避けられなかったのがパンクでした。
今は道路の清掃状況も向上していますしタイヤもチューブレスタイヤが主流となりパンクしにくくまた仮にパンクしたとしても修理がカンタンにできるようになりました。
チューブレスタイヤのパンク修理はクルマのそれと同じで、パンクして損傷した釘などを取り除いたら糊を付けたゴムシートを専用工具でねじ込んであまりをカットすればいいのでとてもラクになりました。
 
昔は道路の路肩はしにはよくゴミや釘などが落ちていてパンクすることもよくありました。
中型バイク(ホンダHAWK)で関西・四国・九州と3週間旅していたときには3回もパンクしてしまいました。 後輪が2回、前輪が1回でした。
一般的には前輪が跳ね上げて釘などを起こしてそれが後輪にささるパターンが多いのですが前輪でもパンクすることがありました。
上にも書いたように事前にいろいろなバイクの雑誌、単行本でパンク修理のシュミレーションをやっていたのが役立ちました。


それまで自転車のパンク修理もやったことはないですが、ソロツーリングでひとけの少ない場所でパンクしたら自分で修理するしかありません。


その方法は、
 1.車軸ボルトの割りピンをはずしゆるめる
 2.ブレーキロッドのネジをはずす
 3.メインスタンドを立ててチェーンアジャスターをゆるめる
 4.フレームからタイヤをはずす
 5.リムの口金キャップをはずし虫ゴムをゆるめ空気を抜く
 6.タイヤを傷つけないよう床に布(私の場合は防水用に持っていったバイクカバー)敷いてタイヤを置く
 7.タイヤを踏んでビードをリムから落とす
 8.タイヤレバーを差し込む さらに2本のリムを差し込みタイヤをリムからはずす
 9.チューブを耳に近づけ空気の漏れている場所を確認する(あればバケツに水を入れチューブを中に入れ気泡を確認する)
 10.穴の開いている周囲を荒い紙やすりでけずり糊の密着度が高まるようにする
 11.ゴムのりをチューブにぬりしばらく放置して乾燥させる
 12.パンク修理用のパッチを押し当てて貼り、上から平らなもの(あればハンマーなければ瓶の横など)で叩いて密着させる
 13.チューブに空気を入れ耳を近づけ空気が漏れていないか確認する
 14.問題がなければこの手順の反対でチューブをタイヤに戻し、リムにビードをはめタイヤを組む
 15.最後にポンプ(長期ツーリングの時は携帯用のハンドポンプは必携でした)で空気を入れエアゲージで規定値になったか確認する
文章に書いてみてもけっこうたいへんそうですが実際にリムからビードを落としたり、戻すのはかなりの力作業でした。
後輪の場合はこれでOKでしたが前輪の場合はメインスタンドだけではタイヤは地面から浮いてくれません。 そんな時はエンジンの下にブロックや大きな石などかませてタイヤを浮かせて作業しました。
それでも当時はこのパンク修理の作業がひとりでできないと安心して長距離のツーリングはできませんでした。
 
当時も携帯用のパンク修理剤「タイヤパンドー」はありました。
でも釘の穴が大きかったり、亀裂が入ってしまった時には約に立ちません。 またその後もしばらくツーリングを続ける場合には安心できないのでやはりチューブ自体のパンク修理が必要でした。

できれば予備のチューブを持っていくのが安全策です。
 
そういえばこの四国九州ツーリングの際、チューブの破損が大きくパッドでは修理できないことがありました。
たまたま予備のチューブも使ってしまい在庫はありません。
しかもその日はちょうど8月15日、お盆の日です。
困っていたらちょうど通りがかった軽トラのオジサンが声をかけてくれました。
事情を説明すると「それならバイクや自転車の修理の店まで連れてってやるよ」と言ってくださいました。
お盆でお店が休みの中、シャッターを叩きなんとか出てきてもらい運よく希望サイズのチューブを手に入れることができ修理に取りかかれました。
軽トラのおじさんにお礼を言ってお金を渡そうとすると「困っている時はお互い様だからそんなのいらないよ」と言ってくださいました。
そんな事もソロで日本各地を旅した懐かしくいい思い出です。
今乗っているハーレーは前輪はキャストホイールに交換してチューブレスですが後輪はスポークホイルでチューブ入りです。
一応大型用のパンク修理剤は携行していますが、タイヤをはずしてビードを落としチューブ修理するのは私にはぜったい無理です(海外の動画だとハーレーのタイヤを機械を使わず人力だけで修理・交換している人がいました)。
まあハーレーのタイヤは通常のバイク用よりサイドウォールがかなり固くなっていて釘が刺さっても空気が抜けにくくすこしくらいなら走行することができるんです。
そうそうパンク修理の様子を撮影した写真ですが、残念ながらありません。
作業することだけで頭がいっぱいで写真におさめるという発想がまるでありませんでした。
 
【今】Yaei! → 【昔】ピースサイン
今のツーリングでほかのライダーさんとすれ違う時、手をあげたり大きく振って挨拶することがありますね。
「ご安全に」「ツーリング楽しんでますか」などといったいろいろな感情を込めてのものです。
なかにはこれがあまり好きでないかたもいるかと思います。
今はこれを「Yaeh」とよんでいますね。
この言葉の語源はよく知られていると思いますが2003年頃に「2ちゃんねる」でこの挨拶サインを「Yeah!(イエー)」と書かずに間違えて「YAEH!(ヤエー)」と投稿してしまったことだと言われています。
それまでの2000年初頭まではあくまで「ピースサイン」と言われ、ポーズ自体も写真でやっていた指二本を伸ばしたものでした。

昔は日帰りで都市部から少し離れただけの近場のツーリングでもけっこう目にする機会が多かったです。
今は北海道ツーリングをしていると多くのライダーがYaeh!を交わしています。

昔の「ピースサイン」を交わしている写真を掲載したかったのですが、以前は走りながら写真を撮ることはできなかったですし動画で撮影することもなまったのが残念です。
 
【今】SNS、Youtube、ブログ → 【昔】バイク雑誌の「ツーリングレポート」
今はツーリングの楽しさや素敵な景色や経験をしたことや大変だったことなどはSNSやYoutubeなどに公開して多くの方に観ていただくことが可能になっています。
昔はバイクに関する情報は月刊のバイク雑誌や書店でバイク関連の単行本を買って得ていました。
私が主に読んでいた月刊誌は「オートバイ」「モーターサイクリスト」「ヤングマシン」でした。

単行本もいろいろ購入しました。


これでツーリングの注意事項や楽しさ、途中でのトラブルに対応することやバイクの整備をいろいろ覚えました。

バイク雑誌にはいろんな人の「ツーリングレポート」されていてそれを読みながら「いつかは自分もそんな長期間のツーリングをしてみたい」と夢をふくらませていました。

 
【今】ヘルメット必須 → 【昔】ノーヘルOK
今バイクに乗るにはヘルメットを被ることは必須です。
でも昔は一部
1965年以前は高速道路の着用努力義務以外は排気量や道路の制限速度にかかわらずノーヘルでも走行可能でした。
1975年以降は原付以外は着用が義務化されましたが、それでも原付はノーヘルOKでさらに大型バイクでも大型バイクでも30kmh制限の道路ではノーヘルでも走行することができました。
1978年には原付以外のバイクはすべての道路で着用が義務化され、さらに1986年からは原付を含むすべてのバイクでノーヘルでの走行が禁止されました。

実際には原付に乗っていた時にも安全のためにヘルメットはかぶっていました。
昔は出前のスーパーカブなどヘルメットを被るのがちょっと面倒だったからかもしれません。 それでもバイクでの事故、特に転倒時の頭部損傷によるものが顕著となり段階を経て義務化されていきました。
写真ではノーヘルで走っていますが、これは友人達とローカル駅の構内を走った時のものです。

ほかのクルマと一緒に走る大きな道でノーヘルで走るのは不安で無理でした。
 
 
三回に渡って書いてきた「【今】と【昔】のツーリングはこんなに違う」もこれで終わりです。
いろいろと不便なこともあった昔のツーリングですがそれでも今になってもこうして懐かしく思い出される貴重な体験でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 ※ドロドロになりながら無事に帰ってきた愛車でした。 3週間の野宿旅、ありがとう!

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